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マルチーズがなりやすい病気とは?特徴と早期発見・病気予防のポイント

マルチーズがなりやすい病気は?
かかりやすい病気を予防する方法はある?
マルチーズは、愛らしい見た目と穏やかな性格から、家庭犬として高い人気を誇る犬種です。
小型犬特有の体質や遺伝的な要因から、かかりやすい病気はありますが、日々のケアや環境づくりに配慮すれば防げる病気もあります。
この記事では、マルチーズが特に注意すべき病気と、予防や早期発見のためのポイントを詳しく解説していきましょう。
この記事の監修者
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有岡 直希
ファイナンシャルプランナー
大学卒業後、Webマーケターを経て外資系生命保険会社に転職。 個人のライフプラン・コンサルティングに携わり、顧客のニーズと社会保障制度を加味した論理的な提案に定評あり。 各生命保険商品を徹底的に分析し、価値ある商品の選別と保険の効果を高める活用法を提案します。- <保有資格>
- AFP、2級ファイナンシャルプランニング技能士
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マルチーズの特徴

マルチーズは非常に人懐っこく、飼い主に対して深い愛情を示す犬種で、初めて犬を飼う家庭にも向いている犬種です。
警戒心がやや強い面もありますが、甘えん坊で抱っこされるのが好きな子が多く、家族とのスキンシップをとても喜びます。
活発で遊び好きですが、骨が細く関節が弱い傾向があるため、高い場所からのジャンプや階段の昇降には注意が必要です。
また、滑りやすい床にはマットを敷くなど、室内環境にも配慮しましょう。

マルチーズがかかりやすい主な病気

✅ 流涙症・涙やけ
✅ 気管虚脱
✅ 外耳炎
✅ 白内障
膝蓋骨脱臼(パテラ)
膝蓋骨脱臼(パテラ)はマルチーズのような小型犬が発症しやすい病気で、膝のお皿が正常な位置から外れてしまう状態を指します。
歩行時に足を引きずる、急に座り込む、片足を浮かせるなどの症状が見られる場合は注意が必要です。
予防のためには、フローリングに滑り止めマットを敷く、激しい運動を控える、適切な体重を維持しましょう。
流涙症・涙やけ
流涙症・涙やけは、涙の量が増える・涙が過剰に分泌されて目の周りの毛が茶色く涙やけする病気。
マルチーズは目が大きく、涙管が詰まりやすい体質のため、涙やけが起こりやすいです。
涙管の閉塞や逆さまつげ、アレルギー、角膜の傷などが原因になるケースが多く、悪化すると皮膚炎に繋がる可能性もあります。
気管虚脱
気管虚脱は、気管の軟骨の強度が低下して、気管が潰れて呼吸が苦しくなる病気です。
気管が弱くつぶれやすいマルチーズは、特に興奮時や首輪の圧迫で「ガーガー」とガチョウの鳴き声のような咳をする場合があります。
重度になると呼吸困難を起こすケースがあるので、適切な体重管理やハーネスの使用、興奮させない工夫が重要です。
外耳炎
耳の中が湿りやすいマルチーズは、耳の中で細菌やカビが繁殖しやすく、外耳炎を繰り返す傾向があります。
外耳炎は、外耳道と呼ばれる耳の入口から鼓膜までの穴で炎症が起きる皮膚病です。
● 耳垢が増える
● 耳垢の色が黒っぽい
● 耳からきつい臭いがする
● 耳ダレが出る
● 耳を頻繁に搔いている
● 耳をこすりつける
● 耳の穴の周囲が赤くはれる
● 頭を振る など
悪化すると炎症が鼓膜から奥に広がり、中耳炎や内耳炎を発症する恐れがあるため、症状が見られたらすぐ獣医に相談しましょう。
白内障
高齢のマルチーズは、目の水晶体が白く濁る白内障になりやすく、視力低下や失明につながるケースがあります。
初期段階では気づきにくいですが、目が白く光って見える、物にぶつかるなどの様子が見られた場合は動物病院に相談しましょう。
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ランキングは各保険商品の優劣や推奨を示すものではなく、2025年04月01日~04月30日の申込件数、資料請求件数、及びアクセス数に基づいて作成したものです。
ペット保険はお迎えしてすぐ加入しよう

ペット保険は、ペットが病気やケガをして動物病院を利用した際の治療費や入院費、手術費の一部を補填するための保険です。
ペットが病気やケガをした場合の治療費は、基本的に飼い主さんが全額自己負担しなければなりません。
犬は0歳と7歳以上のシニア期に1年間の平均受療回数が多くなる傾向にあるため、お迎えしてすぐにペット保険に加入するのがおすすめ。※
保険金が必要になってから加入しても、補償は受けられないため、病気や怪我をしてしまう前に、愛犬に合ったペット保険に選びましょう。
ペット 保険 |
日本ペット | SBIプリズム少短 |
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保険 対象 |
犬・猫
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犬・猫・小動物・鳥類・爬虫類
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犬の 保険料 (月額) |
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補償 割合 |
50%・70%・90% ※ミニプランは70%のみ |
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特徴 | 0歳~4歳まで保険料変動なしで満10歳まで加入可能 ネクストプランは歯科治療・パテラ・ガン・泌尿器疾患も補償※歯石取りは除く |
全国の動物病院が対象 休日診療費・時間外診療費も補償 スマホでいつでも保険金請求ができる |
見積 申込 |
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B24-011(240717) | JACAP202400079 |
※ 引用:一般社団法人 JA共済総合研究所/ペット保険の現況(後編)―ペット飼育の現況とペット保険の契約実績等―
マルチーズの病気・ケガへの備え方

マルチーズの健康を守るためには、日頃からの丁寧なケアと小さな変化を見逃さない観察力が欠かせません。
体質的にデリケートな部分が多い犬種なので、日常生活で意識できる予防とチェックの方法をしっかり知っておきましょう。
✅ 耳・目のケアを習慣化する
✅ 床環境の見直しをする
✅ 日々のスキンシップを大事にする
✅ 定期的な健康診断を受ける
✅ ペット保険に加入する
体重管理を徹底する
体が小さいマルチーズは、少しの体重増加でも関節や気管に負担がかかりやすくなります。
膝蓋骨脱臼や気管虚脱の予防のためにも、適正体重を維持するのは非常に重要です。
また、体重を定期的にチェックしておくと、何らかの病気で体重が急激に増減していてもすぐ気づけ、早期発見・早期治療に繋がります。
毎日のフード量を計量する、間食を減らす、適度な運動を心がけるなど、体重管理を日常的に意識しましょう。
耳・目のケアを習慣化する
外耳炎や涙やけを防ぐためには、耳と目を常に清潔に保つのが大切です。
週に数回は専用のイヤークリーナーで耳の中を拭き取り、においや汚れがないか確認します。
目の周りは涙やけ用シートや湿らせたガーゼで優しく拭き、赤みやただれ、毛の変色がないかもチェックしてください。
床環境の見直しをする
フローリングなどの滑りやすい床は、関節や膝に負担をかけやすく、膝蓋骨脱臼のリスクを高めます。
リビングや廊下に滑り止めマットを敷き、愛犬が走ったり遊んだりする場所には特に注意を払いましょう。
ジャンプや段差の上り下りもできるだけ避け、階段などにはペット用のスロープやゲートを設置するのも効果的です。
日々のスキンシップを大事にする
病気の早期発見には、飼い主が愛犬の体調や行動をよく知っておくのが重要です。
抱っこやブラッシングのときに、足を引きずっていないか、体を触って痛がらないか、呼吸や心音が乱れていないかなどを観察しましょう。
また、毎日のごはんやトイレの様子も重要なサインになるので、食欲や排泄状態にいつもと違う点があれば、すぐに受診してください。
定期的な健康診断を受ける
年に1回の健康診断を受けておくと、血液検査やエコー検査から初期段階の病気や異常を発見できます。
特に高齢期に入ったマルチーズは、白内障や心臓病など年齢特有の病気が増えてくるため、若いころ以上に定期検診の重要性が高まります。
健康診断は、日頃の生活習慣を見直す良いきっかけにもなるので、毎年のルーティンとしてしっかり予定に入れておきましょう。
ペット保険に加入する
ペット保険は、ペットが病気やケガをして動物病院を利用した際の治療費や入院費、手術費の一部を補填するための保険です。
マルチーズがかかりやすい病気の中には、数十万以上の治療費や入院費が必要になるケースもあります。
病気やケガをしてからの加入は補償対象外になるケースがほとんどのため、子犬の時期や健康なうちにペット保険へ加入しておきましょう。

マルチーズがなりやすい病気:まとめ

マルチーズは特有の体質から、膝蓋骨脱臼、涙やけ、気管虚脱、外耳炎、白内障などの病気にかかりやすい犬種です。
✅ 流涙症・涙やけ
✅ 気管虚脱
✅ 外耳炎
✅ 白内障
これらの病気は適切なケアや生活環境の工夫によって予防できる部分も多く、飼い主の日々の観察とケアが重要になります。
愛犬の健康を守るため、少しでも気になることがあれば早めに動物病院を受診し、専門家と一緒に健康管理をしていきましょう。
また、愛犬の病気やけがに備えられるように、ペット保険への加入も検討してください。
