海外FXでのスキャルピングが勝てないのはなぜ?環境を変えれば結果は変わる

「海外FXでスキャルピングしてみたけど、なかなか勝てない…」
「思ったより利益が残らない…」
そう感じてこのページにたどり着いた方も多いのではないでしょうか。
海外FXと国内FXでは取引の土台となる仕組みが大きく異なります。
環境の違いが、スキャルピングで勝ちづらくなる原因の1つです。
本記事では、海外FXと国内FXの違いを整理しながら、海外FX会社を利用したスキャルピングで勝てない原因について解説していきます。
この記事の監修者
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有岡 直希
ファイナンシャルプランナー
大学卒業後、Webマーケターを経て外資系生命保険会社に転職。 個人のライフプラン・コンサルティングに携わり、顧客のニーズと社会保障制度を加味した論理的な提案に定評あり。 各生命保険商品を徹底的に分析し、価値ある商品の選別と保険の効果を高める活用法を提案します。- <保有資格>
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この記事の目次
海外FXスキャルピングでは勝てない?国内FXとの違いを正しく理解しよう
スキャルピングでコツコツ利益を狙っているのに、気づけばマイナスばかり…。
そんな悩みを抱えている方は多いのではないでしょうか。
実は、「手法の問題」ではなく、使っている環境そのものが原因で、スキャルピングに不利な状況に陥っている人も少なくありません。
勝てない理由につながる海外FXの仕組みや国内業者との違いを整理していきましょう。
レバレッジの違い
少ない証拠金で大きな取引ができる仕組みがレバレッジですが、国内FXでは最大25倍までと金融庁によって制限されています。
一方、海外FXでは数百~数千倍のレバレッジを提供する業者も多いです。
1000倍レバなどのハイレバレッジ取引は、ごく小さい値動きでも証拠金が吹き飛ぶため、実質的に一発勝負のギャンブルに近くなります。
一見有利に見える高レバレッジですが、リスクが高く勝ち続けるのは容易ではありません。
ゼロカットとロスカットの違い
国内業者で採用されているロスカットと、海外FXでよく見かけるゼロカットには、次のような違いがあります。
・証拠金維持率が一定割合を下回ると強制決済
・過度な損失を未然に防ぐための仕組み
・損失が残高を上回ると追証が発生する
・金融庁のルールにより国内業者の義務
・残高がマイナスになっても追証なし
・業者がマイナス分を補填(条件付きの場合も有)
・証拠金が一瞬でゼロになるリスクが高い
・日本国内では金融庁の規制により導入不可
海外FX業者なら「ゼロカットがあるから追証されないし安心」と思っていませんか?
確かにゼロカットは、口座残高がマイナスになっても追加で支払わなくて済む仕組みです。
しかしゼロカットは損失そのものを防ぐ制度ではなく、借金になりにくいだけであると忘れてはいけません。
実際には、ゼロカットに安心してハイレバレッジで取引した結果、数秒で証拠金が吹き飛び「スキャルピングで勝てないどころか、再起不能になる」人もいます。
スプレッドの違い
スプレッドとは、通貨を「買う価格」と「売る価格」の差であり、実質的な取引コストです。
スキャルピングのように1日に何度も取引を重ねる手法では、このスプレッドの広さが直接利益に影響します。
国内FXでは、ドル/円で0.2銭程度の原則固定スプレッドを採用している業者が多く、コストを把握しやすいのが特徴。
スプレッドが常に変動制の海外FX会社だと、思わぬコスト差が生じてトレードの再現性が下がる要因になります。
スプレッドの安定性は、スキャルピングで勝てないと感じている人が比較すべき重要な取引条件でしょう。
海外FXだとスキャルピングで勝てないと言われる訳
スキャルピングは数秒〜数分単位で何度も取引を繰り返すため、取引環境やコスト、約定力などが結果に大きく影響します。
海外FXには一定の自由度がありますが、その裏には注意すべき点も多く存在します。
取引コストが利益を圧迫する
スキャルピングは数pipsの利益を積み重ねる取引手法なだけに、1回のコスト差がそのまま収支に響きます。
国内FX業者のスプレッドは原則固定で、ドル/円なら0.2銭程度が標準です。
一方、海外FX業者は1.0〜2.0pipsが一般的で、相場によって大きく変動します。
スプレッドが広がりやすい・取引手数料が別途かかるなどでトータルでの収支を圧迫して勝てないと感じやすいでしょう。
海外FXではスプレッドが広がりやすい・取引手数料が別途かかるなどでトータルでの収支を圧迫して勝てないと感じやすいでしょう。
高レバレッジ=大きなリスクも伴う
海外FX業者のハイレバレッジは一見すると「少額で大きく増やせる」ように感じられます。
しかし価格がわずかに逆行しただけで証拠金が一気に減少し、口座残高がゼロになるリスクも高いです。
ゼロカット制度があっても損失が帳消しになるわけではなく、「資金が一瞬で失われる可能性がある」現実には変わりません。
海外FXでのスキャルピングで勝てないと感じた人が検討すべきFX会社
海外FXでのスキャルピングで勝てない原因は、あなたのせいじゃないかもしれません。
もちろん、感覚任せのエントリーや、損切りラインを決めずに資金を減らしてしまうなど、自身のミスが原因で負けてしまうトレーダーも少なくありません。
しかし不利な取引環境で戦っているのが要因で、結果を出せないトレーダーもいます。
だからこそ、テクニックだけでなく、取引環境の見直しが勝敗を左右する重要なポイントになります。
スキャルピングに特化したツール
スキャルピングではスピードとツールの使いやすさが結果に直結しやすいです。
JFXはスキャル歓迎を明言しており、操作性に優れたアプリや高速約定など、短期売買に特化した環境が整っています。
海外FXで勝てないのは環境のせいかもと感じた人にとって、JFXは有力な選択肢の1つです。


スプレッドのブレを避ける
海外では変動スプレッドを採用しているFX業者も多く、スプレッドが固定されていないため、取引ごとのコストが読みにくくなりがちです。
マネックス証券は原則固定スプレッドを採用しており、安定した取引環境が保たれます。
「思ったより利益が残らなくて勝てない」と感じている方は、コスト面の不安を減らし、手法に集中できるブレの少ない業者を検討するのも一つの方法です。
不利なレートでの約定を抑える
注文した価格と実際に約定された価格の差がスリッページです。
変動が大きい相場だとスリッページが発生して、不利なレートまたは有利なレートで約定する取引もあります。
GMOクリック証券ではスリッページ対策として、注文時に限度幅を設定可能です。
海外FX会社でスキャルピング中に不利なレートで約定して勝てないと感じた人はGMOクリック証券で許容スリッページを定めた取引を利用してみましょう。

海外FXでのスキャルピングで勝てないなら口座を変えて着実に利益を狙う
海外FXでは高いレバレッジやゼロカット制度など魅力的な制度がある一方で、過度なレバレッジに伴うリスクも少なくありません。
一方、国内FX会社は、金融庁に登録されており、スプレッド・手数料の透明性や、安定した取引環境が整っているのが特徴です。
– 固定スプレッドでコストが読みやすい
– 約定スピードや取引システムの信頼性が高い
– 日本語対応のカスタマーサポートがある
「勝てない」と感じたときこそ、手法以外の視点からFX業者を選び直してみるのも1つの方法です。