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ヘビもペット保険に入れる?補償内容や料金相場、保険以外の備え方を解説

ヘビもペット保険に入れる?
ヘビのペット保険の必要性は?
ヘビをペットとして迎えるなら、食事や温度管理だけでなく医療費の備えも欠かせません。
実はヘビも通院や手術が必要になる場合があり、費用が高額になるケースも少なくないため、ペット保険などで備えるの大切です。
この記事では、ヘビにペット保険が必要か、ペット保険の補償内容、料金相場、加入条件、ペット保険以外で備える方法などを解説します。
この記事の監修者
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有岡 直希
ファイナンシャルプランナー
大学卒業後、Webマーケターを経て外資系生命保険会社に転職。 個人のライフプラン・コンサルティングに携わり、顧客のニーズと社会保障制度を加味した論理的な提案に定評あり。 各生命保険商品を徹底的に分析し、価値ある商品の選別と保険の効果を高める活用法を提案します。- <保有資格>
- AFP、2級ファイナンシャルプランニング技能士
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この記事の目次
ヘビに対応したペット保険は限られている

ペット保険の多くは、犬や猫、一部の小動物が対象で、ヘビを含む爬虫類が加入できる保険は国内でもごく一部の会社に限られています。
ヘビの治療費は犬・猫より高めになる傾向がありますが、保険に加入していない場合、飼い主が治療費を全額負担しなければなりません。
費用が理由で十分な治療をしてあげられない事態を避けるために、ペット保険への加入を検討するのがおすすめです。
ペット 保険 |
SBIプリズム少短 |
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![]() |
|
対象 動物 |
犬・猫・小動物・鳥類・爬虫類
|
鳥・爬虫類の 保険料 (月額) |
【バリュー】 鳥類:2,300円 爬虫類:2,520円 【プレミアム】 鳥類:3,380円 爬虫類:3,690円 |
補償 割合 |
100% ※入院・通院・手術の1日(1回)の上限金額および年間上限回数あり |
特徴 | 全国の動物病院が対象 小動物・鳥・爬虫類は年齢による保険料の変動なし スマホでいつでも保険金請求ができる |
見積 申込 |
|
JACAP202400079 |
ヘビにペット保険は必要?

複数のヘビを飼っている方や、高価な品種を飼育している飼い主には、ペット保険がとくに役立ちます。
希少種や繁殖を目的とした飼育では、体調管理に費用や手間がかかりやすく、経済的な備えが欠かせません。
飼育経験が浅い初心者は、急な体調不良に冷静に対応しづらく、すぐに動物病院へ行ける環境が必要です。
ペット保険に加入していれば、診察費を気にせず動物病院に連れて行ける安心感が得られ、ヘビとの生活にゆとりを持てるでしょう。
✅ ヘビの医療費は高額になりやすい
ヘビを飼うには特有のリスクがある
ヘビを飼育するうえでは、逃走・脱皮不全・感染症など、飲や餌詰まり、温度管理の不備から体調を崩すなどのリスクがあります。
ヘビにトラブルが起きたとき、すぐに診療できる体制が整っていなければ、命に関わる事態にもなりかねません。
犬や猫とは違い、ヘビを診療できる動物病院は限られており、対応が遅れてしまう可能性も。
安心して飼育を続けるには、医療面のリスクにも事前に目を向けておく必要があるでしょう。
ヘビの医療費は高額になりやすい
ヘビの診療に対応できる動物病院は非常に少なく、診察料も高額に設定されやすいです。
検査機器や治療方法にも高度な専門性が求められ、診療のたびに出費がかさみます。
爬虫類を診られる獣医師は限られており、通院先が遠方になる飼い主も少なくありません。
ペット保険に加入していれば、診療費や交通費の負担を抑えられ、安心して治療に向き合えるでしょう。
ヘビ向けペット保険の補償内容は?

✅ 貯金で備える
通院・入院・手術費の補償
ヘビが誤飲・拒食・脱皮障害を起こすと、通院や検査、治療が必要になるケースがあります。
ペット保険の補償対象として認められるのは、動物病院で病気と診断された誤飲や拒食などの明確な症状です。
呼吸器や消化器の異常、皮膚疾患、感染症、外傷や火傷などのケガも、診療の必要性があれば対象に含まれる可能性も。
一方で、軽度の外傷や一時的な体調不良は対象外とされるケースもあるため、契約前に補償内容を確認しておきましょう。
診療のたびに自己負担が発生するため、あらかじめ具体的な症状と補償範囲を確認しておけば、契約後も安心して対応できます。
補償対象外となるケースと注意点
予防接種や健康診断などの処置は治療と見なされず、保険の対象には含まれません。
契約前に診断を受けていた疾患や、不衛生な飼育環境が原因となる症例も補償外として扱われやすいです。
さらに、自然死や老化による衰弱など避けられない変化も、対象から外される例が一般的。
あらかじめ除外条件を把握しておけば、請求手続きで混乱を招かずに済みます。
ヘビのペット保険の料金相場&選び方

ヘビ向けのペット保険は、月額でおよそ2,000〜4,000円が相場です。
犬・猫より保険料がやや高めに設定されているケースが多いですが、年に1〜2回でも通院・治療の機会があると、ペット保険の恩恵を十分に受けられる可能性があります。
ヘビの診療は専門病院に限られるため、1回の診察・検査で数千~1万円、入院や手術になると数万~10万円程度かかるケースも珍しくありません。
体格や品種によっても料金に差が出るため、複数社から見積もりを取り比較しましょう。
補償範囲とのバランスで考える
保険料が安くても補償が不十分であれば、通院や手術が必要な場面で役立たない可能性があります。
補償対象の範囲や上限金額、自己負担率を比較し、内容の違いを丁寧に見極めましょう。
ヘビは診療費が高額になりやすいため、入院までカバーするプランを検討するのが賢明です。
保険料とのバランスを考え、ペットにとって本当に必要な補償が含まれるプランを選んでください。
自己負担額や免責条件の確認ポイント
ペット保険に加入していても、診療費の一部を飼い主が負担する仕組みが一般的。
たとえば、治療費の3割が自己負担になったり、年間の免責金額が定められている場合があります。
通院1回ごとの最低自己負担が決まっている契約もあるため、細かな条件を見逃さない姿勢が重要です。
見落としやすい免責条件は公式サイトや約款で事前に確認し、予想外の出費に備えましょう。
ヘビ向けペット保険の加入条件

年齢制限
ペット保険には加入可能な年齢の上限が設けられており、高齢になると新規契約が難しくなります。
多くの保険は生後3ヶ月から7歳前後までを対象としており、それ以降は申込みが制限されがちです。
補償を受けられない時期を避けるには、健康なうちから備えておきましょう。
ヘビの寿命や体調をふまえて、最適な加入時期を逃さないように、飼い始めたときから検討を始めると安心です。
飼育環境や飼育方法のチェック
一部の保険会社では、飼育方法や環境について条件を設けているケースがあります。
温度や湿度の管理、ケージの清潔さなどが不十分だと、補償対象から外されるリスクも。
審査時に飼育環境の申告を求められる場合もあるため、普段から管理状態を整えておくのが大切です。
保険加入のためだけでなく、ペットの健康維持の観点からも飼育環境の見直しをしましょう。
証明書や購入履歴の提示
一部のペット保険では、ヘビの購入履歴や飼育開始日を証明する書類の提出が必須です。
販売証明書や生体登録書などが求められ、年齢や健康状態を確認する参考にされます。
書類を提示できないと、審査が通らず加入できないケースもあるため注意が必要です。
購入後はすぐにペット保険への加入を検討し、必要書類をきちんと保管しておきましょう。
ヘビ向けペット保険に加入する際の注意点

持病や先天性疾患への対応を確認
先天性の消化器疾患や呼吸器の異常があるヘビは、多くのペット保険で加入制限を受けるケースは少なくありません。
持病に関する診療は対象外とされやすく、新たな症状と明確に区別する必要があります。
契約時に診断されていた病気は、補償対象外として明記されるのが一般的です。
ペット保険を選ぶ際は、告知内容と補償範囲の関係を理解し、不明点は事前に確認しておきましょう。
対応病院の確認で補償の差が出る
ヘビを診療できる病院は限られており、とくに専門病院は都市部に集中しているため、地方では通院先を探すのが難しくなります。
補償対象となる病院をあらかじめ確認しておけば、いざというときにも安心して診療を受けられるでしょう。
ペット保険以外で万が一に備える方法

● 貯金で備える
病院をあらかじめ調べておく
ヘビは犬や猫と比べて対応できる動物病院が少なく、治療にも高度な専門知識や専用の器具などが必要になります。
突然のトラブルに備えるには、診療経験のある病院をあらかじめ調べておくのがおすすめ。
緊急時に落ち着いて対応するには、初診費用の目安や夜間対応の有無も事前に把握しておくべきです。
診療先を確保しておけば、保険に加入していなくても現実的な備えとして機能するでしょう。
貯金で備える
ペット保険以外のヘビの医療費への備えは、毎月少しずつお金を積み立てる方法もあります。
現金があれば、通院や手術の費用にもその場で対応しやすいです。
ただ、治療費が高くなると、準備していた分だけではまかないきれず、家計への負担が大きくなるかもしれません。
医療費の急な出費に備えるには、貯金とペット保険を併用する方法が安心です。
ヘビが入れるペット保険:まとめ

ヘビは診療を受けられる病院が限られており、治療費も高額になりやすいため、準備を怠れません。
ペット保険を使えば、診察や手術にかかる費用の負担を軽くでき、迷わず動物病院に行ける安心感が生まれます。
補償内容や加入条件は商品ごとに異なるため、飼育スタイルや体調に合ったプランを見極める姿勢が大切です。
ヘビとの暮らしをより楽しむためにも、自分に合った備え方を今から整えておきましょう。
