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カナダへのワーキングホリデーに保険は必要?ワーホリ保険の仕組みと必要性を解説

カナダへのワーキングホリデーに保険は必要?ワーホリ保険の仕組みと必要性を解説

『カナダはワーホリ保険必須?』
『ワーホリ保険は必要?』

カナダでは入国時に保険加入の審査がある時もあり、できれば加入しておいた方が良いです。

海外滞在は長期になればなるだけワーキングホリデー保険・留学保険の必要性が高まります

今回はカナダへのワーキングホリデーで保険が必要なのか、またワーホリ保険の仕組みなどについて詳しく解説。

カナダへのワーキングホリデー・留学を検討中の方は必見です。

この記事の監修者

  • 有岡 直希

    ファイナンシャルプランナー

    大学卒業後、Webマーケターを経て外資系生命保険会社に転職。 個人対象のライフプラン・コンサルティングに携わり、顧客のニーズと社会保障制度を加味した論理的な提案に定評あり。 各生命保険商品を徹底的に分析し、価値ある保険商品の選別と保険の効果を高める活用法を提案します。
    <保有資格>
    AFP、2級ファイナンシャル・プランニング技能士
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グッドカミング編集部
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グッドカミングは、保険/資産運用/将来設計/投資など「お金」の悩みを解決するWebメディアです。ファイナンシャルプランナーが記事を監修し、情報の信頼性を担保。様々な経歴のライターが、自身の経験やお金に悩む人の体験談を基に記事を執筆しています。

カナダへのワーキングホリデーに保険は必要?

結論から言うと『カナダのワーキングホリデーに保険は必須ではありません。』

しかし、ワーキングホリデー保険には加入しておいた方が良いです。

では、カナダへのワーキングホリデーで保険が必要とされているのはなぜなのでしょうか。

カナダでワーホリ保険が必要な理由

    カナダは

  1. 入国時に保険加入についての審査がある
  2. 日本に比べて治安が悪い
  3. 医療費が高い
  4. から保険が必要!

✅保険加入の審査が行われる場合がある

カナダに入国する際、保険に加入しているかを審査される時があります。

もし、保険に加入していないとせっかくカナダに到着しているのにそのまま日本へ強制送還される可能性も。

海外で長期滞在する際は入国時の審査によって、国に入るのを許されないケースもあるためありとあらゆる準備が必要です。

ただ『保険に入ってないだけ』でも強制送還されるんだ!それってどうして?

『保険に入ってないだけ』で強制送還されるとパスポートがうまく機能しなくなる可能性もあるんです…。

保険未加入者が強制送還される理由

保険未加入者が出身国に強制送還されるようになった背景は『医療費の未払い』が原因です。

昨今、日本では外国人観光客が増加し旅行中に現地の病院で治療を受けるも、治療費を払わないまま帰国してしまうケースが多発しています。

2015年に行われた厚生労働省の調査によると、1,378病院のうち35.3%の病院で外国人の医療費未払いが発生しており、日本も入国審査などで対策を講じているようです。
引用:「医療機関における外国人旅行者及び在留外国人受入れ体制等の実態調査

同じようにカナダをはじめとした諸外国でも外国人観光客に対して海外保険旅行や留学保険・ワーキングホリデー保険などへ加入しているか審査する体制が強まりました。

そのような背景に影響され、カナダでも入国審査時に保険未加入だと発覚した場合には強制送還の措置を取られる可能性があります。

強制送還されるとどうなる?

強制送還されてしまうと、その履歴がパスポートに残りそれ以降のカナダもしくは別の国への入国やビザの取得が難しくなります

その状態になってしまうと、どんどん国外での滞在が難しくなり、留学・ワーキングホリデーどころか海外旅行も楽しめなくなる可能性も。

たとえば… 
『保険未加入で強制送還された』履歴がパスポートにあるため『カナダ以外の国でも入国を断られた』ら、その2つの履歴をもとに『別の国での学生ビザやワーキングホリデービザの申請も却下』されてしまった……
そんな悪循環に陥ってしまいます。

そのため、『保険未加入だったくらい』で強制送還されないよう、留学・ワーキングホリデーを検討中の方はしっかり準備しておきましょう。

カナダに限らずワーキングホリデーに行くなら保険に加入しておいた方がトラブルが少ない!

✅カナダは日本と比べると治安が悪い

カナダは「Institute for Economics and Peace」による世界平和指数ランキングで2022年に12位、2023年に11位を獲得する治安の良い国です。

しかし日本と比べると犯罪発生率が高く油断はできない地域といえるでしょう。

◆カナダの犯罪率は日本より高い

外務省発表の犯罪発生率調査では人口10万人あたるの犯罪認知件数は日本の約12倍。ただし、外務省の発表ではカナダ全土で渡航レベル0とされているため対策可能な範囲の治安と言えます。

銃が規制されている国なので警戒すべき犯罪は『観光客を狙ったスリ・盗難』や『夜間の強盗』などの軽犯罪。

🔖Tips
カナダは重が規制されていないアメリカと隣接しているため密輸品を入手できる環境なのは覚えておきましょう。

また、カナダはマリファナが合法化されているため大麻が簡単に入手できてしまう国。

日本では大麻の所持・栽培は違法でそれが海外であっても犯罪となります。

知らず知らずのうちに犯罪に加担してしまわないような注意も必要となるでしょう。

日本と比べると軽犯罪が多いんだ!?安心してワーホリ行けない~!!

誰しも被害に遭う可能性があるからワーホリ保険で備えておきましょう!

ワーキングホリデー保険には身の回り品を補償する『生活用動産補償』、トラブルが賠償問題に発展した場合には『個人賠償責任(長期用)』なども補償内容に組み込まれています。

『生活用動産補償』
アパートに泥棒が入りPCを盗まれた/カメラを落として破損した、などを補償する

(※生活用動産(パスポート含む)の紛失または置き忘れによる損害については保険金支払いなし)

『個人賠償責任(長期用)』
賠償トラブルに巻き込まれた場合の補償
(例:お湯が出たまま寝てしまい水浸しになった家屋の修理費を請求された)

ひとりで対処しきれないようなトラブルに見舞われた際の備えにもワーキングホリデー保険が役立ちます。

✅カナダは日本より医療費が高い

カナダに限らず、海外では日本より医療費が高額になりやすいです。

◆海外では医療費は全額自己負担

日本では国民健康保険制度により対象となる治療は3割以下の負担となります。

しかし、その保険制度が適用されない海外では医療費は全額自己負担

カナダで救急車に搬送されて入院したらいくらかかるんだろう……。

ワーホリ保険では海外滞在中に起こったケガや病気の治療にも補償がありますよ!

ワーキングホリデー保険ではご自身のケガや病気の補償として、『傷害死亡』『疾病死亡』『傷害後遺障害』『治療・救援費用』などが組み込まれた商品が用意されています。

『傷害死亡』『疾病死亡』
ケガまたは病気で亡くなったときに補償する
『傷害後遺障害』
旅行中の交通事故が原因で後遺障害が発生した時に補償する
『治療・救援費用』
階段で転倒して骨折/盲腸で入院/ケガや病気で長期入院し、家族が現地に駆け付ける際に補償する

ワーキングホリデー保険には『万が一の備え』だけでなく、『もしもの時に家族が駆け付けられる』補償まで含まれている商品も。

選んだ保険によって補償内容は違いますが、ワーキングホリデー・留学で慣れない土地へ行く人その家族に向けた補償が充実しているのが魅力です。

ワーキングホリデーでの長期滞在を安全・健康に過ごすため、事前にしっかりと準備を整えましょう。

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ワーホリ・留学保険とは

ワーキングホリデー保険・留学保険とは
海外留学中の病気・ケガの治療費、盗難、航空機遅延、賠償トラブルなどを補償する保険です。

内容は商品により違い、どこまで補償したいかで選ぶ商品が変わってきます。

ワーキングホリデー保険・留学保険の基本的な仕組み

ワーキングホリデーや留学の際に加入する保険の選択肢は以下3つ。

  1. 海外旅行保険
  2. 海外留学保険
  3. ワーキングホリデー保険

3つにはそれぞれ加入対象者や補償内容はもちろん、滞在先・期間・範囲・種類など様々な違いがありますが以下のような共通の内容が備えられています。

※ただし、商品によっては補償内容が異なりますのでご注意ください!

ご自身のケガや病気の補償
傷害死亡
疾病死亡
ケガまたは病気で亡くなったときに補償する
傷害後遺障害 旅行中の交通事故が原因で後遺障害が発生した時に補償する
治療・救援費用 階段で転倒して骨折/盲腸で入院/ケガや病気で長期入院し、日本から家族が現地に駆け付ける際に補償する
身の回り品の補償
生活用動産補償 アパートに泥棒が入りPCを盗まれた/カメラを落として破損した、などを補償する
(※生活用動産(パスポート含む)の紛失または置き忘れによる損害については保険金支払いなし)
航空機遅延などの補償
航空機
寄託手荷物遅延
航空会社に預けた手荷物が出てこない/ロストバゲージに対する補償
航空機遅延費用 悪天候で搭乗予定の飛行機が飛ばなかった場合に補償する
その他トラブルへの補償
個人賠償責任(長期用) 賠償トラブルに巻き込まれた場合の補償
(例:お湯が出たまま寝てしまい水浸しになった家屋の修理費を請求された)

✅海外旅行保険

海外に短期で滞在する旅行者を対象とした保険。

先に紹介した内容の中から保険会社が短期旅行向けに組み合わせた内容の商品を取り扱っています

ワーキングホリデーや留学ほどの長期滞在は対象外ですが、海外旅行の予定がある方は海外旅行保険についてリサーチしておきましょう!

✅海外留学保険

留学向けで長期滞在者が対象の保険。

ワーキングホリデー保険よりも滞在期間が長く設けられた商品が多く、内容はワーキングホリデー保険と似通っているようです。

✅ワーキングホリデー保険

ワーキングホリデー向けの長期滞在者が対象の保険。

留学より短期にはなりますが、旅行よりも長期的に海外滞在するワーキングホリデー向けに作られた保険です。

寮生活となる留学と違い、アパート暮らしをするワーキングホリデーでの生活に向けた内容で『生活用動産補償』や『個人賠償責任への補償』が組み込まれた商品が多く取り扱われています。

✅ワーホリ・留学保険の予算は?

保険の予算は25万円~30万円位を見積もっておけば、まず安心です。
引用:保険加入及び重要性

選ぶ商品で予算は違います。

ただ、生命保険に比べ『身近に危険がある可能性が高い海外渡航』にむけて備える保険なので無駄にしたとは思いにくいのではないでしょうか。

そもそもワーキングホリデーってなに?

ワーキングホリデー制度とは
二つの国・地域間の取り決め等に基づき、各国・地域が相手国・地域の青少年に対し自国・地域の文化や一般的な生活様式を理解する機会を提供するため、自国・地域において一定期間の休暇を過ごす活動とその間の滞在費を補うための就労を相互に認める制度
引用:ワーキングホリデー(ワーホリ)制度とは

現在、ワーキングホリデー制度を利用して滞在できるのは以下の29か国です。※2024年9月時点

国名 公用語
オーストラリア 英語
カナダ 英語/フランス語
ニュージーランド 英語/マオリ語
イギリス 英語(ウェールズ語、ゲール語等使用地域あり)
ドイツ ドイツ語
フランス フランス語
アイルランド アイルランド語(ゲール語)/英語
デンマーク デンマーク語
ノルウェー ノルウェー語/サーミ語
香港 広東語/中国語(マンダリン)/英語
台湾 台湾語/中国語(国語/繁体字圏)/客家語
韓国 韓国語/韓国手話言語
ポーランド ポーランド語
ポルトガル ポルトガル語
スロバキア スロバキア語
オーストリア ドイツ語
ハンガリー ハンガリー語
スペイン スペイン(カスティージャ)語★
チェコ チェコ語
アルゼンチン スペイン語
チリ スペイン語
アイスランド アイスランド語
リトアニア リトアニア語
スウェーデン スウェーデン語
イタリア イタリア語
(地域によりドイツ語、フランス語等少数言語あり)
フィンランド フィンランド語/スウェーデン語
(なおスウェーデン語は全人口の約5%、2021年統計)
ラトビア ラトビア語
★スペインの公用語についての注意点
スペイン憲法は、第3条において、各自治州の自治憲章の定めにより他の言語も当該自治州の公用語とすると認めており、現在、バスク語(バスク州、ナバーラ州北西部)/カタルーニャ語(カタルーニャ州/バレアレス州)/ガリシア語(ガリシア州)/バレンシア語(バレンシア州)/アラン語(カタルーニャ州)がそれぞれ公用語として認められている。)

また、ワーキングホリデー制度で海外滞在できるのは『日本国籍を有する18歳~30歳までの人』となっています。

使用にタイムリミットのある制度なので悩んでいる方はまずワーキングホリデーや海外留学のための保険について調べてみるのがおすすめ。

ワーホリ保険・留学保険について知っておくと、実際に渡航したとき具体的にどんな事柄・トラブルで困る可能性があるのかわかる!

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ワーホリエージェントに頼るのも◎

留学エージェントと同様にワーホリに関わる手続きや必要なものの手配・ワーホリのサポートを全般的に行う企業です。
引用:そもそも「ワーキングホリデーエージェント」ってなに?

    具体的には

  • 語学学校の紹介や手続き
  • ホームステイ先の手配
  • 航空券の手配
  • などを行います。

エージェントによってはビザ申請の代行が可能な企業もあるんですよ!

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カナダへのワーホリも保険加入しておいた方が◎

今回はカナダへのワーキングホリデーで保険が必要なのか、またワーホリ保険の仕組みなどについて解説しました。

結論から言うと『カナダのワーキングホリデーに保険は必須ではありません。』

しかし、ワーキングホリデー保険には加入しておいた方が良いです。
    カナダは

  1. 入国時に保険加入についての審査がある
  2. 日本に比べて治安が悪い
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  4. から保険が必要!

ワーキングホリデーでの長期滞在を安全・健康に過ごすため、事前にしっかりと準備を整えましょう。

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