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車の盗難保険は必要?補償されるケースと選ぶポイントや注意点を解説!

車の盗難保険は必要なの?
車が盗まれたら自動車保険でカバーされる?
車の盗難は年々減少傾向にはありますが、高級車・人気車種・防犯対策が甘い車などは現在も狙われやすいため、万一に備えて盗難もカバーできる保険について知っておきたいですよね。
今回は、車の盗難保険の基本的な仕組み、補償されるケースや必要性、盗難保険の利用時の注意点や選ぶポイントなどを詳しく解説していきます。
この記事の監修者
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有岡 直希
ファイナンシャルプランナー
大学卒業後、Webマーケターを経て外資系生命保険会社に転職。 個人のライフプラン・コンサルティングに携わり、顧客のニーズと社会保障制度を加味した論理的な提案に定評あり。 各生命保険商品を徹底的に分析し、価値ある商品の選別と保険の効果を高める活用法を提案します。- <保有資格>
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この記事の目次
車の盗難保険とは?

車の盗難保険とは、万一車両が盗難に遭った場合に、契約時に設定した車両の時価額が補償される保険です。
時価額は購入金額ではなく、盗難が発生した時点での市場価値(時価)が基準となります。
盗難保険は「車両保険」に含まれる
車の盗難に備えられる保険は、一般的には「車両保険」の中に含まれています。
車両保険へ加入する際は、補償内容の中に『盗難補償』が含まれているかどうかを確認しておきましょう。
盗難保険単独の商品は少ない
車の盗難保険は車両保険に含まれている商品が多いため、車両保険に加入せずに盗難だけを補償する保険商品はほとんどありません。
盗難対策として保険に加入したい場合は、盗難補償が含まれている車両保険への加入を検討しましょう。

車の盗難保険で補償される主なケース

車両まるごとの盗難
駐車場や自宅敷地内から車両本体がまるごと盗まれた場合、車両保険で時価額が支払われます。
盗難された車両が見つからない場合や、修理費用が保険金額を超えている場合は、全損扱いとなり契約時に設定した保険金額の全額が支払われる仕組みです。
車上荒らしによる部品盗難
車上荒らしにより、カーナビ・ホイール・タイヤなど、高価なパーツが盗難された場合も車両保険の対象となるケースがあります。
ただし、免責条件や補償上限が設定されている場合もあるので、加入検討時にはしっかりとチェックしておきましょう。
盗難未遂による損害
盗難を試みた結果、ドアの破損や窓ガラスの破損などが生じた盗難未遂の場合でも補償対象になるケースが多いです。
車両保険での補償範囲は商品や契約内容によって異なるため、事前に確認しておきましょう。
車の盗難保険が必要となる理由

高額な損害を自己負担しなくて済む
車両盗難に遭うと、新たに車を購入し直す費用がかかってしまいますが、車両保険に加入していればまとまった補償金を受け取れます。
車は高額な買い物となるため、全額自己負担にならないよう、車両保険には盗難保険が含まれているかを確認しておくのがおすすめです。
車両盗難は完全には防げない
近年は車両盗難防止装置の性能が向上していますが、プロの窃盗団による犯行は依然として後を絶ちません。
気を付けていても被害に遭ってしまう場合もあるため、万が一に備えておく価値は十分あります。
人気車種・高級車は特に狙われやすい
トヨタ・レクサス・SUV・スポーツカーなどは、部品転売目的で海外へ不正輸出されるケースも多く、盗難リスクが高めです。
また、車両本体を盗まれなくても、純正のホイールやタイヤなどパーツのみを盗まれる事件も多発しているため、盗難被害への備えはしておきましょう。

車の盗難保険を利用する際の注意点

車両保険のタイプを選ぶ
車両保険は一般的に「一般型」と「エコノミー型(限定条件)」の2種類があります。
エコノミー型の車両保険は保険料が安い分、一般型と比べると補償範囲が狭く、車両の盗難は補償されない商品がほとんどです。
盗難補償が含まれた車両保険へ加入したい場合は、「一般型」の保険を選択しましょう。
免責金額(自己負担額)がある
免責金額とは、損害の一定額部分については契約者が自己負担するとの内容で契約時に設定する金額です。
例えば、免責金額が5万円に設定されている場合、事故の修理費用が20万円かかったとすると、5万円は自己負担し、残りの15万円が保険金として支払われます。
車両保険では、免責金額を設定すると保険料は安くなりますが、その分事故などがあった際に自己負担額も発生するため、保険料と補償内容のバランスを見て免責金額も検討しましょう。
時価額基準に注意する
車両は年数が経つと時価額が下がるため、補償金額は購入金額よりも少なくなるケースが多いです。
オプションとして、新車特約や車両新価特約が用意されている保険もあるため、使用頻度や車の価格などに合わせて必要な補償を検討しましょう。
車の盗難補償付き車両保険の選び方のポイント

補償内容をしっかり確認する
車の盗難に備えたい場合は、盗難補償も含まれている車両保険への加入が必要です。
また、車両保険には様々な補償がありますが、盗難補償以外にも特に必要な補償内容をチェックしておきましょう。
✅ 対物賠償は「無制限」
✅ 人身傷害も十分な金額を確保
上記の項目は、車両保険に加入する際に『基本的に必要となる補償』として必ず備えておきましょう。
特約で必要な補償を追加する
車両保険の加入時には、特約を付けて自分に合った補償をカスタマイズできます。
車の盗難に対して手厚い補償が欲しい場合は、「新車特約」や「車両新価特約」、「代車費用特約」などの特約の追加も検討しましょう。
保険料の見積もりは複数社で比較する
車両保険は、同じ補償内容でも保険会社によって保険料は大きく異なる場合があります。
車両保険への加入を検討する際には、複数社の補償内容や保険料を比較して納得できるプランを選ぶのがおすすめです。
車の盗難保険:まとめ

車の盗難保険とは、車両保険に含まれる盗難補償を活用して、経済的リスクに備えるための保険です。
車両の盗難は誰にでも起こり得るリスクで、特に高級車や人気車種に乗っている場合は盗難補償へ加入する価値は十分にあると言えます。
盗難のリスクはゼロではないため、補償内容・保険料・免責金額などを複数社で比較しながら、自分に最適の補償が受けられる車両保険を選びましょう。
