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【国内旅行】携行品保険とは?携行品保険の請求方法と注意点を解説

【国内旅行】携行品保険とは?携行品保険の請求方法と注意点を解説

国内旅行の携行品保険とは?
携行品保険の請求方法は?

国内旅行の携行品保険の詳細がわからず、悩んでいる人は少なくありません。

本記事では、携行品保険の請求方法や国内旅行の携行品保険の注意点について解説。

携行品保険とは何か
詳しく知りたい人は必見です

この記事の監修者

  • 有岡 直希

    ファイナンシャルプランナー

    大学卒業後、Webマーケターを経て外資系生命保険会社に転職。 個人対象のライフプラン・コンサルティングに携わり、顧客のニーズと社会保障制度を加味した論理的な提案に定評あり。 各生命保険商品を徹底的に分析し、価値ある保険商品の選別と保険の効果を高める活用法を提案します。
    <保有資格>
    AFP、2級ファイナンシャル・プランニング技能士
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グッドカミング編集部
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グッドカミングは、保険/資産運用/貯金/投資など「お金」の悩みを解決するWebメディアです。現役ファイナンシャルプランナーが記事を監修し、情報の信頼性を担保。様々な経歴のライターが、自身の経験やお金に悩む人の体験談を基に記事を執筆しています。

【国内旅行】携行品保険とは?

携行品保険とは

国内旅行保険の中には、旅行に持って行った身の回り品の損害に備える補償があります。

国内旅行保険の携行品損害補償
破損や盗難などの事故によって国内旅行中に携行する身の回り品に損害が生じると保険金が支払われる補償

国内旅行中に「バッグを盗まれた」「カメラを壊してしまった」など携行品が盗難・破損する可能性はゼロではないです。

旅行に持って行った荷物すべての補償は受けられないものの、携行品損害補償を付ければ携行品の損害にある程度備えられます

▶携行品保険の対象は?
国内旅行保険の携行品損害補償の対象
スマホ、カメラ、時計、衣類、旅行券、メガネ、スマートフォン、パソコンなど
国内旅行保険の携行品損害補償の対象外
現金、クレジットカード、小切手、義歯、動物、植物、コンタクトレンズなど

保険会社や商品によって、携行品損害補償の細かい対象は異なります。

国内旅行保険に携行品損害補償を付帯させてから旅行に行きたい人は、まず補償対象や適用条件を確認しましょう。

国内旅行保険に携行品損害補償を付帯する商品orそもそもセットの商品が多く、携行品損害補償のみの加入は難しい

【国内旅行】携行品保険の請求方法

詳細な申請方法は保険会社毎にそれぞれ異なりますが、大まかな請求方法は下記の通りです。

携行品損害補償の請求方法
①補償の対象か確認する
②保険会社に連絡する
③保険会社に事故の状況を伝える
④必要書類を提出し保険金を請求する

保険会社への連絡は電話のみの会社もあれば、WEB上で連絡・申請ができる会社もあります。

✅事故発生日時や場所
✅事故発生時の状況
✅携行品の購入時期や金額

保険会社に連絡する前に発生した日時等をメモしておくと、スムーズに連絡可能です。

盗難被害にあった人は、最寄りの警察に連絡し盗難証明書を発行してもらいましょう。

事故により携行品が破損した人は損害箇所がわかるように写真を撮って、保険金支給まで破損した携行品を処分しないのが賢明です。

盗難被害にあった人は落ち着いて警察や保険会社の指示に従ってください。

【国内旅行】携行品保険の注意点

すべての携行品が対象ではない

携行品損害補償に加入して国内旅行に行っても、携行品すべては補償の対象になりません

現金やクレジットカードなど補償対象外の携行品は多数あり、置き忘れや紛失などによる携行品の損害も補償の対象外です。

基本的に携行品損害補償は、「バッグを盗まれた」「誤ってカメラを落としてしまった」場合などに補償を受けられる。

免責金額に設定がある

携行品損害補償には限度額があり、携行品1個あたり最高10万円とする商品がほとんどです。

また携行品損害補償の多くは免責金額を設定していて、保険会社に認定された損害額のうちだいたい3千円~5千円を自己負担します。

認定される損害額は、損害を受けた携行品の時価額or修繕費のいずれか低い方です。

カメラを落として破損・修理した場合
修理代3万円(損害額として認定)
△免責金額5千円を自己負担
→保険会社からの補償金額は2万5千円

保障内容が被っている人もいる

火災保険や自動車保険加入者の中には、携行品損害補償特約が付帯されている人もいます。

もし他の保険で携行品損害補償特約を付帯している人が国内旅行保険に加入すると、補償内容が被ってしまい保険料が無駄です。

補償内容が重複していても一方の保険からしか保険金が支払われないケースは多いので、まず初めに既に加入している保険と補償内容が被っていないか確認しましょう。

▶クレジットカード付補償とは?

クレジットカードの種類によっては、国内旅行保険が自動で付帯されています。

国内旅行保険の主な補償内容
・自分自身のケガへの補償
・他人への賠償責任
・携行品損害への補償
・事故の救援者費用の補償
・航空機の遅延・欠航に対する補償
すべての補償がクレジットカードに付帯されているとは限りません

クレジットカード付帯の保険は旅行中のケガに対する補償のみの保険が多いですが、携行品損害補償付のカードもゼロではありません。

クレジットカードに付帯されている保険は基本的に保険料の支払い&事前申し込み不要です。

わざわざ国内旅行保険に加入しなくても補償を受けられるので、ぜひ一度手持ちのクレジットカードを確認してみましょう。

元からクレジットカードに保障が付いていても自動で補償はされないので、書類提出などの手続きは必須です。

【国内旅行】携行品以外の保険

国内旅行保険の内容①ケガの補償

国内旅行保険はまず旅行中のケガへの補償が基本となり、オプションで賠償責任や携行品補償・事故の救援者費用等を付帯可能です。
※そもそもセットになっている商品もあります。

国内旅行保険加入者が旅行中にケガをして手術や入院・通院すると保険金が支払われます

▶国内旅行損害保険の支払金額
被害者数(人) 保険金(千円)
死亡 2 14,330
後遺障害 75 85,728
入院 275 41,676
手術 242 13,044
通院 2,045 176,209
合計 2,639 330,989

損害保険料率算出機構の調査によると、2021年度の国内旅行損害保険の被害者数と支払われた保険金の額は上記の通りでした。

国内旅行中のケガにより通院した人は特に多く、約2千人が被害者として認定されています。

例:観光中に誤って階段から転落した
  スキー中に転倒したなど

国内旅行保険の内容②賠償責任

医療保険等に加入していれば自分自身のケガには備えられますが、他人への賠償責任に対する補償まではカバーできません

国内旅行保険の賠償責任補償では、旅行中に他人にケガをさせたり他人の物を壊して損害賠償責任を負うと保険金が支払われます。

ただし火災保険や自動車保険などに損害賠償特約が付帯されている人もいるので、国内旅行保険加入前に重複していないか確認しましょう。

例:観光中に他人の三脚にぶつかってしまいカメラを壊したなど

国内旅行保険の内容
③事故の救援者費用

✅国内旅行中にケガをして14日以上入院した
✅被保険者が搭乗する飛行機や船舶が遭難した

上記のような場合に、救援者費用を付帯していれば現地に向かった被保険者の親族が負担した交通費や捜索救助費用等が補償されます

商品によっては、山岳登山での遭難では保険金が支払われないなど適用条件が異なるので気になる方は加入前に条件を確認してください。

例:旅行先でケガをして14日以上入院したため親族が現地へ駆けつけたなど

国内旅行保険の内容
④保険航空機遅延費用補償

国内旅行保険の保険航空機遅延費用補償では、飛行機の遅延・欠航によって宿泊施設の延泊料金等が発生すると一部金額が負担されます

急な体調不良などによるキャンセルに備えたい人には、旅行キャンセル保険もおすすめです。

例:台風によって飛行機が欠航したので1日延泊したなど

【国内旅行】携行品保険とは:まとめ

携行品損害補償とは、国内旅行中に携行する身の回り品に破損や盗難などの事故によって損害が生じると保険金が支払われる補償です。

携行品損害補償には限度額があり旅行に持って行った荷物すべての補償は受けられないものの、ある程度の不測の事態に備えられます

ただし火災保険等と補償内容が被っている人もいるので、加入前にきちんと確認しましょう。

※引用:損害保険の概況/損害保険料率算出機構