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お金が足りないときの現実的な対処法|支出見直し・支援制度・NG行動を解説

お金が足りないときの現実的な対処法|支出見直し・支援制度・NG行動を解説

お金が足りなくてどうすればいいかわからない
お金が足りない時の対処法が知りたい

厳しい物価高が続く昨今、日々の生活に困窮していたり、将来に不安を感じている方も少なくありません。

安定した給料を得ているにもかかわらず、お金が足りない時、どう乗り切っていけば良いのでしょうか。

この記事では、支出の見直し方やさまざまな支援制度、やってはいけない行動について詳しく解説します。

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グッドカミング編集部
グッドカミング編集部
グッドカミングは、保険/資産運用/将来設計/投資など「お金」の悩みを解決するWebメディアです。ファイナンシャルプランナーが記事を監修し、情報の信頼性を担保。様々な経歴のライターが、自身の経験やお金に悩む人の体験談を基に記事を執筆しています。

お金が足りない時にまず見直すべき支出

お金が足りない時、真っ先に行うべきなのは支出の見直しです。

全体支出の「見える化」が最初の一歩

支出の見直しが大切だと理解していても、具体的に何を削れば良いのか分からないという方も多いはずです。
そこで、まずは「何にいくら使っているか」の把握が支出の見直しの第一歩となります。

スマホのメモ帳や家計簿アプリを使って1カ月分の出費をすべて書き出し、支出の見える化を実践してみましょう。支出を書き出すと、客観的な視点から「ここが無駄かも」と気づけるようになります。

固定費・変動費をまとめて見直そう

支出を減らし余裕のある生活を送るためには、家賃や通信費、保険料、各種ローンといった固定費の見直しが効果的です。

たとえば、

家賃が安いエリアへの引っ越し
● 格安プランを提供している通信事業者への乗り換え
保険料の安いネット損保への切替

などが挙げられます。

固定費は毎月必ず支払わなければならないコストのため、無駄がないかを見直すだけで家計に余裕が生まれます。

固定費だけでなく、食費や日用品などの変動費も使いすぎや無駄がないかを確認しましょう。
たとえば、コンビニに立ち寄る機会を減らすと不要な買い物がなくなり、まとまった金額の節約につながることもあります。

お金が足りない時にやってはいけない行動

お金が足りず経済的に困窮した生活が続くと、冷静な判断ができなくなり誤った行動をとる方も少なくありません。特に注意したいNG行動は以下の通りです。

カード依存・現金化・違法金融に要注意

お金が足りない時、その場のピンチをしのぐためにクレジットカードやリボ払い、カードローンなどに頼りたくなるものです。

計画的に利用する分には便利なサービスですが、少額のつもりで借りていても、そのままズルズルと借入額が増えていき利息が高額になるケースも少なくありません。

昨今では違法な金利でお金を貸し付ける闇金のほか、クレジットカードのショッピング枠を悪用した「カード現金化」などを利用する人が後を絶ちませんが、これらは非常にリスクが高い行動です。絶対にやめてください。

安易な借入よりも「使わない」ための工夫を考えよう

借金に頼る前に、そもそもお金を使わないための工夫を考える視点が大切です。

冒頭でもご紹介した通り、必要のない無駄な支払いを見直したり、娯楽費や交際費などを一時的に抑えるだけでも違いが出てきます。

お金が足りない時に利用できる公的支援制度

無駄な支出を極限まで削減しても、どうしてもお金が足りず生活がままならないというケースも出てくるでしょう。そんな時におすすめしたいのが、国や自治体などが提供している公的支援制度です。

生活保護・給付金・貸付制度の活用方法

国や自治体には、生活に困った人を助ける制度が多数用意されています。

生存権を保障するための「生活保護」、家計を立て直すために転居費用などを補助する住居確保給付金一時的な生活費の貸付を行う「生活福祉資金貸付制度」などがあります。

公的支援に頼るとなると抵抗を感じる方も多いですが、生活の早期立て直しにつながるケースも多いため積極的に活用してみましょう。

困ったときの相談先と情報収集のすすめ

公的支援制度を使いたくても、「どこに相談すればいいかわからない」と悩む人も少なくありません。

まずは市区町村の福祉窓口や社会福祉協議会に相談してみてください。

ネットやSNSにも正しい情報がある一方、誤情報が含まれているものも多いため、役所のホームページや窓口で確認するのが確実かつ安心です。

お金が足りない!今すぐお金を作る現実的な方法

公的な支援制度に頼る前に、まずは自分の力で生活を立て直したいと考える方も多いはずです。お金を借り入れる以外に有効な方法をいくつかご紹介します。

不用品売却・短期バイトで即現金を確保

急ぎでお金が必要なときは、まず不用品を売るのが手軽で効果的です。

たとえば、マンガや小説、ゲーム、衣類など、使用しなくなったものをフリマアプリに出品したり、リサイクルショップへ持ち込むと意外な高値がつくかもしれません。

また、短期や単発のアルバイトも即収入につながる現実的な選択肢です。

中長期的には副業・転職も視野に

継続的に収入を安定させたいなら、副業も有効な手のひとつです。昨今ではスキルがなくても始められる在宅ワークや軽作業の副業案件も増えています。

より収入の高い職場に転職すれば、家計を根本から改善できるかもしれません。

最初の一歩は小さくても、着実に収入源を増やそうとする意識が明るい未来へと繋がります。

借金が原因でお金が足りない時の対処法


経済的に困窮する理由は人それぞれで、借金が膨れ上がりお金が足りなくなるケースもあります。

このような場合、どう解決すれば良いのでしょうか。

債権者への相談と債務整理の検討

借金が膨れ上がり毎月の返済が難しくなったら借入先に返済条件の見直しを相談してみましょう。誠実な態度で正直に事情を説明すれば、分割変更や返済の猶予対応をしてもらえる可能性もあります。

それでも返済が困難なときは、債務整理を検討してみましょう。債務整理とは借金を整理する合法的な手段であり、任意整理や個人再生、自己破産といった方法が選択できます。

借金の総額や返済条件、資産状況などによっても最適な方法は異なるため、まずは弁護士など法律の専門家に相談してみましょう。

信頼できる人に状況を共有しよう

借金の悩みを一人で抱え続けると、精神的にも負担が大きくなります。

第三者からの客観的な意見によって、新たな選択肢に気づけることもあるでしょう。

お金が足りない時こそ、生活全体を見直す意識を持とう

お金に困っているときは、目の前の支払いだけに目が向きがちです。安易に借入金を増やすと借金が膨れ上がり、ますます生活が困窮していくおそれもあります。

まずは家計の中で無駄がないかを見直しつつ、公的支援制度の情報を集めながら、副業や転職による収入アップも検討していきましょう。

大切なのは目先だけでなく中長期で安定できる体制を作る意識です。
困難な時期こそ、人生を立て直すチャンスと捉え前を向いていきましょう

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