- 保険
- ペット保険
トカゲが入れるペット保険はある?ペット保険の必要性やメリットを解説

トカゲ向けのペット保険はある?
ペット保険に加入するメリットは?
フトアゴヒゲトカゲやレオパードゲッコー(ヒョウモントカゲモドキ)など、爬虫類をペットとして飼う人が年々増えています。
ただ、犬や猫と違い、爬虫類の飼育には独自の難しさやリスクがあり、飼育中のけがや病気の治療費が高額になるケースも。
この記事では、トカゲが保険に入れるかどうか、保険がない場合の備え方について詳しく解説していきましょう。
この記事の監修者
-
有岡 直希
ファイナンシャルプランナー
大学卒業後、Webマーケターを経て外資系生命保険会社に転職。 個人のライフプラン・コンサルティングに携わり、顧客のニーズと社会保障制度を加味した論理的な提案に定評あり。 各生命保険商品を徹底的に分析し、価値ある商品の選別と保険の効果を高める活用法を提案します。- <保有資格>
- AFP、2級ファイナンシャルプランニング技能士
- この記事の編集者
- 最新記事

- グッドカミング編集部
- グッドカミングは、保険/資産運用/将来設計/投資など「お金」の悩みを解決するWebメディアです。ファイナンシャルプランナーが記事を監修し、情報の信頼性を担保。様々な経歴のライターが、自身の経験やお金に悩む人の体験談を基に記事を執筆しています。
- 海外旅行保険は治療費「無制限」?無制限補償のポイントと注意点を紹介! 2025.05.28
- フクロウが入れるペット保険はある?ペット保険の必要性や補償内容を解説 2025.05.28
- アヒルが入れるペット保険はある?加入するメリットと保険の選び方を解説! 2025.05.28
この記事の目次
トカゲが入れるペット保険は少ない

ペット保険の多くは、犬・猫・一部のウサギや鳥などの小動物が対象で、トカゲ、ヘビ、カメなどの爬虫類が加入できる保険は少ないです。
トカゲの治療費は犬・猫より高めになる傾向がありますが、保険に加入していない場合、飼い主が治療費を全額負担しなければなりません。
費用が理由で十分な治療をしてあげられない事態を避けるために、ペット保険への加入を検討するのがおすすめです。
また、一部の外資系保険や、ペットショップ経由で独自の医療補償を提供しているケースもあるため、購入時に確認しておきましょう。
ペット 保険 |
SBIプリズム少短 |
---|---|
![]() |
|
対象 動物 |
犬・猫・小動物・鳥類・爬虫類
|
小動物の 保険料 (月額) |
【バリュー】 2,890円 【プレミアム】 3,460円 |
補償 割合 |
100% ※入院・通院・手術の1日(1回)の上限金額および年間上限回数あり |
特徴 | 全国の動物病院が対象 小動物・鳥・爬虫類は年齢による保険料の変動なし スマホでいつでも保険金請求ができる |
見積 申込 |
|
JACAP202400079 |
トカゲにペット保険が必要な理由

トカゲの診療費は高額になりやすい
トカゲを含む爬虫類は犬や猫とは異なり、診察できる病院が少なく、専門性の高い診療が必要となるため、治療費も比較的高額になりやすい傾向があります。
軽い症状であっても数千円、重度の症状で手術が必要になると数万円を超える場合も少なくありません。
病院によって価格帯に差があるため、診療前におおよその費用を確認しておくと安心です。
脱皮不全や軽度の
皮膚トラブル |
診察料/外用薬:約3,000円〜6,000円 再診が必要な場合は追加で数千円程度 |
拒食・便秘・軽度の
内臓不調 |
診察料/便検査やレントゲン検査:約6,000円〜12,000円 栄養補助注射や投薬を含むとさらに加算 |
骨軟化症(カルシウム不足による骨の変形)
|
血液検査/カルシウム治療:約10,000円〜20,000円 食餌指導と継続治療が必要なケースも多い |
感染症
(細菌・真菌・寄生虫) |
検査/抗生物質/駆虫薬など:約8,000円〜15,000円 治療期間が長引けば総額2万円以上になることも |
腸閉塞や誤飲などで
手術が必要な場合 |
入院/開腹手術:約30,000円〜80,000円以上 術後の管理費や再診料も発生 |
万が一の備えとしてペット保険の検討が重要
ペット保険に加入していると、急な医療費にも対応しやすくなります。
感染症や内臓の病気などは入院や長期治療が必要になる場合は負担が大きくなるため、早めの対策が安心です。

トカゲ向けペット保険の保険料

トカゲ向けペット保険の保険料は、年齢、個体の種類、補償範囲などによっても大きく変動します。
●月額 :2,000円〜4,000円程度
●年払い:20,000円〜45,000円前後
トカゲの診療は専門病院に限られるため、1回の診察・検査で1〜3万円、入院や手術で10万円程度かかるケースも珍しくありません。
犬・猫より保険料がやや高めに設定されているケースが多いですが、年に1〜2回でも通院・治療の機会があると、ペット保険の恩恵を十分に受けられる可能性があります。
トカゲ向けペット保険の加入条件

年齢制限
一部の保険では年齢制限が設けられており、生後数か月以上の健康な個体が対象とされており、生後すぐや高齢のトカゲは加入できない場合があります。
加入時点での年齢が何歳まで認められているか、保険会社によって基準が異なるため、事前の確認が必要です。
年齢の上限がない、年齢とともに保険料が上がらないペット保険もあるので、年齢制限が気になる方はチェックしてみましょう。
飼育環境や飼育方法のチェック
トカゲの健康状態は飼育環境に大きく左右されるため、保険によっては「適正な飼育環境かどうか」が加入条件に含まれるケースも。
照明(UVライト)の有無や温度管理、湿度管理、栄養バランスのとれた給餌がされているかなど日常の管理状態が重視される傾向があります。
証明書や購入履歴の提示
高額な爬虫類や希少種を対象とする保険では、販売証明書、個体識別情報(種類、性別、生年月日など)の提示を求められる場合があります。
不正な取引や登録漏れを防ぐ目的があるため、正規のルートで入手した証明ができる書類は大切に保管しておきましょう。
健康状態の告知が必要
基本的にペット保険の加入時には、ペットの健康状態を正確に申告する必要があります。
すでに病気やケガがある個体については、加入を断られるか、該当する治療が補償対象外になるケースも。
告知義務を怠ると、保険金の支払い対象外になる可能性があるため、診察履歴や健康診断の記録は正確に提出しましょう。
トカゲ向けペット保険を選ぶポイント

✅ 補償内容と限度額を確認する
✅ 保険料と保障のバランスを見極める
✅ 専門病院での診療がカバーされるか
加入対象にトカゲが含まれているか
多くのペット保険は、犬・猫、うさぎ・フェレット、インコなどの一部の小動物に限定されています。
トカゲのような爬虫類は補償対象外になるケースが多いため、まずは保険会社の約款や対象動物一覧をしっかり確認するのが大切です。
全国の病院対応かどうか、保険料の目安、補償割合、通院・入院・手術の各条件も必ずチェックしましょう。
補償内容と限度額を確認する
トカゲの医療は犬猫に比べて専門性が高く、1回あたりの治療費が高額になる場合もあります。
診察だけで数千円、血液検査やレントゲンを含めると1万円以上になるケースも。
ペット保険に加入する前には通院補償があるか、1回あたりや年間の限度額が十分かどうかを事前に確認しておきましょう。
保険料と保障のバランスを見極める
トカゲのペット保険は対象が限られている分、保険料がやや高めになる傾向があります。
通院頻度や医療リスク、過去のトラブルの有無を考慮し、自分の家庭に合った保険料負担かどうかを見極めるケースが大切です。
特に補償割合(50%、70%、90%)や自己負担額の設定が選べるプランは、長期的な視点で検討しましょう。
専門病院での診療がカバーされるか
トカゲは、すべての動物病院で対応しているわけではなく、爬虫類に詳しい獣医師が在籍する専門病院での診療が必要です。
保険会社によっては、「特定の病院での診療は補償対象外」となっているケースもあるため、かかりつけにしたい病院が補償範囲に入っているかを事前に問い合わせておきましょう。

トカゲが入れるペット保険:まとめ

ペット保険の多くは、犬・猫・一部のウサギや鳥などの小動物が対象で、トカゲ、ヘビ、カメなどの爬虫類が加入できる保険は少ないです。
ただ、トカゲの治療費は犬・猫より高めになる傾向があり、保険に加入していない場合、飼い主が治療費を全額負担しなければなりません。
安心してトカゲとの暮らしを続けるために、飼育環境を整えて病気を予防したり、急な医療費に対応できる貯蓄の準備、ペット保険への加入を検討しましょう。
