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SBIネオトレード証券とSBI証券の違いを徹底比較!投資スタイル別に解説!

「SBIネオトレード証券とSBI証券の違いは?」
「SBIネオトレード証券は信用取引メイン?」
「SBI証券は取り扱い商品が違う?」
SBIネオトレード証券とSBI証券の違いがわからず、どちらの口座を選ぶべきか迷っている人も少なくありません。
どちらもSBIグループに属していますが、取り扱う商品や制度信用金利などに明確な違いがあります。
この記事では、2社の特徴を初心者向けにわかりやすく整理し、最適な選び方を解説。
迷いがある人でも、読み終わる頃には自分に合った口座が見つかります。
この記事の監修者
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有岡 直希
ファイナンシャルプランナー
大学卒業後、Webマーケターを経て外資系生命保険会社に転職。 個人のライフプラン・コンサルティングに携わり、顧客のニーズと社会保障制度を加味した論理的な提案に定評あり。 各生命保険商品を徹底的に分析し、価値ある商品の選別と保険の効果を高める活用法を提案します。- <保有資格>
- AFP、2級ファイナンシャルプランニング技能士
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この記事の目次
SBIネオトレード証券とSBI証券の違い
SBIネオトレード証券とSBI証券は同じSBIグループに属していますが、取り扱う商品や手数料などにはっきりとした違いがあります。
どちらが自分に合っているかを見極めるためにも、まずは基本スペックを比較して全体像をつかんでおきましょう。
SBI ネオトレード証券 |
SBI証券 | |
---|---|---|
証券口座 | ![]() |
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取扱商品 | 国内株式、投資信託、CFD等 | 国内株式、外国株式、投資信託、債券、FX、先物、オプション、CFD、貴金属、NISA、iDeCo等 |
信用取引手数料 | 無条件で0円 | 条件付きで0円 |
制度信用金利 | 2.30% | 2.80% |
詳細 |
SBIネオトレード証券は、国内株式の現物・信用取引に特化しており、特に信用取引コストの低さが魅力です。
一方のSBI証券は、投資信託・外国株・NISA・iDeCoなど幅広い商品を扱っており、長期の資産形成や分散投資に向いています。
それぞれの違いを把握すると、自分の投資スタイルに合った口座を選びやすくなるでしょう。
SBIネオトレード証券とSBI証券の取扱商品とサービスの違い
商品ラインナップ比較
取扱商品の違い | |
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国内株式:〇 外国株式:× |
国内株式:〇 外国株式:〇 |
SBIネオトレード証券は、国内株式の現物・信用取引に特化しており、信用取引のコスト面で大きな強みを持っています。
一方のSBI証券は、外国株を含む幅広い商品を扱っており、複数の資産への分散投資が可能。
取扱商品の違いによって、投資スタイルの柔軟性に大きな差が生まれます。
株取引に集中してコストを重視するならSBIネオトレード証券、多様な商品を使って運用したいならSBI証券が有利です。
投資信託・iDeCo・NISAの違い
投資信託・iDeCo・NISA※対応の違い | |
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投資信託:約48本 iDeCo:× NISA:〇 └つみたて投資枠:15本 └成長投資枠:37本 |
投資信託:約2,620本 iDeCo:〇 NISA:◎ └つみたて投資枠:271本 └成長投資枠:1,351本 |
SBIネオトレード証券は、投資信託が約48本と少なく、iDeCoに非対応、NISAも選べる銘柄が限られます。
SBI証券は2,600本超の投資信託に対応し、iDeCo・NISAも制度を網羅しているため、違いは一目瞭然です。
長期的な積立や税制メリットを最大限に活かしたい人には、SBI証券が適しています。
※ 【参考】 SBI証券 2025年3月10日NISA銘柄本数。SBIネオトレード証券 2025年4月21日NISA銘柄本数。
取引所CFD・先物・PTS対応の違いを比較
特殊商品の取扱いの違い | |
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店頭CFD:〇 取引所CFD:× PTS:× 先物,オプション:× |
店頭CFD:× 取引所CFD:〇 PTS:〇 先物,オプション:〇 |
CFDは株価や指数などの値動きを使って利益を狙える取引で、少額でも大きな金額を動かせるのが特徴です。
SBI証券が対応する「取引所CFD」は公的な市場を通じて行う取引で透明性が高く、ネオトレードの「店頭CFD」は証券会社との直接取引で柔軟さがあります。
加えて、SBI証券は先物・オプション・PTSにも対応しており、取引の選択肢がSBIネオトレード証券と違い非常に豊富です。
より多くの戦略や商品を使って投資の幅を広げたい人には、SBI証券の方が適しています。
FX対応を比較
FX対応状況の違い | |
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FX:× | FX:〇 |
FXに対応しているかどうかという点でも、両社の違いは明確です。
SBIネオトレード証券はFX非対応ですが、SBI証券では34通貨ペアのFX取引が可能で、通貨分散にも活用できます。
ただし、FXに特化した取引を求めるなら、同じSBIグループのSBI FXトレードの方がスプレッドや利便性に優れています。
SBIネオトレード証券とSBI証券の信用取引の違い
信用取引では「制度信用金利」と「信用取引手数料」という2つのコストが発生します。
制度信用金利とは、制度信用取引で資金を借りて株式を買い建てる際に発生する利息です。
一方、信用取引手数料は、注文を出して取引が成立したときにかかる費用。
2つの違いを把握しておくと、証券会社ごとのコスト比較がより分かりやすくなります。
信用金利を比較
制度信用金利の違い | |
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2.30% | 2.80% |
金利の違いは、取引回数が多い人ほど積み重なるコストに影響を与えやすくなります。
SBIネオトレード証券の制度信用金利は2.30%で、SBI証券の2.80%と比べて低く設定されているのが特徴です。
信用取引を日常的に行うなら、金利面で有利なSBIネオトレード証券の方が適しているでしょう。
信用取引手数料の条件と違いを比較
信用取引手数料の違い | |
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無条件で0円 | 条件付き0円 |
信用取引手数料の違いは明確で、SBIネオトレード証券は全てのユーザーが無条件で無料。
一方のSBI証券は「ゼロ革命」の条件(インターネットコース+電子交付設定)を満たす必要があります。
条件を気にせず使いたい人には、SBIネオトレード証券の方がわかりやすくて便利です。
SBIネオトレード証券とSBI証券のIPO・サポート・特典の違い
IPO(新規上場株式)は、抽選で公募価格購入権を獲得し、上場後の値上がり益を狙う投資手法です。
証券会社によって申込時の資金ルールや対応時間に違いがあり、使いやすさや資金効率にも影響します。
加えて、クレジットカード積立や移管サポート、キャンペーンの有無といった細かな違いも見逃せません。
この章では、SBI証券とSBIネオトレード証券の制度やサポート、特典の違いを初心者にもわかりやすく整理していきます。
IPOの前受金の有無にも明確な違い
IPO申込み時の前受金の違い | |
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不要 | 前受金が必要 |
SBIネオトレード証券では、IPOの申込み時に口座へ資金を入れておく必要がありません。
当選後、購入の意思をメールで送る時点で入金すればよく、資金を拘束されにくいのがメリットです。
一方でSBI証券は申込時に前受金が必要なため、同時に別の銘柄へ投資しづらくなるという違いがあります。
資金効率を重視する人には、SBIネオトレード証券の方が使いやすく感じられるでしょう。
ポイント還元とクレカ積立の違い
SBI証券では、三井住友カードやOliveを使って投信積立ができ、最大3%のVポイントが還元されます。
保有残高に応じてTポイントやPontaポイントも貯まるため、ポイント優遇に違いが存在。
一方、SBIネオトレード証券にはクレカ積立やポイント制度がなく、利便性とお得感で差がついています。
各社のキャンペーン特典の違いを比較
SBIネオトレード証券では、他社からの株式移管時に最大10万円まで手数料をキャッシュバックするプログラムを実施しています。
この特典は、1か月で合計100万円以上の株式を入庫した場合に適用される仕組みです。
一方のSBI証券は、投資信託の移管手数料を全額負担してくれるため、移動コストを気にせず乗り換えできます。
加えて、NISAデビューキャンペーンなど豊富なプロモーションが用意されており、お得な特典を活用したい人にはSBI証券が魅力的です。
サポート体制の違い
SBI証券は、平日8:00〜23:00までチャットに対応しており、夜間もサポートを受けられます。
17:00以降は投資信託・NISA・パスワードに関する問い合わせに限定されますが、仕事終わりの時間でも相談できるのは大きなメリットです。
一方、SBIネオトレード証券は電話対応が平日8:00〜17:00のみで、時間外の問い合わせはフォーム対応となり、原則として翌営業日以降の回答になります。
問い合わせ時間の柔軟さや対応手段の広さの違いを比較すると、SBI証券の方が利便性に優れています。
SBIネオトレード証券とSBI証券の向き不向きの違い
初心者や長期運用ならSBI証券

SBI証券は、投資信託やNISA、iDeCoなど長期投資向けの商品が充実しています。
投資対象の広さとサポート体制の充実度は、SBIネオトレード証券との大きな違いです。
将来に向けてゆっくり資産を増やしたい人にはぴったりです。
信用取引メインならSBIネオトレード証券

ネオトレード証券は信用取引の金利が低く、手数料も完全無料です。
SBI証券と比べて信用取引のコストに大きな違いが出るため、アクティブな運用スタイルに合います。
信用取引を中心にした運用を重視するなら、SBIネオトレード証券を利用するとメリットを感じやすいでしょう。
SBIネオトレード証券とSBI証券を併用
目的別に証券会社を使い分けるのが賢い選択
SBI証券は投資信託やNISA、iDeCoなど積立中心の資産形成に強く、長期運用を始めたい人に適しています。
一方でSBIネオトレード証券は、無期限の信用取引にも対応しており、中長期でポジションを持つ運用スタイルにも柔軟に対応可能です。
投資目的や取り扱い商品によって証券会社を分けて使うと、戦略の幅に違いが出てきます。
システム障害への備えとしても使い分けが有効
SBI証券とSBIネオトレード証券は、異なるシステムを運用しているため、一方に障害が発生しても、もう一方で取引を続けられるでしょう。
相場が急変するような局面では、どちらか一方に依存せず取引環境を分散させておくとリスク回避につながります。
万が一のトラブルに備える意味でも、保険として両方の口座を用意しておくと安心です。
両口座とも無料だから始めやすい
SBI証券もネオトレード証券も、口座開設と維持費がすべて無料です。
迷ったら両方試して、自分に合う方を実際に使って判断する方法もおすすめ。
使いやすさやツールの感覚などは、比較してみると違いがより明確になります。
リスクなく始められるからこそ、併用の価値は十分にあります。
SBIネオトレード証券・SBI証券以外との違い
証券口座によって取扱商品や注文方法、ツールの使いやすさなど、提供されるサービス内容は大きく異なります。
SBIネオトレード証券やSBI証券の違いを比較しても、どちらかに決めきれない場合は、他社の証券会社も候補に入れてみると良いでしょう。
以下で紹介する証券会社はいずれも口座開設・維持費が無料なので、実際に使って操作性やサービスの違いを体感してみるのが得策です。
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SBIネオトレード証券とSBI証券の違いを活かす
SBIネオトレード証券とSBI証券には、取扱商品や手数料の面で明確な違いがあります。
SBI証券は初心者向けのサポートや商品が揃っており、長期運用を始めたい人に合います。
SBIネオトレード証券はコストを抑えた信用取引に強く、効率的に売買を重ねたい人に最適。
どちらも無料で始められるため、まずは両方を開設して、自分のスタイルに合う口座を見つけましょう。

