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弁護士保険に特約はある?弁護士保険に付加できる特約の種類と選び方を解説

弁護士保険に特約はある?弁護士保険に付加できる特約の種類と選び方を解説

『弁護士保険の特約って?』
『特約を付加すると何が補償される?』

民事的なトラブルを解決に導くサポートを受けられる弁護士保険。特約でその補償範囲を広げられる商品もあります。

今回は弁護士保険に付加できる特約の種類やその選び方を解説します。

弁護士保険の特約が気になっている方は必見です。

この記事の監修者

  • 有岡 直希

    ファイナンシャルプランナー

    大学卒業後、Webマーケターを経て外資系生命保険会社に転職。 個人対象のライフプラン・コンサルティングに携わり、顧客のニーズと社会保障制度を加味した論理的な提案に定評あり。 各生命保険商品を徹底的に分析し、価値ある保険商品の選別と保険の効果を高める活用法を提案します。
    <保有資格>
    AFP、2級ファイナンシャル・プランニング技能士
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グッドカミング編集部
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グッドカミングは、保険/資産運用/将来設計/投資など「お金」の悩みを解決するWebメディアです。ファイナンシャルプランナーが記事を監修し、情報の信頼性を担保。様々な経歴のライターが、自身の経験やお金に悩む人の体験談を基に記事を執筆しています。

弁護士保険の特約と種類

特約とは保険商品の補償範囲をさらに広げられるオプションです。

弁護士保険には以下のような特約があり、それぞれ付加できる商品もそれを扱う保険会社も異なります

ここでは人気の商品ごとに付加できる特約をまとめました。

弁護士保険コモン+』に付加できる特約

法律相談料不担保特約
法律相談料保険金を不担保(対象外)として、保険料を安くする。
免責金額ゼロ特約
着手金に対する保険金を算出する時、差し引く金額を0(ゼロ)として取扱う特約。
道路交通事故不担保特約
道路交通事故に関するトラブルを不担保(対象外)として、保険料を安くする。
ファミリー特約
被保険者の配偶者と、30歳未満の未婚の子について、被保険者と同じ内容の補償が受けられる特約。
◆ファミリー特約の注意点
・特約被保険者(ファミリー特約の付加により被保険者となる方)は、配偶者1名および30歳未満の未婚の子(5名まで)がすべて補償対象となります。
(未婚の子とは、法律上の婚姻歴が一度もない子をいいます)
・詳細については、普通保険約款・重要事項説明書等をご確認ください。

ベンナビ弁護士保険』に付加できる特約

痴漢冤罪特約
事件後48時間以内の弁護士費用を補償。月額/450円
◆痴漢冤罪特約の注意点
・特約のみ単体ではご契約いただけません。
・保険期間中1回、事件発生48時間以内の電話相談料・接見費用・弁護士の交通費を支払限度額内で実費を給付します。本特約をご利用いただけるのは契約者のみです。

弁護士保険ミカタ』に付加できる特約

◆得トクプランについて

弁護士保険ミカタ』は3種類(スタンダードプラン/88プラン/99プラン)からプランを選べます。
スタンダードプランの保険料は
月額/2,980円

得トクプラン(88プラン/99プラン)の追加保険料は以下の通りです。

88プラン
着手金 80%・成功報酬 80%・保険金 608,000円を補償。月額/+600円
99プラン
着手金 90%・成功報酬 90%・保険金 684,000円を補償。月額/+900円
家族特約
約半分の保険料で家族を補償の対象にできる特約。
家族特約も保険料の異なる3種のプラン(スタンダードプラン/88プラン/99プラン)があります。
◆家族特約を付加した時の保険料
・スタンダードプラン
→月額/1名あたり+1.500円
・88プラン
→着手金 80%・成功報酬 80%・月額/+600円
・99プラン
→着手金 90%・成功報酬 90%・月額/+900円
◆家族特約の注意点
・特約被保険者は、保険契約者の配偶者など3親等以内の親族となります。
・保険契約者には、家族契約を含む家族包括契約のすべての保険料をひとまとめにして同時に払い込む必要があります。

※掲載は五十音順です。

弁護士保険にも商品ごとに様々な特約が付加できるようです。

では、弁護士保険本来の補償はどのような仕組みなのでしょうか?

上記で紹介したような特約を付加できる弁護士保険がそもそもどんな保険なのかも知っておきましょう。

弁護士保険とは?基本の仕組み

弁護士保険は『弁護士費用保険制度』とも呼ばれており、主に弁護士への相談・依頼費用を保険会社や共済などに補償してもらう保険です。

また、商品によっては弁護士保険の補償内容はさらに広がります。

弁護士保険の補償内容

弁護士保険の補償例をまとめました。契約内容によっては以下のような法的トラブルも弁護士保険で補償してもらえます。

✅個人のトラブル例

◆交通事故
自動車・自転車・交通機関など運航中の事故
◆住宅トラブル
欠陥住宅・水漏れ・不動産売買・建築リフォーム・賃貸借など
◆近隣トラブル
騒音・ゴミ・ルール違反・その他の迷惑行為など
◆労働トラブル
賃金・雇用条件・不当解雇・配置転換など
◆ハラスメント
パワハラ・セクハラ・その他ハラスメント
◆こどものいじめ
負傷・物損・無視などのいじめ・学校の不誠実対応など
◆医療過誤
不適切な医療行為・死亡または健康被害
◆離婚・男女トラブル
慰謝料・財産分与・親権・養育費・面会交流など
◆相続トラブル
相続財産・遺産分与・相続人の範囲など
◆SNS/インターネット被害
誹謗中傷・名誉棄損・侮辱・個人情報暴露・風評被害
◆消費者トラブル
架空請求・不当請求・ネットショッピング・オークション・携帯電話/通信サービス・結婚紹介・出会い系・旅行サービス・学習/教材/娯楽・美容/衛生・強引/怪しい勧誘など
◆その他
その他民事トラブル全般

※紹介内容はあくまで例です。契約した商品により補償範囲は異なりますのでご了承ください。

✅事業のトラブル例

◆従業員トラブル
解雇/雇用条件・賃金・ハラスメント・機密情報漏洩・競業避止義務違反など
◆知的所有権侵害
特許権・実用新案権・意匠権・著作権・商標権など
◆債権回収
制作費や業務委託料の未払い
◆詐欺被害
詐欺・悪徳商法・特殊詐欺など
◆悪質クレーム
客からの恫喝・理不尽な要求・過大な要求など
◆運転事故
従業員の運転事故・バス/タクシー運転手の事故など
◆契約トラブル
請負契約・業務委託契約などの債務不履行
◆賃貸不動産・テナント
賃貸契約違反・管理契約違反など
◆不慮の事故
建築工事/危険物運送中の事故など
◆その他
その他民事トラブル全般

※紹介内容はあくまで例です。契約した商品により補償範囲は異なりますのでご了承ください。

弁護士保険の補償金額

弁護士保険の対象となる費用の種類やトラブル内容別の補填金額をまとめました。

◆弁護士保険で補填される費用の例
・法律相談料【補填割合/100%】
法律相談時に支払う費用
・着手金【補填割合/100%】
正式に依頼する際に支払う費用
・日当【補填割合/0~100%】
弁護士の遠方出張にともなく拘束時間に対して支払う費用
・手数料【補填割合/100%】
事務手続きの依頼時に支払う費用
・報酬金【補填割合/0~100%】
以来の報酬として支払う費用

基本的に相談・依頼に際して被保険者が支払った費用事務手数料ほとんど補填される傾向にあるようです。

日当報酬金は補填対象になり得るか基準が設けられており、補填対象にならない場合も

✅保険金額によっては自己負担が発生する

保険会社によっては『約款で定める基準法定費用』をもとに保険金を算出するところも。

そのため、弁護士への相談や依頼にかかった費用をどのくらいの割合で補償するか保険会社・商品・トラブルの内容によって大きく違います

商品や約款の内容によっては自己負担が発生する可能性も留意しておきましょう

✅LINEで手軽に保険加入できるか確認できる

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弁護士保険の特約はどう選ぶ?

弁護士保険をはじめとした保険商品は、特約を付加しなくても利用できます。

ただ、人によってはノーマルな状態の補償内容では備えに不安を感じたり、特約を付加したほうがお得になる場合も。

要望に合わせてどのように特約を選ぶのが最適か、選び方を参考にして見ましょう。

特約の選び方

保険料を抑えて備えたい!
→〇〇不担保特約
保険金額を多く受け取りたい!
→免責金額ゼロ特約
家族も補償対象にしたい!
→家族特約/ファミリー特約

✅補償範囲を狭める特約で保険料を抑えられる

弁護士保険の中には特定の保険金やトラブルを不担保(対象外)と定めて保険料を安価に抑えられる商品があります。

弁護士保険コモン+』の「法律相談料不担保特約」や「道路交通事故不担保特約」などが該当する特約です。

なるべく安価な保険料で弁護士保険に加入したい人は、そのような特約のある商品を選んで備え始めましょう。

✅なるべく多く保険金を備えられる特約を選ぶ

免責金額ゼロ特約は、着手金に対する保険金を算出する際に差し引く金額を0(ゼロ)として取扱う特約。

紹介した保険のうち『弁護士保険コモン+』が扱っている特約です。

もしもの時になるべく多く保険金を受け取りたい方は付加してみましょう。

✅対象者を家族にも広げたい人は特約で

弁護士保険には家族特約・ファミリー特約などの名前で補償対象者を増やせる商品もあります。

紹介した保険のうち『弁護士保険コモン+』『弁護士保険ミカタ』が扱っている特約です。

対象者を増やす特約は似たような名前でも保険料や補償内容が異なりますので、加入前にしっかりと確認しておきましょう。

おすすめ弁護士保険を徹底比較

商品名 プラン名 保険料 保険金 保険金支払上限 通算上限金額 付帯サービス 付加できる特約 支払方法 加入条件 お申込み
弁護士保険 コモン+
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レギュラー+プラン 月額/2,480円
法律相談料
特定偶発事故
一般事件
法律相談料
特定偶発事故
一般事件
1,200万円 ①無料弁護士相談
(電話・メール・WEB面談から選択可能)
②法律文書チェックサービス
(わかりにくい法律文書への対応を弁護士に相談)
③弁護士サーチ
(地域・得意分野などから弁護士検索可能)
④ヘルプナビ
・冤罪ヘルプガイド
・弁護士探しサポート
⑤加入者カード、あおり運転防止カーサイン、ステッカー配布
・免責金額ゼロ特約
・道路交通事故不担保特約
・法律相談料不担保特約
・ファミリー特約
クレジットカードのみ
※契約者の個人名義カードに限る。
・契約者18歳以上
被保険者は年齢制限なし
・親が被保険者で、
18歳未満のお子様全員が
追加保険料なしで
自動補償
100%
100%

保険金は(基準額-免責金額)×100%です。
※報酬金:(基準)×50%
100%

保険金は(基準額-免責金額)×100%です。
※報酬金:(基準)×50%
1事案/2.2万円:1年間/ 10万円 1事案/100万円 1事案/100万円
ベンナビ 弁護士保険
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スタンダードプラン
※家族補償付き
月額/2,950円
法律相談料
特定偶発事故
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法律相談料
特定偶発事故
一般事件
1,000万円 弁護士紹介サービス
(60分無料で法律相談可能な弁護士を紹介)
・痴漢冤罪特約
・免責金額ゼロ円特約
クレジット
デビット
口座振替
契約者18歳以上
※契約者から見て
以下条件に当てはまる家族は
追加保険料ゼロ円
で被保険者に

・配偶者
・30歳未満の未婚の実子
・65歳以上の実親
なし

(初回法律相談60分無料の弁護士を紹介)
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着手金の次の①②のいずれか少ない金額
①被保険者が弁護士に支払う金額
②(基準-5万)×基本てん補割合(原則70%)
報酬金:なし
70%

着手金の次の①②のいずれか少ない金額
①被保険者が弁護士に支払う金額
②(基準-5万)×基本てん補割合(原則70%)
報酬金:なし
1事案/330万円 1事案/110万円
弁護士保険 ミカタ
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スタンダードプラン 月額/2,980円
法律相談料
特定偶発事故
一般事件
法律相談料
特定偶発事故
一般事件
1,000万円 ①弁護士直通ダイヤル
②弁護士紹介サービス
(日本弁護士連合会と協定締結)
③リーガルカード
リーガルステッカー配布
④税務相談サービス
・得トクプラン(88プラン)
・得トクプラン(99プラン)
・家族特約
クレジット
口座振替
・契約者18歳以上
・被保険者は年齢制限なし
100%

(2.2万円/事案まで)
100%

報酬金:基準弁護士費用x100%
80%

※免責金額なし
報酬金:基準弁護士費用×50%
※スタンダードプランの場合
着手金:基準弁護士費用×80%
報酬金:基準弁護士費用×50%
1事案/2.2万円:1年間/ 10万円 1事案/300万円 1事案/200万円
※着手金・手数料100万円、
報酬金・日当・実費100万円の合計200万円

※掲載は五十音順です。
(コモン)2024-SP・募-019/(ベンナビ)KL2024・SP・320/(ミカタ)M2024営推01111

弁護士保険には様々な特約がある!不安な方は付加してみよう

今回は弁護士保険に付加できる特約の種類やその選び方を解説しました。

弁護士保険には商品ごとに様々な特約が用意されており、希望すれば付加できます。

選んだ弁護士保険によって付加できる特約は限られるので、加入前にしっかり確認しておきましょう。

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