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国内旅行保険はいらない?いらない理由と国内旅行保険がおすすめな人を解説
国内旅行保険はいらない?
いらないと言われる理由は?
国内旅行保険はいらないのかわからず、悩んでいる人は少なくありません。
本記事では、国内旅行保険はいらない理由や国内旅行保険がおすすめな人について解説。
悩んでいる人は必見です!
この記事の監修者
-
有岡 直希
ファイナンシャルプランナー
大学卒業後、Webマーケターを経て外資系生命保険会社に転職。 個人対象のライフプラン・コンサルティングに携わり、顧客のニーズと社会保障制度を加味した論理的な提案に定評あり。 各生命保険商品を徹底的に分析し、価値ある保険商品の選別と保険の効果を高める活用法を提案します。- <保有資格>
- AFP、2級ファイナンシャル・プランニング技能士
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国内旅行保険はいらない?
そもそも国内旅行保険とは
国内旅行保険とは
国内旅行中のケガや他人への賠償・手荷物など携行品への損害等に備える保険。
国内旅行保険の主な補償内容は下記の通り。
✅自分自身のケガへの補償
✅他人への賠償責任
✅携行品損害への補償
✅事故の救援者費用の補償
✅航空機の遅延・欠航に対する補償
国内旅行保険の基本はまず旅行中のケガへの補償で、賠償責任や携行品補償・事故の救援者費用等をオプションで付帯可能です。
※そもそもセットになっている商品もあります。
国内旅行保険の内容①ケガの補償
国内旅行保険に加入すると、まず第一に旅行中の自分自身のケガに備えられます。
もしケガにより手術や入院・通院をした場合には、保険金が支払われるのが特徴です。
スキー中に転倒したなど
国内旅行保険の内容②賠償責任
国内旅行保険の賠償責任補償では、旅行中の他人への賠償責任に備えられます。
他人にケガをさせたり他人の物を壊して損害賠償責任を負うと保険金が支払われる補償です。
国内旅行保険の内容
③携行品損害補償
国内旅行保険の携行品損害補償では、旅行に持っていく身の回り品への損害に備えられます。
破損や盗難などの事故によって携行品に損害が生じると保険金が支払われる補償です。
誤ってカメラを落として壊れたなど
国内旅行保険の内容
④事故の救援者費用
✅国内旅行中にケガをして14日以上入院した
✅被保険者が搭乗する飛行機や船舶が遭難した
上記のような場合等に、現地に向かった被保険者の親族が負担した交通費や捜索救助費用を事故の救援者費用では補償します。
国内旅行保険の内容
⑤保険航空機遅延費用補償
国内旅行保険の保険航空機遅延費用補償では、飛行機の遅延・欠航リスクに備えられます。
飛行機の遅延や欠航で発生した宿泊延泊料金等に対して保険金が支払われる補償です。
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国内旅行保険がいらない理由
公的医療保険があるから
日本には国民皆保険制度があり、国民全員に公的医療保険への加入が義務づけられています。
国民皆保険制度とは
すべての人が公的医療保険に加入し、ケガや病気をした時はお互いの負担を軽減する制度。
公的医療保険に加入していると、医療費の自己負担額は1~3割で済みます。
※年齢や所得ごとに医療費の自己負担額は異なる。
国内旅行であれば万一病院にかかっても公的医療保険があるため、国内旅行保険はいらないと考える人もゼロではありません。
主な加入者 | |
---|---|
国民健康保険 | 自営業者、非正規労働者、74歳までの高齢者など |
被用者保険 | 公務員や民間企業の会社員など |
後期高齢者医療制度 | 75歳以上の高齢者 |
※被用者保険はさらに、全国健康保険協会(協会けんぽ)・組合健保・共済組合に分かれます。
他の保険でカバーできるから
国内旅行保険の補償内容は、既に加入している保険でカバーできる人も中にはいます。
医療保険、傷害保険
賠償責任
火災保険や自動車保険などの損害賠償特約
携行品損害補償
火災保険や自動車保険などの携行品損害補償特約
もし国内旅行保険と他の保険の補償内容が重複していると、補償を請求しても基本的に一方の保険からしか保険金は支払われません。
保険料を無駄にしないためにも、国内旅行保険への加入を検討している人は補償内容の重複はないか加入前に確認しましょう。
クレジットカードの中には、国内旅行保険が自動で付帯されているカードもあります。
・自分自身のケガへの補償
・他人への賠償責任
・携行品損害への補償
・事故の救援者費用の補償
・航空機の遅延・欠航に対する補償
※すべてが補償がクレジットカードに付帯されているとは限りません
旅行中のケガに対する補償のみの保険が多いものの、携行品損害補償が付帯されたクレジットカードもゼロではありません。
クレジットカードに付帯されている保険は基本的に保険料の支払い&事前申し込み不要です。
わざわざ国内旅行保険に加入しなくても補償を受けられるので、ぜひ一度手持ちのクレジットカードを確認してみましょう。
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国内旅行保険の加入者数
損害保険料率算出機構の調査によると、2020年度に国内旅行損害保険で認定された被害者数と支払われた保険金の額は下記の通りです。※
被害者数(人) | 保険金(千円) | |
---|---|---|
死亡 | 2 | 14,330 |
後遺障害 | 75 | 85,728 |
入院 | 275 | 41,676 |
手術 | 242 | 13,044 |
通院 | 2,045 | 176,209 |
合計 | 2,639 | 330,989 |
国内旅行損害保険の新契約件数は349,554件で、実際に保険金が支払われたのは2,639人でした。
新契約件数に対して被害者数は大幅に多くはなく、「医療保険に加入しているから国内旅行保険は不要」と考える人も中にはいるでしょう。
ただし国内旅行保険の保険料は比較的安価で、500円から加入可能な商品もあるので旅行中の万一に備えたい人は加入するのも一つの手です。
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国内旅行保険がおすすめな人
レジャー旅行に行く人
登山やスキーなどレジャーを目的とした旅行に行くなら、国内旅行保険はおすすめです。
ケガ自体は公的医療保険や民間の医療保険で対応できる人もいますが、遭難や14日以上の入院に対する家族の負担額は補償されません。
スキー保険やレジャー保険など細かい目的に合わせた保険もあるので、レジャー旅行に行くなら一度確認してみましょう。
個人賠償責任保険に加入してない人
国内旅行では自分自身のケガだけでなく、他人に対する賠償責任が生じる可能性もあります。
火災保険や自動車保険に個人賠償責任保険特約が付帯されていない人なら、国内旅行保険に加入するのはおすすめと言えるでしょう。
台風の時期に旅行する人
国土交通省の調査によると、令和4年7月~9月の飛行機の欠航率と遅延率は下記の通りでした。
欠航確率 | 遅延率 |
---|---|
2.28% | 9.02% |
飛行機の欠航は100回の運行のうち2~3回・遅延は100回のうち9回ほどの割合で起きていて、遅延率と欠航率は決して高くはないです。※1
ただし台風の発生しやすい時期や台風の被害を受けやすい地域に行くため、遅延・欠航しないか不安な人は国内旅行保険を検討しましょう。
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国内旅行保険はいらないのか:まとめ
国内旅行だと公的医療保険が適用されるため、保険はいらないと考える人も中にはいます。
しかし、レジャー旅行や台風の時期に旅行するなら国内旅行保険への加入はおすすめ。
既に加入している保険と補償内容が重複してしまう人もいるので、加入前に確認しましょう。
※引用:損害保険の概況/損害保険料率算出機構
※1引用:国土交通省/特定本邦航空運送事業者に関する航空輸送サービスに係る情報公開