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【2025年バレンタイン調査】チョコレートの価格高騰!バレンタイン予算はどのくらい?

【2025年バレンタイン調査】チョコレートの価格高騰!バレンタイン予算はどのくらい?

カカオの価格高騰、物価上昇、運輸コスト増加などの要因が影響し、チョコレート全般の価格が例年よりも高くなっている2025年。

そんな中でも、2月のイベントの一つ「バレンタイン」はやってきます。

消費者のバレンタインに対する意識や購買行動はどのように変化したのでしょうか。

2025年2月、グッドカミングではバレンタインデーに関するアンケートを実施し、予算購入予定の有無、重視するポイントについて調査しました。

◆調査概要
概要:バレンタイン(チョコレート)に関するアンケート
有効回答数:300人
調査対象:日本在住の男女
調査実施日:2025/2/3~2025/2/5
調査方法:インターネットによる任意調査
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グッドカミング編集部
グッドカミング編集部
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男性31.5%、女性66.8%がチョコレートの購入意向あり

「女性から男性へチョコレートを贈る」イメージが強いバレンタインですが、近年では同性の友人同士で贈り合う人も増えています。

今回の調査では、回答者300人にバレンタインにチョコレートを購入する予定があるかを尋ねたところ、「はい」と答えたのは 169人(56.3%) でした。

では、男女間での購入意欲にはどのような差があるのでしょうか?

男女別に集計してみると、男性では「はい」と回答したのは31.5%(28人)

男女別に見ると、男性で「はい」と回答したのは 31.5%(28人) にとどまり、「いいえ」55.1%(49人) で半数を超える結果となりました。

一方、女性では「はい」と回答した人が 66.8%(141人) と多数を占め、「いいえ」18.0%(38人)「未定」13.3%(28人) でした。

予想通り、男女間で購入意欲には大きな差が見られましたが、バレンタインのチョコレート購入に積極的な男性も一定数いるのが明らかになりました。

チョコレートを渡す相手は「家族」「恋人」が多数派

バレンタインにチョコレートを渡す予定の相手について調査したところ、「家族」と回答した人が最も多く、37.3%(112人)を占めました。

次いで「恋人・配偶者」36.3%(109人)「自分用」と回答した人は22.7%(68人)

「友人」11.0%(33人)、「同僚」5.3%(16人)職場や友人関係でチョコを配る層も一定数見られました。

全体的には家族や恋人など、身近な人と楽しむイベントとして認識されている傾向がうかがえます。

その他回答
「上司」3.3%(10人)、「知人」3.0%(9人)、「推し」1.0%(3人) など

チョコレートを用意する(自分用を含む)と回答した218人のうち、「手作りをする可能性がある」と答えたのはわずか17.4%(38人)にとどまりました。

コロナ禍を経て衛生意識の向上感染症対策の影響で市販品を選ぶ傾向が強まったのが背景として存在するのではないでしょうか。

原材料の価格高騰や光熱費の上昇といった手作りチョコにかかるコストの増加も、手作りを控える要因と言えるでしょう。

バレンタインの予算、「1,000円~3,000円」が最多

バレンタインにチョコレートを購入予定の218人に対し、予算について尋ねました。

最も多かったのは「1,000円~3,000円」で、35.2%(88人)がこの範囲を選んでいます。

次いで「500円~1,000円」22.8%(57人)と続く一方、5,000円以上の予算を設定している人は合計で6.0%(15人)にとどまりました。

物価上昇の影響もあり、全体的に高額なプレゼントを控え、手頃な価格帯での購入を選ぶ傾向が見受けられます。

バレンタインに最も重視するポイント、「味」がトップ

バレンタインに贈るチョコレート選びで最も重視するポイントについて尋ねたところ、「味」と回答した人が最も多く、47.0%(141人)を占めました。

次いで「見た目」20.3%(61人)「価格」14.0%(42人)「ブランド」10.0%(30人)が続きます。

コストパフォーマンスを重視する傾向が強まりつつある一方、バレンタインのチョコレートに関しては品質を重視する層が多いようです。

9割近くがチョコレート価格の高騰を実感

「チョコレートの価格が上がっていることを実感していますか?」という質問では、「強く感じる」と答えた人が46.7%(140人)

次いで「少し感じる」と答えた人が42.0%(126人)でした。

「あまり感じない」「全く感じない」と回答した人の合計は11.3%(34人)にとどまっています。

多くの人がチョコレート価格の上昇を肌で感じており、バレンタインの予算や購入判断にも影響を与えている状況がうかがえる結果となりました。

ホワイトデーのお返し予算も「1,000円~3,000円」が多数

バレンタインにチョコレートを受け取った時のお返し(ホワイトデー)の予算感についても質問しました。

最も多かったのは「1,000円~3,000円」で、全体の36.3%(109人)を占めています。

次いで、「500円~1,000円」と回答した人が27.0%(81人)「500円未満」と回答した人が12.7%(38人)

「5,000円以上」と回答した人は2.3%(7人)にとどまり、「お返しをしない」人も11.7%(35人)いました。

ホワイトデーのお返しの予算もバレンタインのチョコレートと同様に3,000円以下が主流だと分かります。

2025年バレンタイン消費行動のまとめ

  • 88.6%が「チョコレート価格の高騰」を実感
  • バレンタイン・ホワイトデーともに予算は「1,000円~3,000円」が最多
  • バレンタインのチョコレートでは47.0%「味」を重要視

カカオの価格高騰が進む2025年のバレンタインにおいて、予算のメイン層は「1,000円~3,000円」でした。

チョコレートを贈る相手としては、「家族」「配偶者・恋人」「自分」が主流で、同僚や友人には贈らない回答者が多数を占めています。

バレンタインのチョコレートに価格やコストパフォーマンスを重視する層も一定数いますが、「味」や「ブランド」を最優先する人が多いのも明らかになりました。

2025年のバレンタイン市場では、コスト面を意識しながらも特別感品質の高さを求める消費者が増えていくと考えられます。

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