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フランスへのワーキングホリデーに保険は必要?ワーホリ保険の仕組みと必要性を解説

フランスへのワーキングホリデーに保険は必要?ワーホリ保険の仕組みと必要性を解説

『フランスはワーホリ保険必須?』
『ワーホリ保険は必要?』

フランスへの入国はワーホリ保険の加入が必須です。

しかし、海外滞在は長期になればなるだけワーキングホリデー保険・留学保険の必要性が高まります

今回はフランスへのワーキングホリデーで保険が必要なのか、またワーホリ保険の仕組みなどについて詳しく解説。

フランスへのワーキングホリデー・留学を検討中の方は必見です。

この記事の監修者

  • 有岡 直希

    ファイナンシャルプランナー

    大学卒業後、Webマーケターを経て外資系生命保険会社に転職。 個人対象のライフプラン・コンサルティングに携わり、顧客のニーズと社会保障制度を加味した論理的な提案に定評あり。 各生命保険商品を徹底的に分析し、価値ある保険商品の選別と保険の効果を高める活用法を提案します。
    <保有資格>
    AFP、2級ファイナンシャル・プランニング技能士
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グッドカミング編集部
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グッドカミングは、保険/資産運用/将来設計/投資など「お金」の悩みを解決するWebメディアです。ファイナンシャルプランナーが記事を監修し、情報の信頼性を担保。様々な経歴のライターが、自身の経験やお金に悩む人の体験談を基に記事を執筆しています。

フランスへのワーキングホリデーに保険は必要?

結論から言うと『フランスのワーキングホリデーに保険は必須。』

では、フランスへのワーキングホリデーで保険が必要とされているのはなぜなのでしょうか。

フランスでワーホリ保険が必要な理由

    フランスは

  1. ビザ取得に保険加入が必須
  2. 医療費が高額
  3. なので保険が必要!

✅フランスのビザ取得には保険加入が必須

フランスでのワーキングホリデーで必要となるビザの取得には保険に加入しているのが必須条件となっています。

そうなんだ!……そもそもビザってなんなの?

ビザとは
ビザ(査証)は入国しようとする外国人が所持する旅券(パスポート)が真正であり、入国に有効であると外務省や在外公館が確認する証明。

ビザは定められた条件下当該の外国人が入国・滞在するのが適当であるかについての推薦でもあるんです。

したがって『査証(ビザ)』は上陸審査を通過したら役目を終えます。

✅フランスのビザ取得に必要な補償内容

留学やワーキングホリデーのための保険商品はたくさんあります。

ただし、そのうちのどれかに入っておけばフランスでのビザが確実に取れるわけではありません。

フランスでのビザを取るために必要な補償内容は以下の条件で定められています。

◆フランスのビザ取得に必須の条件

・病気に対する補償
・ケガに対する補償
・入院に対する補償
上記全てが含まれている保険にフランス入国日から1年間有効である。

条件を満たさない保険に加入してしまうと、ビザ申請が却下される可能性が高いので注意が必要です。

ケガ・病気で治療や補償が必要な場合に備えているのがビザ取得に必須なのか!

フランスに行くために保険を選ぶならケガ・病気・入院費用の補償があるか要チェックしなきゃ!

多くのワーキングホリデー保険にはご自身のケガや病気の補償として、『傷害死亡』『疾病死亡』『傷害後遺障害』『治療・救援費用』などが組み込まれた商品が用意されています。

『傷害死亡』『疾病死亡』
ケガまたは病気で亡くなったときに補償する
『傷害後遺障害』
旅行中の交通事故が原因で後遺障害が発生した時に補償する
『治療・救援費用』
階段で転倒して骨折/盲腸で入院/ケガや病気で長期入院し、家族が現地に駆け付ける際に補償する

ワーキングホリデー保険には『万が一の備え』だけでなく、『もしもの時に家族が駆け付けられる』補償まで含まれている商品も。

選んだ保険によって補償内容は違いますが、ワーキングホリデー・留学で慣れない土地へ行く人その家族に向けた補償が充実しているのが魅力です。

ワーキングホリデーでの長期滞在を安全・健康に過ごすため、事前にしっかりと準備を整えましょう。

✅フランスは日本より医療費が高い

フランスに限らず、海外では日本より医療費が高額になりやすいです。

2023年のOECD調査によるとフランスでの一人当たりの医療費は6,630ドルと日本より高額

フランスと日本の医療費を比較してまとめてみました。

フランスの医療費 日本の医療費
救急車の料金 ①公営:5,900~7,300+走行加算200円/Km
民営:5,900~7,300+走行加算200円/Km
①公営:無料
②民営:通常利用しない
初診料 11,500円~17,200円 2,820円
入院時の部屋代
(1日あたり)
①個室:126,100円
②ICU:286,700円
①個室:30,000円~100,000円
②ICU:80,000円~100,000円
虫垂炎手術の治療・医療費
(入院日数)
総費用:1,089,200円
平均入院日数:3日
総費用:600,000円
平均入院日数:4日
骨折時の治療・医療費
(橈骨末端閉鎖性骨折)
40,100円~45,900円 20,000円

※参考/medifellow/■フランスの医療費

また、救急や事故で救急医療を受けた際の支払額事例はこちら。

内容 支払額
発熱、発汗の症状で受診。敗血症と診断され25日間入院後、医師が付き添い帰国。 16,280,014円
ホテル内で足を滑らせ転倒し、腰椎を骨折。6日間入院後、医師付き添いで帰国。 8,153,612円
嘔吐・腹痛を訴え受診。腹膜炎と診断され7日間入院・手術。家族が駆けつける。 4,500,357円
嘔吐が続き受診。腸閉塞と診断され44日間入院・手術。家族が駆けつける。医師が付き添い医療搬送。 10,939,562円
セーヌ川観光をしている際に脈が乱れ受診。静脈炎と診断され10日間入院。家族が駆けつける。医師・看護師が付き添い医療搬送。 4,534,565円
高熱と発疹を訴え受診。マクロファージ活性化症候群と診断され12日間入院。家族が駆けつける。 5,494,702
吐き気・下痢を訴え受診。脳梗塞と診断され15日間入院。家族が駆けつける。看護師が付き添い医療搬送。 5,730,000円
到着後から目の痛みが始まり、翌日目が開けられない状態になり救急車で搬送。角膜潰瘍と診断され10日間入院。看護師が付き添い医療搬送。 3,510,000円
ホテル玄関の階段が雨で濡れており滑って転倒し救急車で搬送。胸椎骨折と診断され20日間入院・手術。家族が駆けつける。医師が付き添い医療搬送。 6,760,000円

※参考/medifellow/■フランスで救急医療にかかった場合の医療費

フランスで救急車に搬送+治療を受けて入院したら一体いくらかかるんだろう……。

ワーホリ保険では海外滞在中に起こったケガや病気の治療にも補償がありますよ!

ワーキングホリデー保険ではご自身のケガや病気の補償として、『傷害死亡』『疾病死亡』『傷害後遺障害』『治療・救援費用』などが組み込まれた商品が用意されています。

『傷害死亡』『疾病死亡』
ケガまたは病気で亡くなったときに補償する
『傷害後遺障害』
旅行中の交通事故が原因で後遺障害が発生した時に補償する
『治療・救援費用』
階段で転倒して骨折/盲腸で入院/ケガや病気で長期入院し、家族が現地に駆け付ける際に補償する

ワーキングホリデー保険には『万が一の備え』だけでなく、『もしもの時に家族が駆け付けられる』補償まで含まれている商品も。

選んだ保険によって補償内容は違いますが、ワーキングホリデー・留学で慣れない土地へ行く人その家族に向けた補償が充実しているのが魅力です。

ワーキングホリデーでの長期滞在を安全・健康に過ごすため、事前にしっかりと準備を整えましょう。

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フランスの医療制度について

フランスの医療制度は日本と異なるため、複雑に感じやすい部分もあります。

制度が外国人にどれくらい適用されるのか、またその仕組みなども知っておきましょう。

フランスの医療機関の特徴

フランスの医療機関で日本と大きく異なるのは『分業制』である点。

日本では診断から治療、薬の処方などまでひとつの病院で済ませられますが、フランスでは『かかりつけ医制度』があるため日本より少し複雑な手順を踏まなければなりません。

『かかりつけ医制度』だと診察や治療までの流れが日本とは異なります!

✅フランスのかかりつけ医制度とは

フランスでは2005年7月からかかりつけ医制度が導入されており、かかりつけ医にかからない場合は患者の負担金が増額します。

◆フランスのかかりつけ医制度の特徴

・かかりつけ医の選択は自由
自由とされていますが現状は98%が一般医から選んでいるようです。
・かかりつけ医の変更はいつでも可能
小児科、精神科、産婦人科、眼科、歯科についてはかかりつけ医を通さずに受診しても負担金の増額なし

※引用/各国のかかりつけ医制度について

✅フランスの分業制医療

フランスでは
一般医
専門医
に分かれて診療しています。

かかりつけ医は日本でいうところの開業医。

フランスでは『かかりつけ医制度』が採用されているため、患者は一般医に主治医の依頼をしてかかりつけ医となってもらいます

◆主治医を探したい時は?

フランスでは薬局で相談すると近隣の医師や日本語が通じる医療機関などの情報が得られるそうです。

では、分業制ともいえる仕組みになっているフランスで診察や治療を受けたい時はどのような流れになるのでしょうか?

フランスで医療を受けるときの流れ

日本では開業医の診療所に飛び込みで受付をしてもらっても対応してもらえますが、フランスでは『予約制』です。

フランスで診察を受けるためには以下のステップを踏む必要があります。

STEP
1

電話で予約

一般医に電話で予約をします。

STEP
2

予約した医院へ

一般医に診察を受け、処方箋や検査の指示を受けます。

STEP
3

指示があったら専門医へ

一般医にかかり、専門的な検査や診察が必要だと判断されたら、状況に応じて専門医や総合病院の医師を紹介してもらいます。

このような形で『まずはかかりつけ医に診察』してもらい、必要があったら『専門医の診察や検査』を受けられるよう流れが作られているようです。

もし専門医の受診を勧められその病院が私立病院だったら患者は自己負担額が大きくなります

✅かかった病院が公立か私立かで負担額が違う

フランスでは公立病院と私立病院があり、どちらを選ぶかで様々な違いがあります。

公立病院
市立病院
比較的、治療費が抑えられる。
予約や診察までに時間がかかる
治療費は割高
処置が早く上質なサービスが受けられる

突然の高熱など突発的な治療は救急外来を受診して今後の進め方も相談できるんだって!

突発的な治療に際し、医療費が高額になりそうでもワーホリ保険に入っておけば補償が得られる商品もありますよ!

ワーホリ・留学保険とは

ワーキングホリデー保険・留学保険とは
海外留学中の病気・ケガの治療費、盗難、航空機遅延、賠償トラブルなどを補償する保険です。

内容は商品により違い、どこまで補償したいかで選ぶ商品が変わってきます。

ワーキングホリデー保険・留学保険の基本的な仕組み

ワーキングホリデーや留学の際に加入する保険の選択肢は以下3つ。

  1. 海外旅行保険
  2. 海外留学保険
  3. ワーキングホリデー保険

3つにはそれぞれ加入対象者や補償内容はもちろん、滞在先・期間・範囲・種類など様々な違いがありますが以下のような共通の内容が備えられています。

※ただし、商品によっては補償内容が異なりますのでご注意ください!

ご自身のケガや病気の補償
傷害死亡
疾病死亡
ケガまたは病気で亡くなったときに補償する
傷害後遺障害 旅行中の交通事故が原因で後遺障害が発生した時に補償する
治療・救援費用 階段で転倒して骨折/盲腸で入院/ケガや病気で長期入院し、日本から家族が現地に駆け付ける際に補償する
身の回り品の補償
生活用動産補償 アパートに泥棒が入りPCを盗まれた/カメラを落として破損した、などを補償する
(※生活用動産(パスポート含む)の紛失または置き忘れによる損害については保険金支払いなし)
航空機遅延などの補償
航空機
寄託手荷物遅延
航空会社に預けた手荷物が出てこない/ロストバゲージに対する補償
航空機遅延費用 悪天候で搭乗予定の飛行機が飛ばなかった場合に補償する
その他トラブルへの補償
個人賠償責任(長期用) 賠償トラブルに巻き込まれた場合の補償
(例:お湯が出たまま寝てしまい水浸しになった家屋の修理費を請求された)

✅海外旅行保険

海外に短期で滞在する旅行者を対象とした保険。

先に紹介した内容の中から保険会社が短期旅行向けに組み合わせた内容の商品を取り扱っています

ワーキングホリデーや留学ほどの長期滞在は対象外ですが、海外旅行の予定がある方は海外旅行保険についてリサーチしておきましょう!

✅海外留学保険

留学向けで長期滞在者が対象の保険。

ワーキングホリデー保険よりも滞在期間が長く設けられた商品が多く、内容はワーキングホリデー保険と似通っているようです。

✅ワーキングホリデー保険

ワーキングホリデー向けの長期滞在者が対象の保険。

留学より短期にはなりますが、旅行よりも長期的に海外滞在するワーキングホリデー向けに作られた保険です。

寮生活となる留学と違い、アパート暮らしをするワーキングホリデーでの生活に向けた内容で『生活用動産補償』や『個人賠償責任への補償』が組み込まれた商品が多く取り扱われています。

✅ワーホリ・留学保険の予算は?

保険の予算は25万円~30万円位を見積もっておけば、まず安心です。
引用:保険加入及び重要性

選ぶ商品で予算は違います。

ただ、生命保険に比べ『身近に危険がある可能性が高い海外渡航』にむけて備える保険なので無駄にしたとは思いにくいのではないでしょうか。

そもそもワーキングホリデーってなに?

ワーキングホリデー制度とは
二つの国・地域間の取り決め等に基づき、各国・地域が相手国・地域の青少年に対し自国・地域の文化や一般的な生活様式を理解する機会を提供するため、自国・地域において一定期間の休暇を過ごす活動とその間の滞在費を補うための就労を相互に認める制度
引用:ワーキングホリデー(ワーホリ)制度とは

現在、ワーキングホリデー制度を利用して滞在できるのは以下の29か国です。※2024年12月時点

国名 公用語
オーストラリア 英語
カナダ 英語/フランス語
ニュージーランド 英語/マオリ語
イギリス 英語(ウェールズ語、ゲール語等使用地域あり)
ドイツ ドイツ語
フランス フランス語
アイルランド アイルランド語(ゲール語)/英語
デンマーク デンマーク語
ノルウェー ノルウェー語/サーミ語
香港 広東語/中国語(マンダリン)/英語
台湾 台湾語/中国語(国語/繁体字圏)/客家語
韓国 韓国語/韓国手話言語
ポーランド ポーランド語
ポルトガル ポルトガル語
スロバキア スロバキア語
オーストリア ドイツ語
ハンガリー ハンガリー語
スペイン スペイン(カスティージャ)語★
チェコ チェコ語
アルゼンチン スペイン語
チリ スペイン語
アイスランド アイスランド語
リトアニア リトアニア語
スウェーデン スウェーデン語
イタリア イタリア語
(地域によりドイツ語、フランス語等少数言語あり)
フィンランド フィンランド語/スウェーデン語
(なおスウェーデン語は全人口の約5%、2021年統計)
ラトビア ラトビア語
★スペインの公用語についての注意点
スペイン憲法は、第3条において、各自治州の自治憲章の定めにより他の言語も当該自治州の公用語とすると認めており、現在、バスク語(バスク州、ナバーラ州北西部)/カタルーニャ語(カタルーニャ州/バレアレス州)/ガリシア語(ガリシア州)/バレンシア語(バレンシア州)/アラン語(カタルーニャ州)がそれぞれ公用語として認められている。)

また、ワーキングホリデー制度で海外滞在できるのは『日本国籍を有する18歳~30歳までの人』となっています。

使用にタイムリミットのある制度なので悩んでいる方はまずワーキングホリデーや海外留学のための保険について調べてみるのがおすすめ。

ワーホリ保険・留学保険について知っておくと、実際に渡航したとき具体的にどんな事柄・トラブルで困る可能性があるのかわかる!

興味のある方はファイナンシャルプランナーに相談してみましょう!

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フランスへのワーホリは保険への加入が必須

今回はフランスへのワーキングホリデーで保険が必要なのか、またワーホリ保険の仕組みなどについて解説しました。

結論から言うと『フランスのワーキングホリデーに保険は必須。』

    フランスは

  1. ビザ取得に保険加入が必須
  2. 医療費が高額
  3. なので保険が必要!

ワーキングホリデーでの長期滞在を安全・健康に過ごすため、事前にしっかりと準備を整えましょう。

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ワーホリ・留学をサポートしてくれるエージェントもありますので、海外留学やワーキングホリデーを検討している方はぜひ一度ご相談ください!

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