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長期の旅行保険はある?長期旅行での保険の選び方と注意点について解説

長期の旅行保険はある?長期旅行での保険の選び方と注意点について解説

長期の旅行保険はある?
長期旅行での保険の選び方は?

長期旅行で保険に加入すべきかわからず、悩んでいる人は少なくありません。

本記事では、長期の旅行保険の選び方や長期の旅行保険の注意点について解説。

長期の旅行保険に入るべきか
悩んでいる人は必見です

この記事の監修者

  • 有岡 直希

    ファイナンシャルプランナー

    大学卒業後、Webマーケターを経て外資系生命保険会社に転職。 個人対象のライフプラン・コンサルティングに携わり、顧客のニーズと社会保障制度を加味した論理的な提案に定評あり。 各生命保険商品を徹底的に分析し、価値ある保険商品の選別と保険の効果を高める活用法を提案します。
    <保有資格>
    AFP、2級ファイナンシャル・プランニング技能士
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グッドカミング編集部
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グッドカミングは、保険/資産運用/将来設計/投資など「お金」の悩みを解決するWebメディアです。ファイナンシャルプランナーが記事を監修し、情報の信頼性を担保。様々な経歴のライターが、自身の経験やお金に悩む人の体験談を基に記事を執筆しています。

長期の旅行では保険に入るべき?

長期旅行では保険に入るのが◎

基本的に旅行期間が長くなればなるほど病気やケガのリスクは高まるため、長期の海外旅行を計画している人は旅行保険に加入するのがおすすめです。

旅行保険とは
旅行中のケガや他人への賠償・手荷物など携行品への損害等に備える保険。

保険会社ごとに詳細は異なりますが、「31日まで」「3か月まで」「1年まで」など長期での保険期間を用意する保険も中にはあります。

旅行保険はインターネットや旅行代理店・保険会社の店舗などから加入できるので、気になる人は一度保険のプロに相談してみましょう。

旅行保険以外の選択肢

海外療養費制度

海外療養費制度とは、海外旅行時に現地の医療機関で支払った医療費が公的保険から還付される制度

ただし海外療養費の申請は帰国後にするので現地で医療費を全額支払わないといけません。

また払い戻される金額は、日本国内で同様の治療を受けた場合の金額を基準に決定するものの現地で支払った金額と比べて支給金額が大幅に少ない人もいます。

海外療養費制度を利用するには、国民健康保険だと住んでいる場所の市区町村役場、勤務先の健康保険は健康保険組合に申請する。

生命保険

商品ごとに詳細は異なりますが、もともと加入している生命保険の種類によっては海外でのケガや病気にも対応できます。

ただし保険金は国内での医療費を基準に定められているため、実際に支払った医療費より不足するケースも少なくないです。

▶旅行保険の主な補償内容とは?

旅行保険の主な補償内容は下記の通り。

・自分自身のケガへの補償
・他人への賠償責任
・携行品損害への補償
・事故の救援者費用の補償
・航空機の遅延・欠航に対する補償

旅行保険の基本はまず旅行中のケガへの補償で、賠償責任や携行品補償・事故の救援者費用等をオプションで付帯可能です。
※そもそもセットになっている商品もあります。

旅行保険の内容①ケガの補償

旅行保険に加入すると、まず第一に旅行中の自分自身のケガに備えられます。

もし旅行中にケガにより手術や入院・通院をした場合には、保険金が支払われるのが特徴です。

例:観光中に誤って階段から転落した
  スキー中に転倒したなど

旅行保険の内容②賠償責任

旅行保険の賠償責任補償では、旅行中の他人への賠償責任に備えられます。

他人にケガをさせたり他人の物を壊して損害賠償責任を負うと保険金が支払われる補償です。

例:観光中に他人の三脚にぶつかってしまいカメラを壊したなど

旅行保険の内容③携行品損害補償

旅行保険の携行品損害補償では、旅行に持っていく身の回り品への損害に備えられます。

破損や盗難などの事故によって携行品に損害が生じると保険金が支払われる補償です。

例:バッグがひったくられた
  誤ってカメラを落として壊れたなど

旅行保険の内容
④事故の救援者費用

✅旅行中にケガをして14日以上入院した
✅被保険者が搭乗する飛行機や船舶が遭難した

上記のような場合等に、被保険者の親族が現地に向かった際に負担した交通費や捜索救助費用を事故の救援者費用では補償します。

例:旅行先でケガをして14日以上入院したため親族が現地へ駆けつけたなど

旅行保険の内容
⑤保険航空機遅延費用補償

旅行保険の保険航空機遅延費用補償では、飛行機の遅延・欠航リスクに備えられます。

飛行機の遅延や欠航で発生した宿泊延泊料金等に対して保険金が支払われる補償です。

例:台風によって飛行機が欠航したので1日延泊したなど

長期の旅行保険の選び方

補償内容を比較する

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長期旅行に向けて旅行保険に加入する人は、補償内容をしっかり確認しましょう。

補償項目 内容
医療費用の補償 病気やケガによる治療費、入院費用、
薬代などをカバー
賠償責任保険 第三者への事故に関する損害賠償を補償
救援費用保険 緊急時の救援活動や送迎、搬送費用を補償
損害保険 盗難や紛失、破損などのトラブルから
財産を守る
歯科治療 歯科治療を受けた際に治療費が支払われる
航空機遅延 飛行機が遅延した際にかかった
宿泊費や交通費の補償
弁護士費用 損害賠償請求する際の費用や、
弁護士への相談費用の補償
テロ等対応費用 旅行中にテロが発生し、搭乗予定の航空機が出発できず交通費や宿泊代等がかかった際の補償

旅行先の医療水準や治安状況を参考にして手厚くしたい補償内容を明確にすると、自分に合った保険を選びやすいです。

全てのリスクに備えると保険料は高くなるので、「スリの多い地域なので損害補償はつけておきたい」などまずは自分のニーズを整理してみましょう。

キャッシュレス・メディカル・サービスはあるか

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キャッシュレス・メディカル・サービスとは
治療を受けた現地の医療機関に本人が治療費を支払うのではなく、保険会社が病院に直接支払う仕組み。

海外で治療を受けて高額な医療費がかかってしまい、自己負担では支払いできない人もゼロではないです。

もし健康保険の海外療養費や任意加入している生命保険から帰国後に医療費の一部が給付される人でも、現地ではまず自分で支払う必要があります

キャッシュレス・メディカル・サービスの付いた旅行保険に加入すれば、医療費を自己負担せずに済むので付帯しているか一度確認しましょう。

保険会社と提携している医療機関で治療を受けないとサービスは利用できないので、病院を探す前に保険会社に連絡して医療機関を紹介してもらうのが◎

長期の旅行保険の注意点

持病や既往症がある人は基本的に保険の加入ができない

保険商品ごとに制限は異なりますが、基本的に持病や既往症があると旅行保険への加入は難しいです。

応急治療
旅行前から治療を受けていた病気が急激に悪化し、現地での治療が必要になった際の費用を補償する保険。
救援費用補償
海外で入院などをした際に、救援者(家族など)が現地に駆けつけた際にかかった費用等を補償する保険。

しかし、応急治療など持病がある人向けの特約を付帯できる商品も中にはあります。

持病があっても加入できる旅行保険はあるのか知りたい人は、一度保険のプロに相談してみましょう。

年齢制限がある

旅行保険の多くには、年齢制限が設けられています

例えば70歳以上だと69歳以下と比べて保険料が高くなりやすく、最長3ヶ月までの加入とする商品も少なくありません。

ただし年齢が高くなると保険の選択肢は減るもののゼロではないので、加入を検討している人は保険のプロに相談しつつ最適な旅行保険を探しましょう。

長期の旅行保険について:まとめ

保険会社ごとに詳細は異なりますが、3ヶ月や1年など長期間加入できる旅行保険はゼロではありません。

海外旅行は長期になればなるほど、ケガや病気のリスクが高まるため旅行保険に加入するのが賢明です。

自分に最適な旅行保険がわからない人は、一度保険のプロに相談してみましょう。