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フィリピンへの留学に保険は必要?留学・ワーホリ保険の仕組みと必要性を解説

フィリピンへの留学に保険は必要?留学・ワーホリ保険の仕組みと必要性を解説

『フィリピンはワーホリ保険必須?』
『ワーホリ保険は必要?』

フィリピンの入国はワーホリ保険へ加入していなくても可能です。

しかし、海外滞在は長期になればなるだけワーキングホリデー保険・留学保険の必要性が高まります

今回はフィリピンへのワーキングホリデーで保険が必要なのか、またワーホリ保険の仕組みなどについて詳しく解説。

フィリピンへのワーキングホリデー・留学を検討中の方は必見です。

この記事の監修者

  • 有岡 直希

    ファイナンシャルプランナー

    大学卒業後、Webマーケターを経て外資系生命保険会社に転職。 個人対象のライフプラン・コンサルティングに携わり、顧客のニーズと社会保障制度を加味した論理的な提案に定評あり。 各生命保険商品を徹底的に分析し、価値ある保険商品の選別と保険の効果を高める活用法を提案します。
    <保有資格>
    AFP、2級ファイナンシャル・プランニング技能士
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グッドカミング編集部
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グッドカミングは、保険/資産運用/将来設計/投資など「お金」の悩みを解決するWebメディアです。ファイナンシャルプランナーが記事を監修し、情報の信頼性を担保。様々な経歴のライターが、自身の経験やお金に悩む人の体験談を基に記事を執筆しています。

フィリピンへのワーキングホリデーに保険は必要?

結論から言うと『フィリピンのワーキングホリデーに保険は必須ではありません。』

しかし、ワーキングホリデー保険には加入しておいた方が良いです。

では、フィリピンへのワーキングホリデーで保険が必要とされているのはなぜなのでしょうか。

フィリピンでワーホリ保険が必要な理由

    フィリピンは日本と比較すると

  1. 治安が悪い
  2. 医療費が高額になる可能性がある
  3. から保険が必要!

✅フィリピンは日本と比べると治安が悪い

フィリピンは東南アジアの中では比較的治安の良い国です。

しかし、日本と比べると治安が劣ります

フィリピン国家警察(Philippine National Police/PNP)が発表した全国犯罪統計によれば、2023年(暦年)のフィリピン全土の犯罪発生件数総計は約20万件日本と比較して強盗、殺人は3倍以上不同意性交は4倍以上にのぼる件数となっています。
引用:フィリピンにおける犯罪

犯罪件数も日本に比べて多く、観光客はターゲットにされやすいため注意しておかなくてはなりません。

特にスリや窃盗、置き引きなどが多数発生

さらに、『いかさま賭博』や『美人局』など気付いた時には巻き込まれてしまい逃げられないような犯罪も横行しているようです。

在フィリピン日本国大使館は『フィリピンにおける安全対策』として以下のような犯罪の特徴を挙げています。

◆フィリピンの犯罪の特徴

・犯行に凶器(特に銃器)を用いる傾向が強い。
・ターゲットを絞って犯行に及ぶ。
・何らかのトラブル(対フィリピン人の怨恨・嫉妬・商売など)に起因した犯行が多い。
・組織的な犯行が多く見られる。

※引用参考元/フィリピンにおける安全対策

こんなに犯罪発生率が高いの!?安心してワーホリ行けない~!!

『フィリピン人と深く関わらない』『人目につく場所・時間帯に行動する』『基本的に誰かと一緒にいる』などで対策自体はできますが、どんな事態が起きるかは誰にも予想できません

    ◆具体的な対策例

  1. 朝~夕方の暗くない時間帯に行動する。
  2. 安全性が確保されていないエリアや、人通りの少ない場所・路地などには行かない。
  3. 留学生やワーキングホリデー仲間と一緒に行動する。
  4. 名前や肩書の分かっているフィリピン人以外とは深く関わらない。

対策はできても、実際に被害に遭うかどうかはわからないもんなあ。

誰しも被害に遭う可能性がある窃盗・賠償トラブルもワーホリ保険なら補償があるんです!

ワーキングホリデー保険には身の回り品を補償する『生活用動産補償』、トラブルが賠償問題に発展した場合には『個人賠償責任(長期用)』なども補償内容に組み込まれています。

『生活用動産補償』
アパートに泥棒が入りPCを盗まれた/カメラを落として破損した、などを補償する

(※生活用動産(パスポート含む)の紛失または置き忘れによる損害については保険金支払いなし)

『個人賠償責任(長期用)』
賠償トラブルに巻き込まれた場合の補償
(例:お湯が出たまま寝てしまい水浸しになった家屋の修理費を請求された)

ひとりで対処しきれないようなトラブルに見舞われた際の備えにもワーキングホリデー保険が役立ちます。

✅フィリピンでは日本より医療費が高額になりやすい

フィリピンに限らず、海外では日本より医療費が高額になりやすいです。

フィリピンは他の先進国や一部の途上国に比べて医療費が低い傾向にありますが、専門的な治療や医療サービスを利用すると医療費が高くなりがち。

また、フィリピンは『利用した病院・医療施設』によっても異なります。

◆フィリピンの市立病院での医療費例

フィリピンの医療費 日本の医療費
救急車の料金 ①公営:通常利用しない
②民営:8,200円
①公営:無料
②民営:通常利用しない
初診料 1,900円~3,500円 2,820円
入院時の部屋代
(1日あたり)
①個室:8,200円
②ICU:15,200円
①個室:30,000円~100,000円
②ICU:80,000円~100,000円
虫垂炎手術の治療・医療費
(入院日数)
93,600円~140,400円(4~7日) 600,000円(4日)
骨折時の治療・医療費
(橈骨末端閉鎖性骨折)
9,400円
(レントゲン検査費用のみ)
20,000円

※参考/medifellow/フィリピンの私立病院の医療費例

また、フィリピンで高度医療が必要になった際の医療費はこちら。

内容 支払額
胸の痛みを訴え受診。心筋梗塞と診断され22日間入院・手術。家族が駆けつける。 4,068,007円
オ-トバイにはねられ意識不明となる。全身打撲・脳挫傷と診断され144日間入院。家族が駆けつける。 4,048,081円
頭痛を訴え意識を失う。くも膜下出血と診断され34日間入院・手術。 5,313,071円
大雨のため語学学校の敷地内で滑り転倒。恥骨下枝・寛骨臼骨折と診断され74日間入院。家族が駆けつける。 3,030,000円

※参考/medifellow/フィリピンの私立病院の医療費例

◆海外では医療費は全額自己負担

日本では国民健康保険制度により対象となる治療は3割以下の負担となります。

しかし、その保険制度が適用されない海外では医療費は全額自己負担

フィリピンで救急車に搬送されて入院したらいくらかかるんだろう……。

ワーホリ保険では海外滞在中に起こったケガや病気の治療にも補償がありますよ!

ワーキングホリデー保険ではご自身のケガや病気の補償として、『傷害死亡』『疾病死亡』『傷害後遺障害』『治療・救援費用』などが組み込まれた商品が用意されています。

『傷害死亡』『疾病死亡』
ケガまたは病気で亡くなったときに補償する
『傷害後遺障害』
旅行中の交通事故が原因で後遺障害が発生した時に補償する
『治療・救援費用』
階段で転倒して骨折/盲腸で入院/ケガや病気で長期入院し、家族が現地に駆け付ける際に補償する

ワーキングホリデー保険には『万が一の備え』だけでなく、『もしもの時に家族が駆け付けられる』補償まで含まれている商品も。

選んだ保険によって補償内容は違いますが、ワーキングホリデー・留学で慣れない土地へ行く人その家族に向けた補償が充実しているのが魅力です。

ワーキングホリデーでの長期滞在を安全・健康に過ごすため、事前にしっかりと準備を整えましょう。

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ワーホリ・留学保険とは

ワーキングホリデー保険・留学保険とは
海外留学中の病気・ケガの治療費、盗難、航空機遅延、賠償トラブルなどを補償する保険です。

内容は商品により違い、どこまで補償したいかで選ぶ商品が変わってきます。

ワーキングホリデー保険・留学保険の基本的な仕組み

ワーキングホリデーや留学の際に加入する保険の選択肢は以下3つ。

  1. 海外旅行保険
  2. 海外留学保険
  3. ワーキングホリデー保険

3つにはそれぞれ加入対象者や補償内容はもちろん、滞在先・期間・範囲・種類など様々な違いがありますが以下のような共通の内容が備えられています。

※ただし、商品によっては補償内容が異なりますのでご注意ください!

ご自身のケガや病気の補償
傷害死亡
疾病死亡
ケガまたは病気で亡くなったときに補償する
傷害後遺障害 旅行中の交通事故が原因で後遺障害が発生した時に補償する
治療・救援費用 階段で転倒して骨折/盲腸で入院/ケガや病気で長期入院し、日本から家族が現地に駆け付ける際に補償する
身の回り品の補償
生活用動産補償 アパートに泥棒が入りPCを盗まれた/カメラを落として破損した、などを補償する
(※生活用動産(パスポート含む)の紛失または置き忘れによる損害については保険金支払いなし)
航空機遅延などの補償
航空機
寄託手荷物遅延
航空会社に預けた手荷物が出てこない/ロストバゲージに対する補償
航空機遅延費用 悪天候で搭乗予定の飛行機が飛ばなかった場合に補償する
その他トラブルへの補償
個人賠償責任(長期用) 賠償トラブルに巻き込まれた場合の補償
(例:お湯が出たまま寝てしまい水浸しになった家屋の修理費を請求された)

✅海外旅行保険

海外に短期で滞在する旅行者を対象とした保険。

先に紹介した内容の中から保険会社が短期旅行向けに組み合わせた内容の商品を取り扱っています

ワーキングホリデーや留学ほどの長期滞在は対象外ですが、海外旅行の予定がある方は海外旅行保険についてリサーチしておきましょう!

✅海外留学保険

留学向けで長期滞在者が対象の保険。

ワーキングホリデー保険よりも滞在期間が長く設けられた商品が多く、内容はワーキングホリデー保険と似通っているようです。

✅ワーキングホリデー保険

ワーキングホリデー向けの長期滞在者が対象の保険。

留学より短期にはなりますが、旅行よりも長期的に海外滞在するワーキングホリデー向けに作られた保険です。

寮生活となる留学と違い、アパート暮らしをするワーキングホリデーでの生活に向けた内容で『生活用動産補償』や『個人賠償責任への補償』が組み込まれた商品が多く取り扱われています。

✅ワーホリ・留学保険の予算は?

保険の予算は25万円~30万円位を見積もっておけば、まず安心です。
引用:保険加入及び重要性

選ぶ商品で予算は違います。

ただ、生命保険に比べ『身近に危険がある可能性が高い海外渡航』にむけて備える保険なので無駄にしたとは思いにくいのではないでしょうか。

そもそもワーキングホリデーってなに?

ワーキングホリデー制度とは
二つの国・地域間の取り決め等に基づき、各国・地域が相手国・地域の青少年に対し自国・地域の文化や一般的な生活様式を理解する機会を提供するため、自国・地域において一定期間の休暇を過ごす活動とその間の滞在費を補うための就労を相互に認める制度
引用:ワーキングホリデー(ワーホリ)制度とは

現在、ワーキングホリデー制度を利用して滞在できるのは以下の29か国です。※2024年9月時点

国名 公用語
オーストラリア 英語
カナダ 英語/フランス語
ニュージーランド 英語/マオリ語
イギリス 英語(ウェールズ語、ゲール語等使用地域あり)
ドイツ ドイツ語
フランス フランス語
アイルランド アイルランド語(ゲール語)/英語
デンマーク デンマーク語
ノルウェー ノルウェー語/サーミ語
香港 広東語/中国語(マンダリン)/英語
台湾 台湾語/中国語(国語/繁体字圏)/客家語
韓国 韓国語/韓国手話言語
ポーランド ポーランド語
ポルトガル ポルトガル語
スロバキア スロバキア語
オーストリア ドイツ語
ハンガリー ハンガリー語
スペイン スペイン(カスティージャ)語★
チェコ チェコ語
アルゼンチン スペイン語
チリ スペイン語
アイスランド アイスランド語
リトアニア リトアニア語
スウェーデン スウェーデン語
イタリア イタリア語
(地域によりドイツ語、フランス語等少数言語あり)
フィンランド フィンランド語/スウェーデン語
(なおスウェーデン語は全人口の約5%、2021年統計)
ラトビア ラトビア語
★スペインの公用語についての注意点
スペイン憲法は、第3条において、各自治州の自治憲章の定めにより他の言語も当該自治州の公用語とすると認めており、現在、バスク語(バスク州、ナバーラ州北西部)/カタルーニャ語(カタルーニャ州/バレアレス州)/ガリシア語(ガリシア州)/バレンシア語(バレンシア州)/アラン語(カタルーニャ州)がそれぞれ公用語として認められている。)

また、ワーキングホリデー制度で海外滞在できるのは『日本国籍を有する18歳~30歳までの人』となっています。

使用にタイムリミットのある制度なので悩んでいる方はまずワーキングホリデーや海外留学のための保険について調べてみるのがおすすめ。

ワーホリ保険・留学保険について知っておくと、実際に渡航したとき具体的にどんな事柄・トラブルで困る可能性があるのかわかる!

興味のある方はファイナンシャルプランナーに相談してみましょう!

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ワーホリエージェントに頼るのも◎

留学エージェントと同様にワーホリに関わる手続きや必要なものの手配・ワーホリのサポートを全般的に行う企業です。
引用:そもそも「ワーキングホリデーエージェント」ってなに?

    具体的には

  • 語学学校の紹介や手続き
  • ホームステイ先の手配
  • 航空券の手配
  • などを行います。

エージェントによってはビザ申請の代行が可能な企業もあるんですよ!

おすすめワーホリエージェント比較

おすすめのワーホリエージェントをまとめました!

取り扱う滞在先やサービス内容が異なりますので、自分に合うか比較して選んでください!

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フィリピンへのワーホリも保険加入しておいた方が◎

今回はフィリピンへのワーキングホリデーで保険が必要なのか、またワーホリ保険の仕組みなどについて解説しました。

結論から言うと『フィリピンのワーキングホリデーに保険は必須ではありません。』

しかし、ワーキングホリデー保険には加入しておいた方が良いです。
    フィリピンは日本と比較すると

  1. 治安が悪い
  2. 医療費が高額になる可能性がある
  3. から保険が必要!

ワーキングホリデーでの長期滞在を安全・健康に過ごすため、事前にしっかりと準備を整えましょう。

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