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転職回数が多い人は人生終わり?転職回数が多くても人生は終わらない理由

転職回数が多いと人生は終わり?転職回数が多くても人生は終わらない理由

「転職回数が多いと人生終わりって本当?」
「転職回数が多い人は人生終わりじゃない!」

転職を繰り返している人は「転職回数が多いと人生終わり」と、不安を感じる人も多いです。

転職回数が多いと転職は不利になりやすいですが、人生が終わりにならない対策を把握すれば転職活動はスムーズに進みます。

この記事では、転職回数が多い人が人生終わりにならないための注意点や転職成功法を詳しく解説していきましょう。

この記事の監修者

  • 永 滋康様
    永 滋康

    弁護士法人 永 総合法律事務所 代表弁護士

    慶應義塾大学法学部法律学科 卒業。中小企業法務、不動産取引法務、寺社法務を専門とする弁護士法人永総合法律事務所の代表弁護士。第二東京弁護士会 副会長。日本弁護士連合会代議員。文部科学省再就職コンプライアンスチームメンバー。東京家庭裁判所 家事調停委員。
    <保有資格>
    弁護士
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グッドカミング編集部
グッドカミング編集部
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転職回数が多いと人生は終わり?

リクナビNEXTが行った採用担当者へのアンケート調査の、「転職回数に対する印象」は下記の通りでした。(※1)

採用担当者が「多い」と感じる転職回数
3回目から気になる:40%
4~5回から気になる:28%

上記結果から、転職回数が3回を超えると採用担当者の約7割が気にし始める傾向があります。

実際に転職回数が多いと転職活動が不利になりやすいですが、転職回数の多さが即“人生の終わり”にはなりません。

企業側も多様な働き方を受け入れる傾向が強まっており、転職経験は柔軟性や適応力の証と見られやすくなります。

転職回数が多くても納得のできる転職理由や転職する業種・職種に一貫性があれば、転職活動はスムーズに進むでしょう。

※1 参考:リクナビNEXT/転職回数が多いと不利?年代別の転職回数と採用実態

【年齢別】転職回数の割合(令和2年調査)

「転職回数が多いと不利になるのでは?」と不安に感じる人は少なくありません。

厚生労働省が発表する、20代〜40代の転職経験者の「転職回数別の割合」は下記の通りでした。(※2)

年齢別に見る転職回数の割合(令和2年調査)
年齢層 1回 2回 3回 4回 5回 6回以上
20〜24歳 69.7% 16.9% 9.9% 1.2% 1.2%
25〜29歳 49.3% 23.9% 17.8% 5.9% 2.0% 1.0%
30〜34歳 27.1% 24.9% 23.6% 14.8% 3.5% 5.7%
35〜39歳 14.6% 22.2% 25.0% 17.5% 8.3% 12.2%
40〜44歳 14.9% 12.9% 20.0% 15.4% 11.5% 25.1%

20代前半では約7割が1回目の転職を経験しており、一方で30代後半では、3回以上の転職を経験している人が過半数です。

年齢を重ねるごとに転職回数が増える傾向は、キャリアアップや柔軟な働き方を求める人が増えている現状を示しています。

上記結果から、転職回数が多くても、自分らしい働き方を見つけていけば人生終わりにはならないでしょう。

※2 参考:厚生労働省/雇用の構造に関する実態調査 / 転職者実態調査 / 令和2年 報告書 統計表 個人調査

転職回数が多い人におすすめのサービス

転職回数が多い人が1人で転職活動をはじめても、採用が見込める自分に合う企業が判断できなければ転職活動が滞りかねません

転職回数が多い人は、転職エージェントを利用するのがおすすめです。

転職エージェントは、求職者と企業を仲介して転職回数が多くても転職成功しやすい企業を紹介してくれます。

経験が浅い20代向け

UZUZ 安定のお仕事
転職エージェント



年齢層 20代 20代
サポート対象者 既卒・第二新卒・フリーター・ニート 東名阪のフリーター、第二新卒
支援実績 5万人以上
就職を支援
86.5%が
大企業に内定
特徴 定着率93.6%
ブラック企業を徹底排除
未経験転職向け
定着率95%
安定した職場
簡単登録
(無料)
マイナビ
ジョブ20’s
ハタラクティブ
転職エージェント
年齢層 20代 20代
サポート対象者 東名阪の既卒、第二新卒 フリーター、ニート、既卒
支援実績 利用者累計
41万人突破
86.5%が大企業に内定
特徴 転職定着率95.5%
求人の75%以上が未経験OK
未経験に特化
就職成功率8割
内定最短14日
簡単登録
(無料)

経験が浅い20~30代向け

DYM就職 就職カレッジ
転職エージェント
年齢層 若年層向け 若年層向け
サポート対象者 第二新卒、既卒、女性も歓迎 フリーター、ニート、中退者
支援実績 経験が浅い若年層を積極支援 社会人未経験者向けの充実した就職サポート
特徴 未経験に強い
人物重視の採用
親身なサポート
未経験に特化
就職講座が無料
書類選考なし
簡単登録
(無料)

経験がある20~30代向け

ビズリーチ doda
転職サイト
年齢層 20~30代前半 26~35歳
サポート対象者 現年収
400万円以上
関東、東海、関西の大卒以上
支援実績 導入企業数
31,700社(累計)
業界30年の採用成功実績
特徴 求人の1/3が年収1000万円超
面談確約スカウトも◎
求人が幅広い
営業職に強い
丁寧なサポート
簡単登録
(無料)

転職回数が多くて人生終わりと感じている人にも寄り添った支援をしてくれるので、前向きになれる転職活動を進められるでしょう。

転職回数が多い人が転職活動で苦戦しやすい理由

転職活動が長期化しやすい

転職回数が多い人は、転職活動が長期化しやすくなるリスクを抱えやすいのが実情です。

企業側は転職歴が多い候補者に対して慎重になりやすく、書類選考や面接の通過率が下がる傾向にあります

悪循環を防ぐためには、転職理由や強みを整理し、自信を持って伝える準備が大切

丁寧な準備と前向きな姿勢があれば、転職歴にとらわれず、自分らしいキャリアを築けるでしょう。

「定着しにくい人材」と見なされやすい

日本では終身雇用の意識が根強く、転職歴が多い人は「早期離職のリスクが高い」と判断されやすいです。

特に業界や職種の変化が多いと、専門性の薄さや責任感への不安から選考で不利な扱いを受けやすくなります。

転職活動では、働く意欲や目指すキャリアの方向を具体的に伝え、自分の経験が企業にどのように役立つかを明示しましょう。

転職理由に一貫した目的があり、前向きな姿勢が伝われば採用側から将来性を高く評価されやすくなります

表現次第で、転職回数はネガティブな要素ではなく、柔軟性や成長意欲を示せるでしょう。

転職を繰り返すと年収が下がりやすい

転職回数が多い人は「長期的に会社へ貢献しない人材」と見なされやすく、年収が下がる傾向にあるのが実情です。

企業は採用や育成に多くの時間と費用をかけるため、安定して働いてくれるかに強い関心を持っています

収入を下げずに転職を成功させるには、自分の強みや実績を明確に言語化し、相手に伝わる形で提示する姿勢が欠かせません

転職回数が多くても、専門性に一貫性があり成果に裏付けがあれば、人生終わりにならずに評価されるでしょう。

転職回数が多い人生終わりではない理由

転職回数よりもスキルを重視

リクルートエージェントが掲載している、企業が書類選考で重視するポイントは下記の通りでした。(※3)

企業が重視する5つのポイント
・求める経験/スキルを持っているか
・自己PRから見える人柄/強みが
   自社にマッチするか
・経験/スキルに一過性や強みがあるか
・転職理由に合理性があるか

書類選考では、転職回数よりも「求める経験・スキルの有無や人柄が自社に合うか」などが重視されるので、人生終わりではありません。

書類選考に通過しなくては面接に進めないので、企業が重視するポイントを押さえて転職活動を進めていきましょう。

スキル不足を感じる人は、WEBマーケティングの実践的なスキルを学べるWEBMARKSを受講してみるのもおすすめ。

※3 参照:リクルートエージェント/転職では書類選考で「ほぼ内定」が決まるもの?書類選考の目的や重視されるポイントを紹介

転職回数が多い人は人脈が広い

転職回数が多くなると、さまざまな企業を経験しているので人脈が広い人も多くなります。

転職回数が多くて人脈が広がるメリットは、下記の通りです。

転職で人脈が広がるメリット
・ビジネスチャンスが広がる
・視野が広がる
・意見やアドバイスを貰える など

人脈が広いと就職先を紹介してもらえる状況もあり得るので、転職回数が多い=人生終わりにはならないでしょう。

転職で培った経験を活かせる

転職回数が多い人は「一貫したキャリアを持つ人は専門性・様々な業界や職種を経験している人は多彩さ」を評価されやすいです。

会社毎の常識やルールに適応しないといけないので、転職回数が多い人は固定概念にとらわれずに柔軟に働けます

さまざまな会社に馴染める人は人生終わりにはならないので、転職回数が多くても転職先でも円滑な働き方ができるでしょう。

転職回数が多い人生終わりになりかねない注意点

「転職回数が多い=人生終わり」と言われる原因は、下記の通りです。

「転職回数が多い=人生終わり」になる原因
✅ 転職の軸が定まってない
✅ 自己分析が甘い
✅ 企業の研究不足 など

転職回数が多い人は転職の軸がない

転職回数が多い人ほど「将来のキャリアビジョン」が問われるので、 具体的な転職活動の軸を設定するのは重要です。

dodaが発表する転職の軸のこだわり条件一覧は、下記の通りでした。(※4)

転職の軸のこだわり条件一覧
● 仕事内容
● 収入
● 就業環境/雇用形態/働き方
● ワークライフバランス
● 福利厚生
● 昇給/昇進/異動
● 会社組織/経営方針

転職の軸が曖昧なまま応募を繰り返してしまうと転職後のミスマッチが起きやすく、転職を重ねる悪循環になりかねません。

転職回数が多い人は一度「転職の軸・譲れない条件」を明確にして、転職活動を進めていきましょう。

※4 参照:doda/転職の軸とは? こだわり条件を整理して優先順位をつけよう

転職回数が多い人は自己分析が甘い

自己分析が甘いと自分に合う仕事が把握できないので、転職回数が多くなる原因になりやすいです。

自分で自己分析ができない人は、無料の適性診断を利用するのがおすすめになります。

おすすめ:無料の適性診断

ミイダス リクナビNEXT
転職サイト
年齢層 20~50代 20~40代
サポート対象者 学歴職歴経歴
すべて不問
学生のみ不可
転職者向け
支援実績 業界30年の採用成功実績 大手企業への紹介実績多数
特徴 登録するだけで市場価値がわかる。企業からのオファーも◎ 強みと適性がわかる本格診断が無料。企業からのスカウトも◎
簡単登録
(無料)

適性診断は強みや適職を把握できるので転職回数が多い人が人生終わりと感じないためにも、有効活用するのが得策でしょう。

転職回数が多い人は企業の研究不足

転職回数が多い原因の中には「企業の研究不足で企業や仕事内容が自分に合わなかった」人も少なくありません。

社風や働き方・求められるスキルを事前に把握していないと、入社後にミスマッチを感じて早期退職しやすいです。

入社したい企業を事前に研究する方法

・求人広告/求人票を見る
・企業のホームページを見る
・評判/口コミサイトを見る
・事前に会社を見学する など

しっかりと情報収集をしていれば、「自分に合うかどうか」を判断する精度が高まり、転職の成功率も上がります。

徹底的に企業研究ができると、志望する企業が自分にマッチするのか把握できるので人生終わりと感じる状況から抜け出せるでしょう。

転職回数が多い=人生は終わりにならないための対策

今後転職回数を増やさないためにも慎重に判断する

転職回数が多いと感じているなら、今後はより慎重に転職判断をするのが賢明です。

焦って応募や退職を決めるのではなく、仕事内容や職場環境・企業の将来性などを多面的に見極めるのがベスト。

今後転職を繰り返さないためにも、自分のキャリアの軸と照らし合わせて納得できる選択をしていきましょう。

長期的に働く意思をアピール

転職回数が多い上に短期離職を重ねている人は、長期的に働いてくれる人材が欲しい企業に敬遠されやすいのが実情です。

転職回数・短期離職などの経歴は変えられないので選考を通過するためにも長期的に働く意思をアピールするのがベスト。

企業の不安を払拭するためにも「〇〇を実現したい」「成長できる環境で働きたい」など、長期的なビジョンを交えて伝えると効果的。

企業が納得できる転職理由と長期的に働く意思を示せると、転職先が決まらずに人生終わりと感じる状況から抜け出せるでしょう。

フリーランス・独立する

転職回数にとらわれずに自分のペースで働きたい人は、「フリーランス」や「独立」を検討してみても損はありません。

収入や「本当にやっていけるのか」不安な人は、まずは副業からフリーランスになるのがおすすめです。

フリーランスの人口は2016年と比較して40%以上も増加、現在ではフリーランスの70%が本業を持ちつつ副業でも稼いでいます(※5)

副業にも◎スキルが取得できるスクール
 WEBMARKS
・未経験から4ヶ月で仕事が取れる
・転職副業案件の紹介あり

フリーランスや独立は転職回数が一切関係なく自分のペースで働けるので、「転職回数が多いから人生終わり」と感じずに働けるでしょう。

自宅以外で作業したい人は、バーチャルオフィスを利用してみるのも◎。(※6)

※5 参照:バーチャルオフィス・シェアオフィス|ナレッジソサエティ/【会社員が副業でフリーランスになるメリットとは~おすすめの職種や注意点も解説~】
※6 参照:【880円で法人登記】東京(渋谷)・広島の格安バーチャルオフィス「バーチャルオフィス1」/バーチャルオフィスのメリットデメリット

おすすめのバーチャルオフィス

バーチャルオフィスの利用を検討している人は、業界の中で15年の実績がある「京都バーチャルオフィス」がおすすめです。

京都バーチャルオフィス
バーチャルオフィス 京都バーチャルオフィス公式画像(四角)
所在地 京都府京都市上京区宮垣町91-102
(※京都御所から徒歩1分の好立地)
実績 業界の中でも歴史ある15年の実績
特徴 運営会社所有の物件で撤退リスクなし
スタッフ常駐のため急な来客も対応◎
公式
サイト

書類の転送や専用固定電話などのバーチャルオフィスを活用するのに必要なサービスが豊富なので、利用してみて損はないでしょう。

転職回数が多いと人生は終わりと感じる人の転職成功法

転職理由をポジティブに再定義する

転職活動では「転職理由の伝え方」が合否を大きく左右するポイントです。

特に転職回数が多い人ほど、退職理由をネガティブに受け取られないように注意が必要になります。

転職理由のポジティブ言い換え例一覧
ネガティブな理由 ポジティブな言い換え例
上司や同僚と合わなかった 価値観の合うチーム環境で、より良い関係性を築きながら働きたいと考えたため
やりがいを感じられなかった 自身の強みを活かしながら、やりがいを持てる仕事にチャレンジしたいと考えたため
評価制度に不満があった 努力や成果が正当に評価される環境で、さらに成長したいと感じたため
業務が単調・スキルが活かせない これまでの経験やスキルをより活かせる職場で、幅広く挑戦したいと思ったため
残業が多い・労働環境が悪い 長期的に働ける環境で、仕事と生活のバランスを大切にしたいと考えたため

企業側が注目しているのは辞めた理由だけではなく、「前職から学んだ経験」と「次の活かし方」です。

転職理由はポジティブに言い換えて、自分の成長や志向を伝える材料として活用していきましょう。

専門的な知識をつける・資格を取得

資格やスキルが無い上に転職回数が多い人は、転職する前に資格やスキルを取得するのが賢明です。

希望の業種・職種で必要な資格やスキルを取得すれば、転職回数が多くても即戦力として採用されやすくなります

転職回数が多い人にもおすすめの資格
・宅建士(宅地建物取引士)
毎年20万人程度が受験する人気の国家資格
学歴などの受験資格の要件なしで誰でも挑戦可能

転職回数が多い=人生終わりにならないためにも、まずは希望の企業に必要な資格・スキルを把握して転職活動を効率的に進めましょう。

参照:建築転職/宅建士の仕事内容とは。建築士とは何が違う?両資格の親和性についても解説/建築転職

転職回数を気にしない業界に応募

転職回数が多い状態で転職活動をしても採用されずに人生終わりと感じる人は、転職回数を気にしない業界に転職するのもおすすめです。

転職回数を気にしない傾向にある業界

・IT/WEB業界
・不動産業界
・サービス業界 など

上記は人の出入りが激しく人手不足になりやすい業界なので、転職回数が多くても採用されやすくなります。

転職回数は問題なくてもスキル・経験は必要になるので、履歴書の書き方や面接の練習など徹底的に対策をして選考に挑みましょう。

転職回数が多いと人生は終わり:まとめ

転職回数が多くなると、転職先が決まらずに人生終わりと感じる人も少なくありません。

転職回数が多い人は「転職の軸・自己分析・企業の研究」を明確にすると、転職が進まずに人生終わりの状況にはなりません。

転職サービスでは自分に合う企業を紹介してくれるので、転職回数が多くて人生が終わらないためにも上手に活用していきましょう。