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ポメラニアンがなりやすい病気とは?飼い主が知っておきたい症状と予防法

ポメラニアンがなりやすい病気とは?飼い主が知っておきたい症状と予防法

ポメラニアンがなりやすい病気は?
ポメラニアンの病気を予防する方法はある?

ポメラニアンは、フワフワした被毛と愛らしい表情で多くの飼い主に愛される小型犬です。

ただ、遺伝的な体質や骨格、皮膚の特性から、特定の病気にかかりやすい傾向があります

この記事では、ポメラニアンがなりやすい病気や日頃のケアや予防のポイントを詳しく解説していきましょう。

この記事の監修者

  • 有岡 直希

    ファイナンシャルプランナー

    大学卒業後、Webマーケターを経て外資系生命保険会社に転職。 個人のライフプラン・コンサルティングに携わり、顧客のニーズと社会保障制度を加味した論理的な提案に定評あり。 各生命保険商品を徹底的に分析し、価値ある商品の選別と保険の効果を高める活用法を提案します。
    <保有資格>
    AFP、2級ファイナンシャルプランニング技能士
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グッドカミング編集部
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グッドカミングは、保険/資産運用/将来設計/投資など「お金」の悩みを解決するWebメディアです。ファイナンシャルプランナーが記事を監修し、情報の信頼性を担保。様々な経歴のライターが、自身の経験やお金に悩む人の体験談を基に記事を執筆しています。

ポメラニアンの特徴

ポメラニアンは非常に活発で、物おじせず好奇心にあふれた性格を持ち、運動が大好きで、遊びを通じてエネルギーを発散させる犬種です。

頑固でマイペースな一面も持ち合わせており、甘やかしてばかりだと指示を聞かなくなるので、無駄吠えや飛びつきは子犬のうちからしつけておく必要があります

成犬でも体重2〜3kgほどと非常に小柄ですが、体全体を覆うふさふさのダブルコートが特徴的です。

季節の変わり目には大量に毛が抜ける換毛期があるため、こまめなブラッシングや月1回程度のトリミングが欠かせません

ポメラニアンがなりやすい病気

ポメラニアンがなりやすい病気
✅ 気管虚脱(きかんきょだつ)
✅ 歯周病
✅ 膝蓋骨脱臼(パテラ)
✅ 心臓病(僧帽弁閉鎖不全症など)
✅ 皮膚炎・アレルギー
✅ 脱毛症X(アロペシアX)

気管虚脱(きかんきょだつ)

気管虚脱は、気管が押しつぶされたように変形し、呼吸がしにくくなる病気。

ポメラニアンは首回りが細く気管が弱いため、散歩中の引っ張りや興奮で「ガーガー」とガチョウのような咳をする場合があります。

悪化すると呼吸困難に陥るケースもあるため、ハーネスの使用や体重管理が重要です。

いつも違う咳をしているときはすぐに受診してください。

治療費の目安
軽度
内服薬や経過観察 など:3千円〜1万円程度
重度
レントゲン検査/酸素室管理/手術 など:
5万〜20万円程度

歯周病

歯周病は歯周組織に細菌が侵入・増殖し、様々な症状を引き起こす病気の総称です。

症状が軽い場合は投薬治療も可能ですが、歯の状態によっては抜歯になるケースも。

歯周病を放置してしまうと、口内の細菌が血液中に入り腎臓や肝臓、心臓などの臓器に悪影響を及ぼす可能性もあるので、早期予防・治療が重要です。

また、日帰りや投薬治療だと数万円、手術は20万円以上と費用がかかる恐れもあるので、日ごろから口腔ケアをしてあげましょう。

治療費の目安
軽度
歯石除去 など:~1万円程度
中度
抜歯 など:~8万円程度
重度
抜歯/根管治療 など:
~10万円程度

膝蓋骨脱臼(パテラ)

膝蓋骨脱臼(パテラ)はポメラニアンのような小型犬に多い関節疾患で、膝のお皿が正常な位置から外れてしまう状態です。

ポメラニアンは足が細く骨がやわらかいため、ジャンプや滑りやすい床によって負担がかかりやすくなります。

歩行時に足を引きずる、急に座り込む、片足を浮かせるなどの症状が見られる場合は注意が必要です。

予防のためには、フローリングに滑り止めマットを敷く、激しい運動を控える、適切な体重を維持しましょう。

治療費の目安
軽度
保存療法 など:5千円〜2万円程度
重度
外科手術が必要な場合:10万円〜25万円程度

心臓病(僧帽弁閉鎖不全症など)

加齢とともにリスクが高まる心臓病にも注意が必要です。

犬の心臓病で最も多いのが「僧帽弁閉鎖不全症」で、初期には目立った症状があらわれにくく、早期発見が難しい病気。

僧帽弁閉鎖不全症:心臓の弁が正常に閉じなくなり、血液の逆流が起こることでさまざまな問題が生じる病気

特に高齢のポメラニアンでは、咳、呼吸の乱れ、運動を嫌がるなどの症状が見られる時は注意しましょう

定期的な健康診断と、心音チェックをしておくと早期発見・早期治療に繋がります。

治療費の目安
検査費
診断(心エコー、血液検査) など:1万5千円〜3万円程度
軽度
投薬管理(毎月) など:7,000円〜1万5千円程度
重度
入院・集中治療 など:5万〜20万円程度

皮膚炎・アレルギー

被毛が密で皮膚が蒸れやすいポメラニアンは、皮膚トラブルが多い傾向にあります。

脂漏性皮膚炎やアトピー性皮膚炎、ノミ・ダニによるアレルギー反応などが代表例です。

定期的なブラッシング、シャンプー、清潔な環境の維持が予防に役立つでしょう。

治療費の目安
皮膚炎(軽度)
診察と外用薬 など:5千円〜1万円程度
アレルギー性皮膚炎(慢性化)
継続治療が必要:月5千円〜1万5千円程度

脱毛症X(アロペシアX)

「黒毛脱毛症」や「ポメラニアン脱毛症」とも呼ばれ、原因不明で徐々に被毛が抜けてしまう病気です。

見た目以外に命に関わる症状はありませんが、美容上・精神的なケアが必要になるケースがあります。

遺伝が関与しているとされており、症状が現れた場合は皮膚科専門の動物病院に相談するとよいでしょう

治療費の目安
診断
皮膚検査やホルモン検査 など:
1万円〜3万円程度
治療
ホルモン療法やサプリ:
月5千円〜1万円(継続治療が必要な場合あり)
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ペット保険はお迎えしてすぐ加入しよう

ペット保険は、ペットが病気やケガをして動物病院を利用した際の治療費や入院費、手術費の一部を補填するための保険です。

ペットが病気やケガをした場合の治療費は、基本的に飼い主さんが全額自己負担しなければなりません。

犬は0歳と7歳以上のシニア期に1年間の平均受療回数が多くなる傾向にあるため、お迎えしてすぐにペット保険に加入するのがおすすめ。

保険金が必要になってから加入しても、補償は受けられないため、病気や怪我をしてしまう前に、愛犬に合ったペット保険に選びましょう

グッドカミング公式LINEに登録すると、無料でペット保険の相談ができます。
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(月額)
【0歳~4歳】
ネクスト:1,550円
ライト:1,220円
ミニ:380円
※トイ・プードルの場合
※50%補償・インターネット割引・免責額適用特約あり
【バリュー】
0歳:3,980円
1歳:2,910円
2歳:2,960円
※トイ・プードルの場合
補償
割合
50%・70%・90%
※ミニプランは70%のみ
100%
※入院・通院・手術の1日(1回)の上限金額および年間上限回数あり
特徴 0歳~4歳まで保険料変動なし満10歳まで加入可能
ネクストプランは歯科治療・パテラ・ガン・泌尿器疾患も補償※歯石取りは除く
全国の動物病院が対象
休日診療費・時間外診療費も補償
スマホでいつでも保険金請求ができる
見積
申込
B24-011(240717) JACAP202400079

※ 引用:一般社団法人 JA共済総合研究所/ペット保険の現況(後編)―ペット飼育の現況とペット保険の契約実績等―

ポメラニアンの病気を予防する日常ケア

病気の予防には、環境づくりや生活習慣に加えて、日々のケアが大きく関わってきます

ポメラニアンの健康を守るために、飼い主が日常的にできるケアを心がけましょう。

ポメラニアンの病気を予防する日常ケア
✅ 被毛と皮膚のケアをする
✅ 歯のケアを徹底する
✅ 体重と食事の管理をする
✅ 適度な運動とメンタルケア
✅ 定期的に健康診断を受ける

被毛と皮膚のケアをする

ポメラニアンはダブルコートで被毛が密なため、通気性が悪く皮膚トラブルが起きやすい体質

毎日のブラッシングで毛玉を防ぎ、皮膚の状態をこまめに確認しましょう。

月に1~2回は低刺激のシャンプーを使い、皮膚を清潔に保ち、乾かし残しによる蒸れにも注意が必要です。

歯のケアを徹底する

小型犬は歯石がたまりやすく、歯周病にかかりやすい傾向があります。

成犬の約8割は歯周病、または歯周病予備軍と言われており、歯周病が進行すると口内だけでなく他の疾患を引き起こす可能性も。

歯磨きは週3〜4回以上を目標にし、歯磨きシートやペースト、歯磨きガムを活用するのがおすすめです。

口臭や歯ぐきの赤みがある場合は、早めに動物病院で診てもらいましょう。

体重と食事の管理をする

体が小さいポメラニアンは、少しの体重増加でも関節や気管に大きな負担がかかります

1日の給与量を正確に量り、必要以上のおやつや人間の食べ物を食べさせないように注意が必要です。

フードは年齢や体質に合わせて選び、定期的に体重を測定する習慣をつけましょう。

適度な運動とメンタルケア

室内犬であっても、毎日の散歩や軽い遊びで適度な運動を取り入れるのが大切です。

同時に、ポメラニアンは甘えん坊で繊細な性格を持つため、十分なスキンシップや声かけも欠かせません

ストレスがたまると体調にも影響するため、安心できる生活環境を整えてあげましょう。

病気の早期発見には、飼い主が愛犬の体調や行動をよく知っておくのが重要です。

また、毎日のごはんやトイレの様子も重要なサインになるので、食欲や排泄状態にいつもと違う点があれば、すぐに受診してください。

定期的に健康診断を受ける

年に1回の健康診断を受けておくと、血液検査やエコー検査から初期段階の病気や異常を発見できます。

特に高齢期に入ったポメラニアンは心臓病や関節炎、歯周病を発症リスクが高くなるので注意が必要です。

健康診断は、日頃の生活習慣を見直す良いきっかけにもなるので、毎年のルーティンとしてしっかり予定に入れておきましょう

健康診断は若いうちは年1回、シニア期は半年に1回を目安に受けておくと安心です。

ポメラニアンがなりやすい病気:まとめ

ポメラニアンは体が小さくデリケートな分、気管や関節、皮膚などにトラブルを起こしやすい犬種です。

健康を維持するためには、信頼できる動物病院との定期的な連携と、飼い主による日常的なケアが欠かせません

大切な家族として、ポメラニアンと長く元気に過ごせるよう、日々のケアと健康チェックを習慣にしましょう。

また、愛犬の病気やけがに備えられるように、ペット保険への加入も検討してください。