トイ・プードルがかかりやすい病気とは？症状や病気の予防法を解説

トイ・プードルがかかりやすい病気はある？

トイ・プードルは可愛らしい外見と賢さで多くの人々に愛されている犬種です。

初めて犬を飼う方でも飼いやすいと言われる一方で、性格やお手入れ方法、健康管理についての知識は欠かせません。

この記事では、トイ・プードルの特徴や飼育のポイントを詳しく解説します。

トイ・プードルの特徴

トイ・プードルはフランスで誕生したとされ、家庭犬としての人気が高く、知的で活発な性格が魅力です。

元々は中型のプードルが活躍していましたが、小型化されて現在の可愛らしいトイ・プードルが誕生しました。

標準的な体高は24〜28cm、体重は2〜4kg程度で小さめなサイズ感が特徴で、マンションなどの室内飼育にも適しています。

プードルの種類

プードルにはスタンダード、ミディアム、ミニチュア、トイの4種類がいます。

その中でもトイ・プードルは最も小型で、愛玩犬としての役割が強いのが特徴ですが、知能の高さや活発さは他のプードルと変わりません。

トイ・プードルがかかりやすい病気

膝蓋骨脱臼(パテラ)

膝蓋骨脱臼(パテラ)はトイ・プードルが発症しやすい病気で、膝のお皿が正常な位置から外れてしまう状態を指します。

歩行時に足を引きずる、急に座り込む、片足を浮かせるなどの症状が見られる場合は注意が必要です。

予防のためには、フローリングに滑り止めマットを敷く、激しい運動を控える、適切な体重を維持しましょう。

流涙症・涙やけ

流涙症・涙やけは、涙の量が増える・涙が過剰に分泌されて目の周りの毛が茶色く涙やけする病気です。

涙管の閉塞や逆さまつげ、アレルギー、角膜の傷などが原因になるケースが多く、悪化すると皮膚炎に繋がる可能性もあります。

歯周病

トイ・プードルは小型犬の中でも特に歯周病になりやすい犬種です。

歯周病は、歯垢中の細菌が原因となって起こる炎症で、大きく『歯肉炎』と『歯周炎』に分けられます。

歯周病を放置してしまうと、口内の細菌が血液中に入り腎臓や肝臓、心臓などの臓器に悪影響を及ぼす可能性も。

下記のような症状が見られたらすぐに病院へ連れていきましょう。

外耳炎

垂れ耳のトイ・プードルは、耳の中が蒸れやすく、外耳炎になりやすいです。

外耳炎は、外耳道と呼ばれる耳の入口から鼓膜までの穴で炎症が起きる皮膚病。

においがする耳垢が溜まっていたり、耳の中が赤くなっていたり、耳や首を床や壁に擦りつけたり引っ掻いたりしている場合は、外耳炎の可能性があります。

悪化すると炎症が鼓膜から奥に広がり、中耳炎や内耳炎を発症する恐れがあるため、症状が見られたらすぐ獣医に相談しましょう。

クッシング症候群

犬のクッシング症候群は、副腎皮質機能亢進症(ふくじんひしつきのうこうしんしょう)とも呼ばれます。

何らかのきっかけで副腎の皮質部分から分泌されるホルモンが過剰になり、犬の健康に悪影響を及ぼす疾患。

残念ながら、医原性を除けば犬のクッシング症候群を予防する方法はありません。

クッシング症候群は基本的に治らない病で、永続的に投薬でコントロールして付き合っていくケースがほとんどです。

低血糖

トイ・プードルの子犬は体が小さく、血糖値が低下しやすい傾向があります。

食欲がない、ぐったりして動かない、ふらつくといった症状が見られる場合は、低血糖の可能性があります。

少量ずつこまめに食事を与え、エネルギー不足にならないように注意しましょう。

僧帽弁閉鎖不全症

加齢とともに発症しやすくなる心臓病の一つで、心臓の弁が正常に閉じなくなる病気です。

初期の段階では無症状ですが、進行すると咳をする、疲れやすい、呼吸が荒くなるなどの症状が見られます。

定期的な健康診断で心臓の状態をチェックし、早期発見に努めましょう。

トイ・プードルの病気を予防する方法

毎日のケアを習慣にする

涙やけのケア、耳の掃除、歯磨きなどの日常的にできるケアで、トイプードルがかかりやすい多くの病気を予防できます。

トイ・プードルは定期的なグルーミングが必要な犬種のため、被毛の手入れも忘れずにしてあげましょう。

目の病気は、毎日目の周りを清潔に保ち、涙やけ専用のケア用品で症状を軽減できます。

普段からよく観察して、いつもと違う様子が見られれば症状が悪化する前にできるだけ早めに動物病院を受診してください。

食事・体重管理を徹底する

トイ・プードルの健康を維持するには、年齢に合う食事や運動による体重管理も大切です。

栄養バランスの良いフードを選び、過剰なカロリー摂取を避け、 特に膝や心臓に負担をかけないために、適正体重を維持しましょう。

また、愛犬の関節や筋肉の健康を保つには、栄養バランスの取れた食事だけでなく適度な運動も欠かせません。

トイプードルは活発な犬種のため、室内ばかりいるとストレスを抱えてしまいます。 ※

膝関節への負担を軽減するために、フローリングに滑り止めマットを敷いたり、激しいジャンプや急なダッシュは避け、適度な散歩や軽い遊びを取り入れてください。

※ 引用：ブンゴヒルズ/トイプードルの散歩　時間や頻度や歩かない場合の対策

定期的な健康診断を受ける

病気の早期発見には、定期的な健康診断が欠かせません。

年に1～2回、定期的に血液検査や尿検査、レントゲン･エコー検査などの健康診断を受けておくと、早期発見・早期治療に繋がります。

6歳までは年に1回程度、7歳を過ぎたシニア期は年に2回程度の定期検診を受けるのがおすすめです。

特に心臓や歯、関節の状態を重点的にチェックしましょう。

ペット保険で愛犬の万が一に備えよう

ペット保険は、ペットが病気やケガをして動物病院を利用した際の治療費や入院費、手術費の一部を補填するための保険です。

ペットが病気やケガをした場合の治療費は、基本的に飼い主さんが全額自己負担しなければなりません。

保険金が必要になってから加入しても、補償は受けられないため、病気や怪我をしてしまう前に加入しておきましょう。

ペット 保険	日本ペット	SBIプリズム少短
保険 対象	犬・猫	犬・猫・小動物・鳥類・爬虫類
犬の 保険料 (月額)	【0歳～4歳】 ネクスト：1,550円 ライト：1,220円 ミニ：380円 ※トイ･プードルの場合 ※50%補償･インターネット割引･免責額適用特約あり	【バリュー】 0歳：3,980円 1歳：2,910円 2歳：2,960円 ※トイ･プードルの場合
補償 割合	50%・70%・90% ※ミニプランは70%のみ	100% ※入院･通院･手術の1日(1回)の上限金額および年間上限回数あり
特徴	0歳～4歳まで保険料変動なしで満10歳まで加入可能 ネクストプランは歯科治療･パテラ･ガン･泌尿器疾患も補償※歯石取りは除く	全国の動物病院が対象 休日診療費･時間外診療費も補償 スマホでいつでも保険金請求ができる
見積 申込	公式サイト	公式サイト
	B24-011(240717)	JACAP202400079

トイ・プードル：まとめ

トイ・プードルはフランスで誕生したとされ、家庭犬としての人気が高く、知的で活発な性格が魅力。

トイ・プードルは以下のような病気にかかりやすい傾向があります。

日々のケアや食事管理、定期的な健康診断を通じて、病気予防と早期発見を心がけましょう。

また、愛犬の病気やけがに備えられるように、ペット保険への加入も検討してくださいね。