- アンケート調査
【独自アンケート】花粉症の対策にいくらかける?症状のある花粉や対処方法を集計&解説

2025年は、全国的に例年を上回る花粉の飛散が予測されています。
特に四国や近畿地方では、過去10年間で最も多いレベルの飛散となる可能性もあると指摘されました。
そこで本調査では、2025年春時点における花粉症の症状や影響を受けている花粉の種類、対策の実施状況についてアンケートを実施。
例年以上に厳しい花粉シーズンのなか、人々はどのように対処し、日々を過ごしているのでしょうか。
参考:2025年春の花粉飛散予想 西日本では過去10年で最多に匹敵する大量飛散のおそれ|ウェザーニュース
概要:花粉症に関するアンケート
有効回答数:300人
調査対象:日本在住の男女
調査実施日:2025/3/5~2025/3/6
調査方法:インターネットによる任意調査
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- グッドカミング編集部
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この記事の目次
本アンケートの回答者は約85.7%が花粉症

300人の回答者に花粉症の有無やその程度について尋ねたところ、「一定の症状が出る」と答えた人が110人(約36.7%)で最も多くなりました。
次いで「軽い症状が出る」が95人(約31.7%)、「毎年ひどい症状が出る」が52人(約17.3%)。
今回のアンケートでは、全体の85%以上が何らかの花粉症の症状を自覚しているようです。
スギ花粉へのアレルギー患者が圧倒的多数

花粉症の原因となる花粉について複数回答で尋ねたところ、「スギ」に最も反応すると答えた人が198人と、圧倒的多数を占めました。
「ヒノキ」が79人、「ブタクサ」が56人、「イネ科」が39人と続きましたが、「スギ」の回答数は群を抜いています。
一方で、「花粉症の症状はあるが、何に反応しているのかはわからない」と回答した人も38人いました。
「気になるほどではない」と考えている人も一定数存在するようです。
最もポピュラーな対策は「目を洗う・目薬を使う」

花粉症の症状がつらいとき、人々はどのような行動をとっているのでしょうか。
もっとも多かった対処法は「目を洗う・目薬を使う」で、179人が実践していると回答。
「外出を避ける」91人、「医師に相談する」60人と対策を講じる人がいる一方で、「ひたすら耐える」と答えた人も70人にのぼりました。

対処法に関する質問と共に、花粉症対策グッズについても調査を行っています。
最も多くの人が取り入れている対策は「マスク」236人。
感染症対策と並行してマスクを使用している層が多いと考えられます。
次いで「花粉症用の薬(市販薬・処方薬)」が137人、「メガネ・ゴーグル」74人、「空気清浄機」65人でした。
花粉症である回答者は約73.9%が薬・サプリを服用

花粉症の症状に対して薬やサプリなどを使用していると答えた人は、全体(300名)のうち190人で、全体の63%を占めました。
一方、「薬は使わない」と回答したのは110人(約36.7%)ですが、この中には花粉症ではないとする43人も含まれています。
花粉症の自覚がある人に限定すると、約73.9%が薬やサプリを使用して症状を抑えているのがわかります。

花粉症の薬の購入場所については、「市販薬(ドラッグストア等)」が88人(約29.3%)で最多でした。
一方、「病院で処方」を受ける人も82人(約27.3%)とほぼ同じ割合を占めました。
花粉症対策にかけるお金は1シーズンあたり「5,000円以下」が最多

花粉症対策にかける費用について尋ねたところ、「〜5,000円」と回答した人が最も多く、全体の190人(約63.3%)にのぼりました。
次いで「5,000〜10,000円」が40人(約13.3%)、「10,000〜20,000円」が10人(約3.3%)と続き、「20,000円以上かけている」層もわずか5人(約1.6%)ながら存在しています。
症状が重い人ほど、医師の診察によるアレルギー薬の処方やレーザー治療など、医療的な対策に費用をかける傾向があるようです。
一方で、「0円(何もしていない)」と答えた人は55人(約19%)でした。
花粉症ではない層を除くと、症状があっても対策に費用をかけていない人も12人いるようです。
花粉症アンケート調査まとめ
- 最もアレルギー反応が多い花粉は「スギ」
- 症状がある回答者のうち約73.9%は薬・サプリを使用
- 対策費用として「5,000円未満」と回答した人が約63%と多数
今回のアンケートでは、「軽い」「一定の」「毎年ひどい」といった症状を含め、約85.7%が花粉症の自覚があると回答。
原因となる花粉の種類では「スギ」が圧倒的多数を占め、次いで「ヒノキ」や「ブタクサ」など、他の花粉に反応する人も一定数見られました。
「マスクの着用」や「市販薬・処方薬の使用」による対策が主流といえるでしょう。
1シーズンあたりの花粉症対策費用は「〜5,000円」が最も多い一方、1万円を超える支出をする人はごく一部にとどまりました。
今後も花粉の飛散量が増えると予測されており、それに伴って花粉症に悩まされる人はさらに増加していくと考えられます。