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債務整理は法テラスに依頼すれば安くなる?法テラスの利用条件とメリットデメリットを解説

債務整理は法テラスで依頼できる?
法テラスの利用条件は?
法テラスは法律相談に便利なサービスですが、利用条件やデメリットが気になる方も少なくありません。
法テラスは所得などの利用条件がありますが、直接弁護士に依頼するよりも費用が抑えられます。
本記事では法テラスの利用条件やメリットデメリットを解説。
法テラスの利用を検討している方、必見です!
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- グッドカミング編集部
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法テラスの債務整理は安い?
法テラスの債務整理費用は「法テラス 債務整理」で検索すると最新情報がでてきます。
任意整理は1社ごとに着手金が発生するケースが多く、依頼する事務所によってその他の費用が発生。
法テラスでは経済的に困難な方を対象に、弁護士費用の立て替え制度が利用できます。
ただし収入など一定の利用条件があるため、誰でも安く利用できるわけではありません。
債務整理とは?

債務整理とは自分で返済しきれない借金を整理する方法で、大きく分けて「任意整理」「個人再生」「自己破産」の3種類。
借金を整理する方法は「免除・減額・長期分割にして毎月の支払額を減らす」など自身の状況に合わせて選びます。
● 任意整理
特徴 | デメリット |
---|---|
・今後支払う利息をカット ・返済期間を伸ばし毎月の支払額を減らす ・手続きする債権者を選べる |
・借金の元本は減らない ・債権者の合意が必要 |
任意整理した後は原則3年~5年かけて、借金の元本を返済していきます。
✅ 一定の安定した収入があり、原則3~5年で元本が返せる
✅ 債権者を選んで整理し、保証人に迷惑をかけたくない
● 個人再生
特徴 | デメリット |
---|---|
・借金を大幅に減額し、残りを原則3年~5年で返済 ・家を手放さずに済む |
・官報に掲載される ・連帯保証人、保証人の返済義務はなくならない ・ローンが残っている資産は回収のおそれあり |
個人再生はローンが残っている資産があれば回収されるかもしれませんが、住宅ローン特則制度※を使ってそのまま住み続けられます。(住宅ローンは個人再生の減額対象にはなりません)
車も、ローンを完済していれば手元に残しておいて問題ありません。
※参考元:法律事務所ホームワン:個人再生と住宅特則
✅ 家や車を手放したくない
✅ 減額されれば借金を返せる
● 自己破産
特徴 | デメリット |
---|---|
・借金の支払い義務がなくなる |
・家や車などの資産を失う可能性が高い ・官報に掲載される ・連帯保証人、保証人の返済義務はなくならない ・一部の職業に就けない ・手続きの間、郵便物が管理される ・手続きの間、引っ越しや旅行が制限される |
自己破産は借金の支払い義務がなくなるため債務整理の中で最もメリットが大きいですが、家や車などの資産を失う可能性も高く、最終手段と言えるでしょう。
✅ 連帯保証人、保証人がいない
✅ 他の債務整理では解決できない
法テラスの利用条件
法テラスは専門家に法律相談ができる機関です。
債務整理に関するアドバイスや必要書類についても詳しく教えてもらえます。
利用条件
法テラスの無料相談は経済的に困っている方を対象としており、収入や資産が一定基準を下回っていると利用できます。
家族の人数 | 収入基準 | 資産基準 |
---|---|---|
1人 | 18.2万円 | 180万円以下 |
2人 | 25.1万円 | 250万円以下 |
3人 | 27.2万円 | 270万円以下 |
4人 | 29.9万円 | 300万円以下 |
※東京都特別区、大阪市などに住んでいる方は収入基準が少し上がります
※参照:日本司法支援センター法テラス「弁護士・司法書士費用等の立替制度ご利用の流れ」
1回30分、同一問題で3回まで相談可能。事前予約が必要です。
収入や資産基準を満たしていない方は、直接弁護士や司法書士に依頼しましょう。
法テラスで債務整理するメリット・デメリット
- メリット
-
- ・債務整理の費用を抑えられる
- ・無料で相談できる
- デメリット
-
- ・収入や資産基準によって利用できない場合がある
- ・弁護士との相性が合わない可能性がある
弁護士との相性が合わない場合、あらかじめ法テラスと提携している弁護士を探す方法もあります。
まず依頼したい弁護士を探し、法テラスと提携しているか確認。提携していれば、その弁護士を通して法テラスの利用申請ができます。
法テラスを利用できれば債務整理の費用を抑えられる!
債務整理は借金問題を解決するための有効な手段です。
法テラスを利用すれば、専門家のサポートを受けながら安心して手続きができます。
もし借金に悩んでいる方がいれば、1人で抱え込まずぜひ法テラスに相談してみてください。