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ペーパードライバー向けの保険はある?おすすめの自動車保険と選び方

久しぶりの運転で事故を起こさないか不安…
ペーパードライバー向けの自動車保険はある?
長期間ハンドルを握っていない「ペーパードライバー」の方にとって、いざ運転する場面は緊張の連続ではないでしょうか。
事故やトラブルが起きたときに備えて、適切な保険を選ぶのが安心への第一歩です。
この記事ではペーパードライバーが抱えるリスクと不安や、おすすめ保険タイプ、保険の選び方を解説していきます。
この記事の監修者
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有岡 直希
ファイナンシャルプランナー
大学卒業後、Webマーケターを経て外資系生命保険会社に転職。 個人のライフプラン・コンサルティングに携わり、顧客のニーズと社会保障制度を加味した論理的な提案に定評あり。 各生命保険商品を徹底的に分析し、価値ある商品の選別と保険の効果を高める活用法を提案します。- <保有資格>
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この記事の目次
ペーパードライバーが抱えるリスクと不安

運転から離れている期間が長いと、交通ルールを忘れていたり、駐車や車線変更に自信が持てなくなったりします。
初心者の頃に感じた緊張感が再び現れ、ハンドルを握ることに不安を覚える人も多いです。
自信のなさは判断ミスを誘発しやすく、思わぬトラブルにつながる可能性も。
事前に保険で備えておけば、安心して運転を再開できるでしょう。
運転ミスによる事故のリスク
ペーパードライバーは操作感覚が鈍りやすく、タイミングのズレから事故につながる危険があります。
交差点や駐車場では即時の判断が求められ、慎重な運転が欠かせません。
相手や同乗者の安全にも影響が及ぶため、無保険での運転は非常にリスクが高いです。
安心して再出発するには、自動車保険の備えが精神的な支えとなります。
保険未加入による経済的リスク
保険に未加入の状態で事故を起こしてしまうと、修理代や治療費など全額を自己負担する必要があります。
費用は数十万円から数百万円に膨らむ可能性があり、家計への影響も避けられません。
たとえ運転の頻度が少なくても、予定があるなら加入しておくのが賢明です。
「めったに使わないから大丈夫」と考えず、リスクへの備えを忘れないようにしましょう。
ペーパードライバーにおすすめ保険タイプ

短期自動車保険
短期自動車保険は、1日単位や1週間単位で加入できる自動車保険。
スマートフォンやコンビニ端末から申し込みが可能で、即日で補償を開始できる手軽さが大きな魅力です。
必要なときだけ補償を受けられるため、自家用車を持たず日常的に車を使わないペーパードライバーの方のニーズにマッチしています。
✅ 対人賠償保険|他人をケガさせたとき
✅ 対物賠償保険|他人の車や物を壊したとき
✅ 搭乗者傷害保険|自分や同乗者がケガをしたとき
✅ その他の補償|ロードサービスや自損事故 等
基本の補償に加え、特約が付けられる場合が多いので、利用目的や運転スキル、誰を乗せるのかを考えて、バランスの取れた補償内容にしましょう。
ドライバー保険
ドライバー保険は、他人の車を運転中に事故を起こした場合でも、運転者自身が補償の対象となる保険です。
✅ 対人賠償保険|他人をケガさせたとき
✅ 対物賠償保険|他人の車や物を壊したとき
✅ 人身傷害補償|自身や搭乗者がけがをしたとき
車に対してではなく、運転者本人に対して適用される保険で、免許は持っているものの自家用車を持っていない方が加入できます。
自賠責保険(自動車損害賠償責任保険)ではカバーできない額の賠償金が発生し、車の貸し主が任意保険に未加入の場合、運転者または貸し主が自己負担しなければなりません。
万が一、死亡事故を起こした場合には、賠償額が1億円以上となるケースも。
借りた自動車に付いている保険では補償対象外になってしまうケースも多いため、久しぶりに運転するペーパードライバーにとって心強い備えになるでしょう。
補償対象外になるケース
ドライバー保険は、他人の車を一時的に運転する際の事故を対象にしているため、以下のようなケースは補償が適用されません。
・本人や配偶者、同居家族所有の車を運転
・本人が役員となっている法人所有の車を運転
・業務中の運転や会社所有の車の運転
同居家族とは、親だけでなく兄弟姉妹、祖父母なども含まれるため注意が必要です。
● 自家用小型乗用車
● 自家用軽四輪乗用車
● 自家用小型貨物車
● 自家用軽四輪貨物車
● 自家用普通貨物車(最大積載量2トン以下)
● 特種用途自動車(キャンピング車)
● 二輪自動車
● 原動機付自転車
長期間借りている車を日常的に使っている場合も補償されない可能性があるので、加入時には確認しておきましょう。
家族の自動車保険を活用
家族の自動車保険に「家族限定特約」や「他者運転特約」が付いていれば、補償を受けられる可能性があります。
運転前に契約内容を確認し、対象範囲に自分が含まれているかチェックしましょう。
条件を満たせば新たに保険へ加入しなくても、コストを抑えつつ事故時の補償が受けられるので安心です。
レンタカー専用の補償
ペーパードライバーの方がレンタカーを利用する際は、車両補償や対人・対物補償が充実した専用保険への加入が安心です。
一般的なレンタカーには最低限の補償しか含まれていないケースもあるので、事故時の自己負担を軽減できるプランを選べば、不安なく運転に集中できます。
ドライブ前には必ず補償内容を確認し、万一に備えましょう。

ペーパードライバー向け保険の選び方

利用目的で選ぶ
家族の車を借りるのか、レンタカーを使うのかによって、適した保険は大きく異なります。
ドライバー保険や短期自動車保険など、目的に応じた補償内容を選ぶのが重要です。
状況に合わない保険を選んでしまうと、肝心なときに補償が受けられないケースも。
実際の使用状況と合っていない契約を続けていると、補償が過剰になったり不足する可能性もあるので、ライフスタイルに合わせて、定期的に補償内容を見直しましょう。
補償内容を比較する
保険の補償内容は対人・対物・車両など多岐にわたり、保険会社によって補償範囲や特約、免責額が異なります。
必要な補償が含まれているか、特約や免責額などの内容を細かく比較するのが大切です。
口コミや評判を参考にする
どの保険を選ぶか迷った際は、実際に利用した人の口コミや評判を確認するのがおすすめ。
補償内容の分かりやすさや事故対応の丁寧さなど、公式サイトでは把握しにくい要素が見えてきます。
対応スピードや保険金の支払い実績は、満足度に直結しやすい重要な評価ポイントです。
万が一の時も安心して利用できるように、口コミを参考にする際は複数のサイトやレビューを見比べ、偏りのない判断を心がけましょう。
保険料で選ぶ
ドライバー保険や短期プランの中には、低価格でも必要な補償を備えた商品が多いです。
無駄な特約を省いてコストを抑えながら、対人・対物などの基本的な補償は必ず確保しましょう。
保険料の安さだけに注目せず、支払い方法や補償のバランスも見極めるのが賢明です。
自分の運転スタイルに合った保険を選ぶと、費用を抑えつつ安心も手に入ります。
自動車の保険に加入する際のポイント

補償の適用条件をチェック
ペーパードライバー向け保険の補償は、年齢や運転者の範囲によって適用条件が異なります。
条件に当てはまらないと補償対象外となってしまい、事故が起きても保険が適用されないリスクも。
保険会社によって設定内容が異なるため、契約前に細かく確認するのが大切です。
運転予定の車両に補償が有効かどうかも、必ずチェックしておきましょう。
自己負担額の把握しておく
多くの保険には、事故時に自己負担する金額(免責額)が設定されています。
設定された自己負担額が高いと、いざというときの出費が想定以上になるかもしれません。
免責を軽減する特約が付けられるケースもあるため、必要に応じて検討しましょう。
緊急時のサポート体制は万全か確認
事故やトラブル時にどのようなサポートが受けられるかは、保険選びの重要なポイントになります。
レッカー移動や鍵の閉じ込み対応、24時間の受付体制なども確認しておきましょう。
補償だけでなく、実際の対応力が高い保険かどうかも確認しておくのが大切です。
ペーパードライバー向けの保険はある?:まとめ

運転から離れている期間が長いと、交通ルールを忘れていたり、駐車や車線変更に自信が持てなくなったりします。
初心者の頃に感じた緊張感が再び現れ、ハンドルを握ることに不安を覚えるペーパードライバーは少なくありません。
万が一の事態に備えた適切な保険選びは、自分だけでなく家族や周囲の人の安全も守る手段になります。
運転頻度が少なくても、リスクは常に隣り合わせです。
必要なときに必要な補償を得られるよう、今から備えを整えておきましょう。
