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住信SBIネット銀行とSBI証券の違いを徹底解説!特徴を理解して上手に使い分け

「住信SBIネット銀行とSBI証券の違いは?」
「投資するには、どっちを開設すればいい?」
「銀行と証券の使い分け方がわからない…」
住信SBIネット銀行とSBI証券は、SBIグループの人気サービスですが、それぞれの用途や役割は大きく異なります。
上手に使い分ければ、生活資金の管理と資産形成を効率よく両立可能です。
本記事では、住信SBIネット銀行とSBI証券の違いをわかりやすく解説しながら、使い分け方を詳しく紹介していきましょう。
この記事の監修者
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有岡 直希
ファイナンシャルプランナー
大学卒業後、Webマーケターを経て外資系生命保険会社に転職。 個人のライフプラン・コンサルティングに携わり、顧客のニーズと社会保障制度を加味した論理的な提案に定評あり。 各生命保険商品を徹底的に分析し、価値ある商品の選別と保険の効果を高める活用法を提案します。- <保有資格>
- AFP、2級ファイナンシャルプランニング技能士
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この記事の目次
住信SBIネット銀行とSBI証券の違いを解説
住信SBIネット銀行とSBI証券は、どちらもSBIグループが提供する人気のネット金融サービスです。
しかし、それぞれの役割は大きく異なります。
住信SBIネット銀行 | SBI証券 | |
---|---|---|
![]() |
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|
業態 | ネット銀行 | 証券会社 |
主な用途 | 日常の資金管理 | 投資・資産運用 |
機能 | 振込や口座引き落としに対応 | 金融商品の購入・売却が中心 |
おすすめの人 | 生活資金を 管理したい |
投資を始めたい |
詳細 |
ざっくりまとめると、住信SBIネット銀行はお金を守る・管理するための口座で、SBI証券はお金を育てる・増やすための口座です。
大まかな違いを理解すると、それぞれの違いや使い道がスッと頭に入ってくるでしょう。
サービス内容の違いを比較表で確認
住信SBIネット銀行とSBI証券の取扱っているサービスの違いは、以下の通りです。
主な取扱サービス | ![]() |
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・振込 ・入金 ・預金 ・外貨預金 ・ローン ・保険(紹介) など |
・NISA ・iDeCo ・投資信託 ・株 ・FX ・債券 など |
住信SBIネット銀行は、日々の生活資金を扱うのに適しており、預金や振込など日常に密着したお金の動きをサポートしてくれます。
SBI証券は、株式や投資信託、NISA・iDeCoなどの資産形成向きのサービスに特化したネット証券会社です。
金融商品を売買する機能はあっても、日常的な入出金や支払いには向いていません。
違いで選ぶ!住信SBIネット銀行とSBI証券の使い方

日常管理を重視するならネット銀行
家賃や公共料金、クレジットカードの引き落としなど、毎月の出費の入出金が目的なら住信SBIネット銀行がぴったりです。
SBI証券と違い、給与受取口座としても使え、生活資金の出入りを一つにまとめられます。
資金を目的別に分けて管理できる機能も搭載されており、家計の管理にも最適です。
将来の資産を増やすならSBI証券
将来に備えてお金を育てたいと考えているなら、SBI証券が向いています。
SBI証券は住信SBIネット銀行と違い、株・NISA・iDeCo・投資信託などを取り扱うネット証券です。
複数の株や債券をプロがまとめて運用してくれる商品もあり、ひとつの商品を買うだけで、リスクを抑えた分散投資も可能。
「毎月1,000円だけ」など少額から始められる商品も多く、初心者でも無理なくスタートできます。
【SBI証券との違い】住信SBIネット銀行の特徴

住信SBIネット銀行は、オンライン上で全て完結するネット専業の銀行です。
通帳・カード不要
住信SBIネット銀行では、通帳もキャッシュカードも発行されません。
口座開設後は、公式スマホアプリ「NEOBANK」から直接ATMを操作して現金を出し入れできます。
出金手順は以下の通りです。
① アプリを開き「ATMで取引」を選択
② 出金金額を入力し「確認」→ カメラが起動
③ ATMに表示されたQRコードを読み取る
④ アプリに表示された企業番号・暗証番号をATMに入力
入金も同様に操作できます。
スマホだけでコンビニATMから現金を引き出せるため、財布にカードを入れずに外出可能。
想像以上に手間がかからず、便利だと実感する人も多いです。
申込みから口座開設までが速い
住信SBIネット銀行の口座開設は、すべてオンラインで完結します。
実店舗型の銀行と違い、印鑑や郵送の手続きは不要で、スマホと本人確認書類(運転免許証など)があれば、すぐに申し込み可能です。
一般的な銀行のように、平日に有給を取って店舗へ行く必要もありません。
実際に深夜に申し込みから5分ほどで本人確認も終了して口座開設完了メールが届きました。
印鑑も不要なので、忙しい方や外出を控えたい人にも最適です。
ATM・振込手数料が無料で使いやすい
住信SBIネット銀行では、ATMの出金や他行への振込がランクに応じて無料で使えます。
たとえば、大手銀行ではATM出金手数料が1回110〜220円、他行あて振込は330〜440円かかります。
仮に月にATM出金3回・他行振込2回すると、合計で約1,320円の手数料が発生します。
・カフェのドリンク2杯分
・コンビニランチ1〜2日分
・格安SIMの1ヶ月分基本料金 に相当します。
毎月の出費を積み重ねると、年間で15,000円以上の違いになります。
日常的にATMや振込を利用する方にとっては、節約効果が非常に高いネット銀行です。
手数料が無料になる条件
具体的にどのランクで何回まで無料になるのか、目安は以下の通りです。
出典:住信SBIネット銀行スマホアプリ画面より
スマホアプリを利用すれば誰でもランク2からスタートできるので、ATM手数料も他行あて振り込み手数用も毎月各5回は無料です。
さらに、預金残高や外貨預金の保有、住宅ローンの利用などでランクが上がれば、無料回数も増えていきます。
【住信SBIネット銀行との違い】SBI証券の特徴

取扱商品の多さが魅力
SBI証券は、国内外の株式や投資信託、NISA、iDeCo、債券、FXなど、多様な金融商品を揃えています。
住信SBIネット銀行と違い、自分の資産形成の目標に応じて、柔軟に商品を選べるのが特徴。
分散投資もしやすいため、リスクを抑えた運用が可能です。
業界最安水準の取引コスト
SBI証券は、ネット証券の中でもトップクラスの低手数料を実現です。
国内・米国株式の売買手数料や米ドル/円リアルタイム為替手数料が無料になるプランも用意されています。
取引コストを抑えたい方に最適な選択肢です。
少ない金額で投資を始められる
SBI証券では、投資信託やNISAを100円から、株式を1株単位で購入できます。
まとまった資金がなくても始められるので、投資初心者でも気軽にチャレンジしやすい仕組み。
「まずは少額で試してみたい」と考えている人も、使いやすい証券口座です。
SBI証券と他社証券会社との違い
投資スタイルや重視したいサービスによって、最適な証券会社は異なります。
それぞれの証券会社の強みを見比べて、自分に合った口座を見つけましょう。
口座開設は無料なので、気になる証券会社を2〜3社使ってみるのもおすすめです。
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住信SBIネット銀行とSBI証券は併用すべき?
住信SBIネット銀行とSBI証券はどちらか一方を選ぶのではなく、両方を持って併用するのがもっとも効率的になります。
2つのサービスは役割が異なり、連携すると日常のお金の管理と投資の流れがスムーズになるからです。
🔸 毎月の収入 → 住信SBIネット銀行に入金
🔸 生活費・固定費 → 住信SBIネット銀行で引き落とし
🔸 残ったお金の一部 → SBI証券へ自動で移動して運用
「守る口座」と「増やす口座」を分ければ、無理なく家計と資産形成を両立できます。
違いを活かして住信SBIネット銀行とSBI証券で資産形成
住信SBIネット銀行では、投資商品の購入はできません。
投資商品の有無がSBI証券との大きな違いであり、資産を育てたい人には証券口座が必須です。
投資に興味がある人は、まずはSBI証券の口座を開設して、少額で運用で慣れてから将来の資産形成を本格的に進めていきましょう。