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バンクーバーのワーホリに必要な保険とは?ワーホリ向け保険の選び方を紹介

「バンクーバーのワーホリには保険が必要?」
「海外旅行保険とワーホリ保険の違いが知りたい!」
バンクーバーでのワーキングホリデーでは、保険への加入が安全な滞在のために欠かせません。
この記事では、バンクーバーワーホリで保険が必要な理由から、海外旅行保険との違いや最適な保険の選び方まで詳しく解説していきましょう。
この記事の監修者
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有岡 直希
ファイナンシャルプランナー
大学卒業後、Webマーケターを経て外資系生命保険会社に転職。 個人のライフプラン・コンサルティングに携わり、顧客のニーズと社会保障制度を加味した論理的な提案に定評あり。 各生命保険商品を徹底的に分析し、価値ある商品の選別と保険の効果を高める活用法を提案します。- <保有資格>
- AFP、2級ファイナンシャルプランニング技能士
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この記事の目次
バンクーバーへのワーホリでは保険が必要?
バンクーバーワーホリにおける保険の重要性

日本から毎年6,500人もののワーホリ利用者がカナダを目的地に選んでいて、カナダの中で特に人気がある都市がバンクーバーです。(※1)
バンクーバーでワーホリをするなら、保険への加入は欠かせません。
カナダ・バンクーバーの ワーホリビザ申請で必要な条件 |
|
---|---|
条件 | 詳細 |
① パスポート保有 | 滞在予定期間すべてに有効な日本国パスポートを保有している。 |
② 年齢制限 | 申請時に18歳以上30歳以下 |
③ 保険加入 |
カナダ滞在期間中に有効な医療保険に加入している状態(※2) 【必要な補償内容】 医療・入院・本国送還 |
④ 資金証明 | 2,500カナダドル以上の所持金証明が必要(滞在初期の生活費として)。 |
⑤ 航空券 | 復路航空券の保有、または購入できるだけの資金証明が必要。 |
実際にカナダでは、保険加入を証明できずに入国拒否となり、当日中に自己負担で帰国させられた例もあります。(※3)
ワーホリ前や滞在中のトラブルを防ぐために、細かな条件確認や補償内容の詳細を把握して加入する保険を選びましょう。

※1 参考:一般社団法人 日本ワーキング・ホリデー協会/ワーホリでバンクーバーが人気を集める理由
※2 参考:バンクーバー留学センター/ワーホリビザ申請方法、入国審査の流れ
※3 参考:一般社団法人 日本ワーキング・ホリデー協会/保険加入及び重要性
バンクーバーへのワーホリとIECプログラムの関係
カナダのワーキングホリデー制度は、IEC(International Experience Canada)プログラムの一部として運用されています。
カナダ政府が提供する、若者向けの国際交流・就労支援プログラム。
18〜30歳(または一部国では35歳)を対象に一時的なカナダ滞在と就労の機会を提供。
IECプログラムでは、ワーホリ申請者に対し「滞在期間中の医療保険加入」が義務として定められています。
バンクーバーへのワーホリに向けた保険加入は、滞在時の単なる安心材料だけではなく、ビザの条件として非常に重要でしょう。

カナダ・バンクーバーの医療事情とワーホリ保険の重要性

カナダは医療の質が高い国ですが外国人にとって医療費は非常に高額で、保険なしでは医療費を全額自己負担するため、大きな経済的リスクになります。
カナダのワーホリで保険加入が必要な理由 | |
---|---|
理由 | 詳細 |
① 公的医療制度が適用されない | ワーホリ参加者は州の公的医療制度(例:BC州のMSP)に加入できず、すべて自己負担になります。 |
② 医療費が非常に高額 | 診察・検査・救急搬送・入院・手術などが高額となり、数千〜数万CADに達する状況もあります。 |
③ ビザ条件となっている | IECプログラム(カナダ政府が提供する若者向けの就労・滞在制度)では「滞在期間をカバーする保険加入」がビザ取得要件。 |
安心してバンクーバーでのワーホリを楽しむためにも、出発前に医療補償がしっかり備わった海外旅行保険へ加入しておきましょう。

ワーホリ滞在中にバンクーバーで起こるトラブル例
盗難・紛失などワーホリ中に多いトラブル

バンクーバー含むカナダは比較的治安が良い都市ですが、犯罪発生率(人口10万人あたりの犯罪認知件数)は日本の約10倍の水準になっています。(※4)
旅行者を狙ったスリや置き引きが多発しているため、万が一の盗難被害に備えて携行品損害補償の内容を事前に確認しておくと安心です。
旅行中に持ち歩いていた身の回りの物が盗難・破損で損害を受けた際に、保険金が支払われる補償です。
(※プランによっては特約として追加が必要です。)
一般的に補償される対象物と補償内容 | |
---|---|
対象物 | 補償内容 |
スマートフォン・携帯電話 | 盗難・破損に対して補償(上限あり) |
ノートパソコン・タブレット | 盗難・破損を条件付きで補償(業務用途は対象外も) |
カメラ・バッグ類 | 盗難や破損、預け荷物も補償対象 |
パスポート・財布 | 再発行費用や盗難補償が含まれる場合あり |
バンクーバーでのワーホリ生活に備えて、補償内容や上限額を出発前に必ず確認しましょう。

※3 参考:外務省 海外安全ホームページ/カナダ 安全対策基礎データ
通勤や公共交通での事故リスク

バンクーバーは、バスやフェリー・スカイトレインなど公共交通機関が充実しており、通勤・通学や観光移動に広く利用されています。
公共交通の利用中に事件や事故にあっても、治療費補償や救援者費用補償があると高額な医療費や搬送費がカバー可能です。
旅行中に事故や病気で医療機関を受診した際の診療費、処方箋、救急車搬送などに加え、家族が現地へ駆けつける費用を補償します。
(※保険内容によって上限額や補償範囲は異なります。)
カナダでは医療費が高額になりやすいので、補償が充実した海外旅行保険に加入しておくと、精神的な負担も大きく軽減されるでしょう。

現地での労働や作業中のケガに対応する補償

バンクーバーでのワーキングホリデー中には、カフェやレストランでの接客業務や引っ越し作業など、体を使う仕事に就く日本人も少なくありません。
就業中に事故やケガが発生しても、海外旅行保険では治療費補償に加えて通院費・入院費・手術費などが補償される設計になっている保険もあります。
仕事中の事故も補償対象なのかは、保険契約前に確認し、必要であれば「就労中補償特約」付きプランの検討もおすすめでしょう。

バンクーバーワーホリに適した保険の選び方
海外旅行保険と現地保険の比較ポイント

バンクーバーに関わらず、基本的にワーホリビザの申請には「日本出発前の保険加入」が必須です。
現地で加入するタイプの保険は、ビザ申請に必要な加入証明書が発行されないなどで、ワーホリビザが取得できない状況になりかねません。
日本国内で保険に加入すれば日本語での手続き・サポート・証明書対応がすべて揃っており、安心してスムーズに準備を進められるでしょう。

バンクーバーへのワーホリの滞在期間と保険の関係

バンクーバーへのワーキングホリデーは、最大1年間の滞在が認められているため、滞在期間に合わせた保険選びが重要になります。
現地での生活状況によっては、滞在中に帰国時期を早めたり延長を希望する状況もあるため、保険期間の延長が可能なプランがおすすめ。
バンクーバーへのワーホリも安心して過ごすためにも、途中解約に対応できる柔軟な保険を選んでおきましょう。

保険料と補償内容のバランスをとるコツ
バンクーバーへのワーホリ向けの保険選びでは、「保険料と補償内容のバランス」が重要です。
バンクーバーへのワーホリに必要な補償をしっかりカバーしつつ保険料を抑えたい人は、保険の専門家に相談するのがおすすめです。
ワーホリに必要な補償範囲や保険料の違いを自分だけで判断するのは難しいので、プロのアドバイスを受けると無駄なく安心できる保険選びが可能でしょう。

バンクーバーワーホリ中の保険利用事例と注意点
現地での保険利用方法と連絡先確認

バンクーバーでのワーホリ中に万が一のトラブルが発生に備えて、現地での保険利用手順を事前に把握しておくのが重要です。
バンクーバーでは、医療費が高額かつ英語対応が前提となるため、日本語サポート・キャッシュレス提携・明確な請求手順がある保険会社を選ぶのがおすすめ。
海外旅行保険の請求手続き:対応の流れ(バンクーバー版) | |
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ステップ | 対応内容とポイント |
1. 保険会社へ連絡 | トラブルが起きたらすぐに、保険証券記載の緊急連絡先に電話。日本語対応窓口があると安心。 |
2. 現地対応 | 病院を利用する際は、キャッシュレス対応の提携医療機関を案内してもらう。盗難時は必ず警察でレポートを取得。 |
3. 書類の収集 | 診療明細・領収書・処方箋・警察の報告書など、提出が必要な書類は必ず保管。 |
4. 帰国後の請求 | 保険会社の請求フォームに記入し、必要書類とともに郵送またはオンラインで提出。 |
5. 補償金の受け取り | 審査完了後、数週間で指定口座に振り込み。不備があると処理が遅れるので事前に確認を。 |
カナダ・バンクーバーに渡航する前には、保険証券・緊急連絡先・現地提携病院の情報を印刷またはスマホに保存しておくと安心です。
緊急時の対応遅れで補償が受けられない事態を防ぐためにも、保険利用の流れと連絡体制を事前に確認しておきましょう。
バンクーバーへのワーホリ渡航前に準備すべき保険関連書類

バンクーバーへのワーホリ渡航前には、保険証書や緊急連絡先を必ず準備しておくのが必要です。
保険証書は印刷してパスポートと一緒に保管するのが重要で、現地の病院に提出するための英文診断書や領収書の扱いも確認しておきます。
スマホにもPDF版を保存する・スマホだけでなくクラウド(Google Drive、iCloudなど)にもデータ保管しておくと安心でしょう。

バンクーバーワーホリ保険の選び方に迷ったら専門家に相談を

保険の仕組みは複雑なため、バンクーバーへのワーホリ前にファイナンシャルプランナー(FP)など保険の専門家に相談するのがおすすめです。
✅ 複数の保険を比較し、自分に必要な補償が揃っているかを確認できる
✅ 中立な立場から、目的や予算に合わせた保険プランを紹介してくれる
保険選びに不安がある人でも、専門家のアドバイスがあれば安心して出発準備が進められます。
バンクーバーへのワーホリで万が一のトラブルに備えるためにも、早めに相談するのが得策でしょう。
バンクーバーワーホリの保険は海外旅行保険と併用が安心

バンクーバーにワーキングホリデーで渡航するには、滞在期間をカバーする医療保険への加入がIEC制度により義務付けられていました。
予期せぬケガや病気、盗難などに備えるためにも、補償内容が充実した海外旅行保険に加入しておくと安心です。
保険を万全に整えておくと、バンクーバーでのワーホリ生活をより安心して充実させられるでしょう。
