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飛び石でのフロントガラス破損は保険で直せる?修理費用と注意点を解説!

飛び石でのフロントガラスの傷は補償対象?
飛び石によるガラス破損は保険で直せるの?
車の走行中に小石や砂利が跳ねてフロントガラスにヒビが入る「飛び石トラブル」は少なくありませんが、車両保険で直せるの?と疑問に思う人も多いですよね。
今回は、飛び石によるガラス破損は保険で直せるのか、車両保険を扱って修理する際の注意点や修理費用などを詳しく解説していきます。
この記事の監修者
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有岡 直希
ファイナンシャルプランナー
大学卒業後、Webマーケターを経て外資系生命保険会社に転職。 個人のライフプラン・コンサルティングに携わり、顧客のニーズと社会保障制度を加味した論理的な提案に定評あり。 各生命保険商品を徹底的に分析し、価値ある商品の選別と保険の効果を高める活用法を提案します。- <保有資格>
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この記事の目次
飛び石で車のガラスが割れるトラブルとは

飛び石はどんな状況で起こる?
飛び石とは、前を走る車が巻き上げた小石などが他の車に当たり傷やヒビを発生させる現象です。
特に高速道路ではスピードが出ているため飛び石トラブルが起こりやすく、フロントガラスに傷やヒビが入るケースが少なくありません。
フロントガラスは合わせガラス構造で一定の強度はあるものの、一点に集中した衝撃には弱く、小さなヒビだと思っていても広がる恐れがあるため早めの対処が必要となります。
また、どんなに気を付けていても前方車両からの飛び石は防ぎきれず、前方車両も故意に飛び石を発生させた訳ではないので請求は難しいのが実状となり、万一に備えて車両保険で直せるよう備えておくのがおすすめです。

飛び石による破損は車両保険で補償される?

車両保険に加入していれば補償される
飛び石のよるフロントガラスなどの破損は、車両保険に加入していれば補償対象となります。
車両保険には「一般型」と「エコノミー型」の2種類がありますが、どちらの保険でも『飛来中・落下中の他物との衝突』として保険金を受け取れるので、自己負担を抑えて修理が可能です。
ガラスリペアと交換で対応が変わる
飛び石での破損は、小さなヒビ程度であればリペアで済みますが、大きな損傷になるとガラス交換が必要になるため、保険金請求の対象となる場合が多いです。
小さな傷で修理費用が免責金額を超えてない場合は保険金請求の対象外となるケースもあるため、契約時の免責金額の設定などはしっかりとチェックしておきましょう。
車両保険を使って修理する際の注意点

保険を使うと等級が1つ下がる
飛び石によるフロントガラスなどの修理は「単独事故」として扱われるため、車両保険を使って直すと等級が1等級ダウンします。
等級が下がると翌年の保険料が上がる可能性が高いため、軽度の傷で修理費用が高額でない場合は、保険を使わずに自己負担した方がトータルで見れば得になるケースも。
修理費用と保険使用の損得を比較したり、保険会社に相談するなど、損をしないように保険を使うのがおすすめです。
免責金額(自己負担額)を確認する
免責金額とは、損害の一定額部分については契約者が自己負担するとの内容で契約時に設定する金額です。
例えば、免責金額が5万円に設定されている場合、事故の修理費用が20万円かかったとすると、5万円は自己負担し、残りの15万円が保険金として支払われます。
飛び石による破損を修理する際に、修理費用が免責金額を超えていない場合は全額自己負担となるので注意が必要です。
車両保険では、免責金額を設定すると保険料は安くなりますが、その分事故などがあった際に自己負担額も発生するため、保険料と補償内容のバランスを見て免責金額も検討しましょう。

飛び石によるガラス破損の修理方法と費用

リペア(補修)で済むケース
ガラスのヒビや欠けが小さければ、特殊な樹脂で補修する「ガラスリペア」で対応ができます。
費用は1万円~3万円となり、リペアキットで自分で修理も可能ですが、修理業者に頼む方が綺麗で確実な修理ができるのでおすすめです。
ガラス交換が必要なケース
ガラスの傷が1.5cm以上、またはガラスの端に近すぎたり、ヒビが広がって運転中の視界を妨げる場合はガラスの交換が必要になります。
費用は8万円~10万円以上になるケースもありますが、大きな傷があると車検にも通らなくなるため、できるだけ早く修理に出しましょう。
飛び石のフロントガラス破損は車両保険で直せる

飛び石によるフロントガラスなどの損傷は、運転をしていれば誰にでも起こり得るトラブルですが、車両保険の補償対象となるため保険で修理が可能です。
傷やヒビの大きさによっては修理費用が高額になるため、少しでも自己負担額を軽減したい場合は車両保険を使って修理をしましょう。
ただし、車両保険を使って直すと1等級下がってしまうため、修理費用と翌年以降の保険料を比較して、損にならない方法で修理するのがおすすめです。
飛び石での破損は修理していないと車検に通らなくなるリスクもあるため、フロントガラスを破損した場合は早めに修理しておきましょう。
