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借金催促の電話を無視するとどうなる?対処法と負担を軽減する完済方法

「借金催促の電話がつらい…」
「借金催促の電話は無視したらダメ?」
「借金の催促を止める方法は?」
借金の返済が遅れて督促の電話がかかってきても、無視するとどんなリスクがあるのか分からず対応に困っている人は少なくありません。
借金催促の電話を無視すると様々な弊害が起こりますが、債務整理すれば催促が止まる・負担が軽くなり無理のない返済が可能です。
今回は、借金の催促電話を無視するとどうなるか、無視してしまう心理と背景、無視するリスクと正しい対処法を詳しくお伝えします。
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- グッドカミング編集部
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この記事の目次
借金督促の電話を無視するとどうなる?

督促の電話を無視すると督促状が届く
借金の返済が遅れると、初めは「ご案内」や「返済の確認」など支払いを促すための通常の連絡である“督促状”が届きます。
督促状を無視し続けると「催告書」として内容証明郵便が届き、期限内に返済ができないと法的手段に踏み切るなど強い言い回しに変化。
催告書は法的手段に踏み切る旨を警告する意味もあるため、「最終通告」と記載される郵便物も少なくありません。
催告書まで無視すると債権者は法的手段に移行し、裁判所から支払督促の書類が届くので早めに対処するのが賢明です。
督促の電話を無視し続ける法的リスク
裁判所から届く支払督促には、債権者に借金の返済をするよう記載されており、法的効力を持ちます。
従わないと財産や給与の差押えなど強制執行の手続きに移行されるのは否めません。
「何とかなるだろう」と安易な考えにより督促の電話や郵便を無視し続けていると、日に日に不利な状況に追い込まれていくでしょう。
督促の電話を無視してしまう心理と背景

恐怖と不安で督促の電話を無視
借金を抱えて返済が遅れている債務者は「怒られるのが怖い」「責められそう」などの不安から、催促の電話に出ない背景があります。
中には電話で債権者の声を聞くだけで動悸がしてしまう人も珍しくありません。
よほどの闇金でない限り、債権者は感情的に個人を責め立てず、事務的に内容を伝えたり現在の状況を聞いたりする内容がほとんどです。
一人で思い悩まずに、返済が滞っている理由の説明・今後の返済計画を相談するなど、まずは催促の電話に出て誠実に対応しましょう。
現実逃避で督促の電話を無視
返済が難しくなると、「もうどうにでもなれ」と現実逃避の心理に陥りがちです。
特に督促の電話が続くほど現実を直視するのが辛くなり、対応を先延ばしにする悪循環が発生します。
どのような状況であっても借金問題を解決する手段はあるため、督促の電話は絶対に無視せずに状況の悪化を防いてください。
督促の電話を無視した最悪のシナリオ

督促の電話を無視して会社にバレる
裁判所からの支払督促が届いた後も無視し続けていると、債権者が主張する内容が認められ給与や預金口座の差押えが可能になります。
実際に通帳残高が凍結されるほか、給与の一部が差し押さえられると借金の事実が会社にバレるおそれもあるでしょう。
給与の差し押さえを直接的な原因としてクビにまでする会社は少ないですが、会社に居づらくなれば自主退職に追い込まれかねません。
催促の電話を無視して家族にバレる
催促の電話を無視し続けていると裁判所から債務者宛てに書類が届き、郵便物を目にした家族に借金の存在がバレるリスクが高まります。
将来的に返済が続く中で経済的に苦しい状況に陥るのと、家族に借金の存在を隠し続けていた事実が不信感を高め、別居や離婚の事態にも。
借金の総額やお金を借りるに至った事情・理由によっては、家族だけでなく親族との関係性の悪化も避けられません。
催促の電話を無視して将来設計が狂う
借金の長期延滞や法的手続きにまで至ると、信用情報機関に事故情報が登録(いわゆるブラックリスト入り)されます。
一般的に事故情報は5~7年掲載されると言われており、一定期間はクレジットカードやローンの審査に通らなくなるので要注意。
家族のためにマイホームや自動車の買い替え、学資ローンなどを検討していても実現が難しく、将来設計に大きな狂いが生じるでしょう。
督促の電話を無視しない正しい対処法

催促の電話には落ち着いて対応
電話がかかってきたら、まずは相手がどの債権者か、いくらの滞納があるのかを確認するのが最優先です。
感情的になって無視するのはNG、事実を整理し現状を把握しなければ解決に動き出せません。
何らかの事情によって電話に出られなかったら、速やかに折り返しの連絡を入れましょう。
催促の電話に債務整理を検討
催促の電話がかかってきても経済的な余裕がなく、現実的に借金の返済が難しい人は債務整理が有効な手段です。
債務整理は大きく分けて3種類で、裁判所を通す手続きと通さない手続きがありますが、どれを選んでも借金を減額または免除できます。
種類 | 特徴 |
---|---|
任意整理 | 債権者と交渉し、将来の利息カットや返済計画を見直す手続き。原則3~5年かけて完済する。 |
個人再生 | 借金を大幅に減額し、原則3~5年で完済を目指す手続き。借金総額が多く、減額しないと返せる見込みがない人向け。 |
自己破産 | 原則すべての借金が免除される手続き。反省や更生の意思があると判断されれば、ギャンブルや浪費などが原因でも裁判所の裁量によっては認められる。 |
任意整理のみ裁判所を通さずに手続きできて、住宅や自動車など財産を手放さずに済むため、借金の元本が少なく十分な返済能力がある人にベストな選択肢です。
借金の総額が多く元本の支払いが厳しい人は、借金を減額・免除できる個人再生や自己破産も選択肢となります。
司法書士事務所
1社あたりの借入額が140万円以下なら司法書士に依頼するのが◎。
初回相談無料の事務所も多いです。
アヴァンス法務事務所 | はたの法務事務所 | |
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司法書士 事務所 |
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初回 相談料 |
無料 | 無料 |
対応 エリア |
全国 (出張相談可) |
全国 (出張相談可) |
任意整理 着手金 1社あたり |
11,000円~※1 | 22,000円~※2 |
分割払い | 着手金は分割払い可 | ※公式サイトに記載なし 要相談 |
問い合わせ |
▼アヴァンス法務事務所の口コミ評判は?アヴァンス法務事務所の債務整理の費用や相談の流れ
▼はたの法務事務所の口コミ評判は?はたの法務事務所「任意整理の流れや費用」を解説
※以下すべて税込表記
※【アヴァンス法務事務所】…解決報酬金11,000円/1社、減額報酬11%、過払い金を取り戻した場合は過払い金に対して22%の成功報酬、別途事務手数料あり
※【はたの法務事務所】…減額報酬:減額できた債務の金額の11%/その他、印紙、切手、訴訟費用(原則実費のみ)、管理費等が発生/司法書士法に則り、契約時には契約書の報酬内訳書にて説明
弁護士事務所
1社あたりの借入額が140万円を超えているなら弁護士に依頼しましょう。
事務所によっては分割払いもできます。
ライズ綜合 法律事務所 |
ひばり 法律事務所 |
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弁護士 事務所 |
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初回 相談料 |
慰謝料請求・債務整理・B型肝炎給付金請求・交通事故・立ち退き問題・敷金回収に関する相談は無料 | 無料 |
対応 エリア |
全国 (出張相談可) |
全国 (出張相談可) |
任意整理 着手金 1社あたり |
55,000円~※ | 22,000円※ |
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※【ライズ綜合法律事務所】…着手金は内容により費用が異なります/減額報酬は減額の11%/和解成立時、解決報酬として1社につき22,000円/過払い返還報酬 22%(任意の場合/訴訟の場合は27.5%)/送金管理費として1社につき月1,000円/回/通信費として1社につき2,200円
※【ひばり法律事務所】…報酬金22,000円(1社あたり)/減額報酬11%/実費5,500円(1社あたり)
催促の電話は弁護士・司法書士に相談
債務整理は弁護士や司法書士など専門家に依頼するのが一般的で、債務者の代わりに債権者と交渉してくれます。
専門家に依頼した時点で債権者側に「受任通知」が送付され、速やかに督促が止まり連絡も一時的に停止。
専門家への依頼は有料ですが、相談は無料で対応してくれる法律事務所も多いため、まずは気軽に相談してみましょう。
催促電話で借金問題を悪化させない予防策

催促電話は無視せず債権者と相談
急な出費がかさむなどして、「借金の返済が遅れるかもしれない」と感じた時点で、早めに債権者へ連絡するのが得策です。
できれば催促の電話がかかってくる前に、困っている現在の状況を共有しておくのがベスト。
債権者によっては分割払いや返済猶予など柔軟に対応してくれます。
催促電話は無視せず早期返済へ
催促の電話がかかってきたら、まずは家計全体を見直し、無駄な出費を減らして返済にまわせる資金を確保しましょう。
家計簿アプリなどを使って毎月の支出を管理すると、改善点を見落としません。
・使用していないサブスクの解約
・携帯電話を格安SIMに乗り換え
・生命保険料の見直し
・お酒やタバコなど嗜好品の抑制
・交際費の削減
小さな内容でもできる範囲から始めると◎。
各都道府県の自治体では借金に悩む人に向けてさまざまな相談窓口も開設しているため、何から始めれば良いか分からない方は活用してみるのもおすすめです。
催促電話は無視せず借入先の一本化
複数の借入先があるなら、“おまとめローン”などの活用によって一本化すれば返済管理しやすくなります。
おまとめローンは、月々の返済負担の軽減、月々の返済日をまとめられる、支払総額を抑えられるなど、メリットが大きいです。
ローンの審査や返済期間が長期化しやすいリスクを加味しても、債務整理をする前に一度検討して損はありません。
催促電話は無視せず即座に対応するのが◎
借金催促の電話を無視すると、催促状→催告書→最終通告→裁判所から支払催促が届き、法的手段に移行されます。
恐怖や不安、現実逃避など催促電話を無視したくなる背景はあれど、差し押さえや郵送物で会社や家族にバレれば生活もままなりません。
弁護士・司法書士への相談や債務整理も上手に活用して、借金の催促電話から解放され負担なく完済を目指しましょう。