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債務整理で口座凍結される?口座凍結される前の対処法や期間・タイミングを解説

債務整理で口座凍結される?口座凍結される前の対処法や期間・タイミングを解説

債務整理で口座は凍結される?
債務整理で口座が凍結されたらどうしよう

債務整理を検討中で、口座が凍結されないか心配している方も少なくありません。

債務整理したら必ずしも口座が凍結されるわけではなく、債務整理前の対処法もあるため弁護士などへの相談がおすすめ。

本記事では債務整理で口座凍結されるケースや対処法を解説。
これから債務整理をする予定の方、必見です!

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グッドカミング編集部
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グッドカミングは、保険/資産運用/将来設計/投資など「お金」の悩みを解決するWebメディアです。ファイナンシャルプランナーが記事を監修し、情報の信頼性を担保。様々な経歴のライターが、自身の経験やお金に悩む人の体験談を基に記事を執筆しています。

債務整理で口座が凍結されるケースは?

銀行から借金をしていて、その銀行を債務整理の対象にすると口座が凍結されます。

債務整理を依頼した弁護士や司法書士が対象の債権者に「受任通知」を送付し、銀行が受任通知を受領した時点で口座が凍結

凍結されると、会社からの給料の振込や引き出し、家賃の引き落としといった取引ができなくなります。

凍結されるケース

● 任意整理で銀行口座を対象とする
● 個人再生・自己破産では借入のある銀行口座すべて

凍結されるタイミングと期間

● 銀行が「受任通知」を受領したタイミング
● 期間は約3ヵ月程度

同じ銀行で複数の支店の口座があれば、それもすべて凍結されます。

銀行によりますが、口座の凍結は1~3ヵ月程度です。※保証会社が本人に代わり銀行に借金を払うため(代位弁済)その後は保証会社が債務整理の対象となる

口座が凍結されないケース

✅銀行から借金をしていない
✅任意整理で対象外の銀行口座がある

そもそも銀行から借入していなければ口座は凍結されません。しかし、金融事故情報は共有されるため数年新たな借入はできなくなります。

債務整理は大きく分けて3種類ありますが、そのうちのひとつ「任意整理」では借金を整理する対象を選べるため銀行口座を対象外にすれば凍結されません。

しかし銀行から借入があり、かつ同系列の消費者金融を整理すると口座が凍結されるおそれがあります。

銀行系の消費者金融について

たとえばアコムは三菱UFJ銀行系の消費者金融です。

アコムに借金があり、UFJのカードローンも利用している

アコムの借金を債務整理すると、UFJの口座も凍結されるおそれがある

UFJ銀行のカードローンを使用しておらず、アコムのみ任意整理であれば口座は凍結されません。

銀行系列の消費者金融の一例です。

会社名
三菱UFJフィナンシャル・グループ アコム
SMBCコンシューマーファイナンス株式会社 プロミス
新生フィナンシャル株式会社 レイク

債務整理の口座凍結について相談できる事務所

債務整理は司法書士や弁護士など専門家に依頼するのが一般的です。

口座が凍結されるのか、その場合どのような対策をとればいいかも一緒に考えてくれるので、1人で悩まずに相談しましょう。

↓スクロールできます↓

※…慰謝料請求・債務整理・B型肝炎給付金請求・交通事故・立ち退き問題・敷金回収に関する相談は無料
※すべて税込表記
※1…減額報酬:減額できた債務の金額の11%/その他、印紙、切手、訴訟費用(原則実費のみ)、管理費等が発生/司法書士法に則り、契約時には契約書の報酬内訳書にて説明
※2…残債務のない債権の調査、過払い請求は着手金を免除/着手金は内容により費用が異なります/減額報酬は減額の10%/過払い返還報酬 20%(任意の場合/訴訟の場合は25%)/送金管理費として1社につき月1,000円/回
※3…着手金は内容により費用が異なります/減額報酬は減額の11%/和解成立時、解決報酬として1社につき22,000円/過払い返還報酬 22%(任意の場合/訴訟の場合は27.5%)/送金管理費として1社につき月1,000円/回/通信費として1社につき2,200円

※5…報酬金22,000円(1社あたり)/減額報酬11%/実費5,500円(1社あたり)
※6…自己破産、個人再生は要来社/報酬金 ¥22,000/減額報酬 11%/過払報酬22%(訴訟の場合27.5%)/その他諸費用 ¥5,500
※7…ただし、残債務のない債権の調査、過払い請求は着手金無料/解決報酬金1社あたり22,000円/減額報酬金として、減額した金額の10%相当額/過払金返還報酬金 返還額の20%〜

債務整理で口座が凍結されたらどうなる?

  1. 預金は借金と相殺処理
  2. 入金や出金、振込や引き落としもできない
  3. 口座が強制解約される可能性も

銀行口座が凍結されるのは債権回収が目的のため、預金は強制的に借金の返済に充てられます。

入金や出金もできないため、給料のフリ恋や光熱費などの引き落としもできません。

銀行によっては、口座が凍結されたまま強制解約となる可能性があります。

債務整理で口座凍結される「前」の対処法

口座凍結前の対処法
✅ 預金をすべて引き出しておく
✅ 給与や年金の受取口座を変更する
✅ 引き落としの口座を変更する
✅ 新しく口座を作っておく

口座が凍結されると手続きがすべてできなくなるので、債務整理前に預金をすべて引き出しておく・給与の受取口座を変更するなどあらかじめ対策しておきましょう。

借入のない銀行口座やゆうちょがあれば引き落としもそちらに変更しておくと安心です。

指定口座の都合などで引き落とし設定できなければ、振込やコンビニ払いに変えるなど支払い方法の変更も検討してください。

新しく口座を作るのもひとつの手です。

債務整理で口座凍結された「後」の対処法

口座が凍結されても、「受任通知後」つまり凍結後の入金は引き出せる可能性があります。

窓口まで行く必要があり、場合によっては債務整理を依頼している弁護士に連絡したいと言われるケースも。

お金を引き出すまでには時間がかかると思っておきましょう。

まとめ:債務整理で口座凍結される前に預金の引き出しや口座変更などの対処をしよう

借入のある銀行を債務整理すると、口座が凍結されます。

口座が凍結される前に預金の引き出しや家賃・光熱費の引き落とし口座を変更しておきましょう。

債務整理は弁護士や司法書士など専門家に依頼するのが一般的。

銀行系の消費者金融を任意整理の対象にすると口座が凍結されるおそれがあるので、その点も含めて相談してください。

参考サイト:アディーレ法律事務所「債務整理をすると口座を凍結されるってホント?対処方法をくわしく解説」