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外貨預金の代わりにFXはあり?メリット・デメリットを徹底解説します

「FXは外貨預金の代わりになる?」
「FXをやるデメリットは?」
「外貨預金より効率良く利益を出したい」
外貨預金より効率よく外貨を持ちたいと考え、FXを代わりに運用しようか検討している方も少なくありません。
円安やインフレへの備えとして外貨での資産運用を考える人が増える中、「より高金利・効率的に外貨を持つ手段」としてFXに注目する動きが広がっています。
FXには外貨預金にはないリスクやデメリットも存在し、十分な理解がないまま始めると損失につながります。
この記事では、外貨預金とFXの違いを解説しながら、FXを代わりに利用する良し悪しやおすすめの証券会社を紹介していきましょう。
この記事の監修者
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有岡 直希
ファイナンシャルプランナー
大学卒業後、Webマーケターを経て外資系生命保険会社に転職。 個人のライフプラン・コンサルティングに携わり、顧客のニーズと社会保障制度を加味した論理的な提案に定評あり。 各生命保険商品を徹底的に分析し、価値ある商品の選別と保険の効果を高める活用法を提案します。- <保有資格>
- AFP、2級ファイナンシャルプランニング技能士
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この記事の目次
FXを外貨預金代わり運用する人に人気のFX会社
FXを外貨預金代わり運用したいと考えている人に人気のFX会社は以下の通りです。
FXを始めたい人に人気の口座比較 | |
タップで詳細 | 初心者にうれしいポイント |
![]() |
初めての取引でもわかりやすい |
✅ コストが安く、はじめての外貨投資に最適 ✅ 買ってからの管理がしやすい |
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![]() |
スマホ中心で取引したい人にぴったり |
✅ スマホ操作に強く、外出先でも取引しやすい ✅ 無理のないリスク幅で運用したい人向き |
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とにかくシンプルで迷わない操作性 |
✅ 100円から始められるので超少額OK ✅ 無料の電話サポートも充実 |
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お任せで運用できる | |
✅ 人気の高金利通貨を効率よく運用できる ✅ SNS感覚で売買プログラムを選択できる |
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![]() |
中級者も満足の高機能ツールが魅力 |
✅ 世界中の通貨や資産に分散投資したい人向け ✅ 長期目線のじっくり運用にも対応 |
FX会社によってメリット・デメリットは異なるので、まずは、2.3社でFX口座を開設してお試し運用してみるのが得策です。
少額運用しながら、使い心地を比べると自分に合ったFX会社で効率的に利益を狙えます。
デメリットの前にFXを外貨預金の代わりに選ぶ理由
外貨預金よりも高いリターンを目指せる手段として、FX(外国為替証拠金取引)を検討する人も少なくありません。
特に、コストや取引の自由度、効率性では、FXは外貨預金に比べて大きな優位性があります。
ここでは、外貨預金の代わりにFXを選ぶ主な理由を3つに分けて解説しますので、参考にしてください。
手数料の安さやコストメリット
FXの大きな魅力が、取引コストの低さです。
外貨預金では、預け入れ時や引き出し時に為替手数料が発生し、1ドルあたり1円前後のコストがかかるのも珍しくありません。
対して、FXでは買値と売値の差が実質的な手数料となり、主要通貨であれば0.2銭~0.5銭程度の非常に低い水準に抑えられるのが特徴。
例えば、外貨預金で100万円分をドルで保有すると、往復で2万円以上の手数料がかかりますが、FXではその数分の一で済みます。
さらに、FX口座では口座維持手数料が無料の会社が多く、長期保有していてもコストがかさみにくいのも利点です。
コストの優位性は、外貨預金と比べてFXを選ぶ大きな理由のひとつといえるでしょう。
運用の柔軟性(売りからも入れる、24時間取引など)
FXは「24時間いつでも取引できる」「為替の動きに合わせて柔軟に売買できる」など、外貨預金にはない特徴があります。
外貨預金では基本的に「買って保有する」一方向の運用に限られますが、FXでは「円高になりそう」と判断すればドルを売って利益を狙うのも可能です。
FX市場は月曜早朝から土曜早朝までほぼ24時間稼働しており、仕事終わりの夜間や早朝でも取引できるため、忙しいビジネスパーソンにも向いています。
外貨預金は銀行の営業時間に左右されるため、リアルタイムでの細かい対応は難しいです。
相場状況に応じて自由度の高い取引戦略をとれるのが、FXを外貨預金の代わりに活用する強みといえるでしょう。

金利の受け取りでコツコツ増やせる
FXでは、外貨を保有するだけでスワップポイントと呼ばれる金利収入の獲得も可能になります。
通貨ごとの金利差から生まれる収益で、毎日少しずつ口座に積み上がるのが特徴です。
たとえば、メキシコペソやトルコリラのような高金利通貨は、スワップポイントがプラスで推移する相場が続けば、保有しているだけで金利収入が積み上がります。
いわば「外貨の利息」を受け取りながら運用できるイメージです。
外貨預金よりも高金利が期待できることから、「より効率よく外貨を保有したい」と考える人に人気が高まっています。
少額からでも始めやすい
FXにはレバレッジと呼ばれる仕組みがあり、少ない資金でも大きな金額を動かす取引が可能になります。
たとえば4万円の元手で10万円分の取引などができるため、外貨預金のようにまとまったお金がなくても外貨投資を始めやすいのがメリット。
ただし、リターンが大きくなる分、損失も大きくなりやすい注意点もあるため、使い方には慎重さが求められます。
FXを外貨預金の代わりに活用するデメリット
FXは外貨預金に比べて高い利回りや柔軟な運用が魅力ですが、反対にリスクや制度の違いによる注意点も存在します。
特に初心者が外貨預金の感覚で始めてしまうと、想定外の損失やトラブルにつながるため、事前にデメリットを正しく理解しましょう。
以下に、主な4つの注意点を解説します。
損失のリスク
FXでは損失が一定ラインを超えると、自動で取引が終了する「強制決済」が行われます。
強制決済は過度な損失を広げないための仕組みで、預けたお金の一部でも残すための安全装置のような仕組みです。
しかし、外貨預金の代わりにFXで外貨を運用すると、強制決済によって損失が発生するデメリットもゼロではありません。
🔸 どのくらい損が出たら取引が自動で終わるか確認しておく
🔸 少し余裕を持ったお金で運用する
🔸 FXでもレバレッジをかけずに取引すれば、強制決済のリスクはなくなる
追加でお金を払うリスク
相場が急に動くと、強制決済が間に合わず、預けていたお金以上の損失が出てしまうのもゼロではありません。
マイナスになったお金は自分で補填するため、追加でお金を入れるよう求められるのが追証と呼ばれる仕組みです。
外貨預金では元本以上の損失はほとんどありませんが、FXでは追加での支払いリスクも想定して取引をしないと思わぬ損失につながります。
外貨預金の代わりにFXを選ぶなら、追証のような仕組みを含めたデメリットもきちんと理解しておきましょう。
🔸 小さめの取引単位で運用し、損失が膨らみにくいようにしておく
🔸 相場が大きく動きやすい時間は取引を控える
🔸 予備のお金を口座に残しておく
100円程度から取引を始められる松井証券を利用すると、小さくFXを始められます。

取引の難易度や自己責任の重さ
FXは、自分で売買タイミングを決める自由度がある反対に、知識と判断力が求められる運用手段でもあります。
為替レートは経済指標や地政学リスク、中央銀行の政策など様々な要因で変動するため、価格変動の背景やテクニカル分析の理解が求められます。
24時間取引が可能である利点がある反面、「為替の動きが気になって眠れない」などの精神的な負担を感じる人も少なくありません。
取引の難しさが、FXを外貨預金のように気軽に扱うには難しいとされる理由の一つです。
🔸はじめは少ない金額や自動で運用できるサービスを使ってみる
🔸気になりすぎる時は画面から離れる時間も大事
🔸よく動く通貨より、安定しやすい通貨から始める
分析が苦手な人は、優秀なトレーダーをフォローすると、取引を真似できるサービスがあるみんなのシストレを使えばFXへの抵抗感が和らぐでしょう。

デメリットも理解した上でFXを外貨預金の代わりに活用するメリット
FXには元本割れや自己責任のリスクがある反対に、外貨預金にはない多くのメリットも存在します。
特にコストや取引の自由度、資金効率の高さなど、外貨運用をより柔軟かつ効率的に行いたい人にとって魅力的な選択肢となるでしょう。
ここでは、FXを外貨預金代わりに活用すると得られるメリットを整理してご紹介します。
コストや運用効率の違い
FXは、外貨預金と比べて外貨のやり取りにかかるコストがとても安く、効率よく資産を運用できるのが大きな特徴です。
外貨の取引にかかるコストの例は、以下の通りです。
1ドル買うときに0.25~1円ほどの手数料がかかり、売るときにも同じくらいかかる (合計で最大2円ほど)
🔸FX
1ドル買った瞬間に約0.002円分の差額で少しだけマイナスからスタート (マイナスが実質の手数料)
1,000ドル分の売買なら、外貨預金では最大2,000円ほどの手数料が発生するのに対し、FXではわずか2円前後に収まります。
コスト差は約1,000倍以上、同じ資金を使っても、FXの方が取引コストを抑えられる分、利益を出しやすくなるのは明らかです。
コスト効率を重視するなら、FXは非常に優れた選択肢といえるでしょう。

レバレッジ1倍で外貨預金感覚の活用法
FXは「危険」「ギャンブル」といったイメージを持たれやすいですが、実際にはリスクを抑えた運用も可能です。
たとえば、自分の資金に対して無理のない取引量にすれば、実質的にレバレッジ1倍で運用できます。
レバレッジとは、少ない資金で大きな取引ができる仕組みです。
実際にどのような違いが出るのか、以下の例を参考にしてください。
・10万円の資金で25万円分の外貨を取引
→ レバレッジ2.5倍
少ない資金で大きく運用できるが、損失も大きくなる
・10万円の資金で10万円分の外貨を取引
→ レバレッジ1倍
元本を超える損失のリスクがなく、外貨預金に近い感覚
元本を超える損失を避けながら、為替差益やスワップポイントを狙う運用ができるのはFXならではの強みです。
外貨預金と同じように、手元の資金だけで外貨を買って保有すれば、長期的な資産形成にも活用できます。
「なるべくリスクを抑えつつ外貨を保有したい」「外貨預金よりも高金利・低コストで運用したい」と考える方にとって、実質レバレッジ1倍のFXは現実的で使いやすい選択肢です。
スワップポイントや金利面での優位性
外貨預金でも利息は付きますが、その金利は非常に低く、米ドル預金で年0.1〜0.3%程度も珍しくありません。
FXでは同じ米ドル/円の通貨ペアでも、スワップポイントが年換算で1〜3%以上になり、保有しているだけで高水準の収益も期待できます。
さらに、南アフリカランドやメキシコペソなどの高金利通貨では、年10%以上のスワップ利回りになるタイミングもあります。
為替リスクはありますが、FXのスワップ運用では金利収入を積み上げながら相場状況に応じて柔軟に売買できるのは、外貨預金にはない大きなメリット。
高金利通貨を効率よく活用したい方には、FXのスワップ戦略は非常に有効な選択肢といえるでしょう。
高金利通貨を効率よく活用したい人にとって、FXのスワップ運用は選択肢のひとつとして選ばれやすいです。
税金の違い
FXも外貨預金も利益に対して税金がかかりますが、かかり方が異なります。
外貨預金の為替差益には最大で約55%の税金がかかるのに対し、FXの利益は一律20.315%で課税されます。
所得が多い人ほど、同じ利益を出すならFXの方が税金面で有利と言えるでしょう。
デメリットを把握した上でFXを外貨預金の代わりにする向き不向き
FXは高いリターンが期待できる反面、外貨預金にはないリスクや運用上の注意点もあります。
FXを外貨預金の代わりに活用するには、自分の投資スタイルや資産管理スキルに合っているか見極めましょう。
ここでは、どんな人にFXが向いていて、逆に向いていないのかを具体的に紹介します。
FXを外貨預金の代わりにするのが向いている人
・為替レートの動向に関心がある
・自己責任で判断・管理できる
・コストを抑えて効率よく外貨を運用したい
・スワップポイントや為替差益でリターンを狙いたい
FXを外貨預金の代わりに活用するのが向いているのは、為替リスクや相場の変動性を理解し、自分でリスク管理ができる人です。
日々の経済ニュースに興味を持てる人は、為替の流れを読みやすく、売買タイミングを的確に判断できるでしょう。
FXは取引コストが非常に低く、売買の自由度も高いため、資金効率を重視する人にとっては魅力的な運用手段です。
FXを外貨預金の代わりにするのが向いていない人
・為替や金融の仕組みに興味がない
・値動きのある資産よりも、より安定した運用を優先したい
・相場の変動にストレスを感じやすい
FXを外貨預金の代わりにするのが向いていないのは、預けておくだけで安心したいと考える人です。
相場の動きに一喜一憂してしまうタイプの人には、FXの値動きは精神的な負担になりやすいでしょう。
安定性を重視しながら、ある程度の利益も狙いたい人には、無理にFXを選ぶのではなく、NISA制度の活用を検討するのも1つの選択肢です。
NISAなら、株式や債券など複数の資産に自動で分散投資できるため、大きな値下がりリスクを抑えつつ、じっくり資産形成を進められます。
外貨預金やFXに比べて安定性が高く、リスクが心配な方でも安心して始めやすいでしょう。

FXで加速する外貨運用!外貨預金の代わり運用
FXは、外貨預金に比べて取引コストが低く、自由度や運用効率の高さが魅力ですが、デメリットもあります。
しかし、外貨預金にとどまらず、より柔軟な外貨運用を目指すなら、FXは有力な選択肢です。
まずはFX口座を開設して、自分に合った運用スタイルを見つけながら、利益を積み上げる流れを身につけていきましょう。