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ワーホリにはクレジットカード付帯保険で十分?ワーホリにおすすめの保険

「ワーホリはクレジットカード付帯保険で十分?」
「ワーホリにおすすめの保険が知りたい!」
ワーホリを予定している人の中には、「クレジットカード付帯保険よりおすすめの保険があるのか気になっている」人も少なくありません。
この記事では、クレジットカード付帯保険の補償内容や注意点をわかりやすく解説し、ワーホリに適した保険の選び方まで紹介します。
安心して海外生活をスタートできるよう、一緒に保険の最適解を見つけていきましょう。
この記事の監修者
-
有岡 直希
ファイナンシャルプランナー
大学卒業後、Webマーケターを経て外資系生命保険会社に転職。 個人のライフプラン・コンサルティングに携わり、顧客のニーズと社会保障制度を加味した論理的な提案に定評あり。 各生命保険商品を徹底的に分析し、価値ある商品の選別と保険の効果を高める活用法を提案します。- <保有資格>
- AFP、2級ファイナンシャルプランニング技能士
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この記事の目次
ワーホリはクレジットカード付帯保険で十分?
クレジットカード付帯保険の基本補償とワーホリとの相性

クレジットカード付帯保険の概要は、下記の通りでした。
クレジットカード付帯保険の概要 | |
---|---|
項目 | 内容の説明 |
保険の種類 | クレジットカードに無料で付いてくる保険(※主に旅行やショッピングに関する補償) |
付帯方式 | 自動付帯:持っているだけで補償 利用付帯:カードで支払うと適用 |
代表的な補償内容 | 海外旅行傷害保険(※ケガ・病気・盗難などに対応) |
補償金額 | 補償金額には上限あり 一般カードよりもゴールド・プラチナカードの補償が充実 |
注意点 | 保険の適用条件や補償範囲はカードごとに異なる |
クレジットカード付帯保険では、ケガや盗難など最低限の補償にとどまり、医療費補償の上限も低めに設定されています。
また、就労中の事故や日常生活での賠償責任などワーホリ特有のリスクには対応していないため、補償内容に不安が残る内容です。
長期滞在が前提となるワーホリには、十分な補償が受けられる専用の海外旅行保険に加入するのが安心でしょう。

自動付帯と利用付帯の違いを正しく理解する

クレジットカード付帯保険には「自動付帯」と「利用付帯」の2つのタイプがあります。
上記違いを知らずに渡航すると、実際に保険が使えない状況になりかねません。
必ず事前に保険の発動条件を確認し、準備を整えておきましょう。

ワーホリ中のリスクと保険の必要性

ワーキングホリデーでは、旅行とは異なり生活環境の変化などで就労中のけがや体調不良・盗難などのトラブルも少なくありません。
ワーホリ中のトラブル(例)(※1) | |
・B&Bやホステルで就寝中に貴重品を盗まれた ・車上荒らしに遭った ・レストランやバーでの置き引き ・観光中に盗難に遭った ・夜道でバッグをひったくられた |
|
・SNSの儲け話で金を騙し取られた ・偽警官に財布を渡したら現金を抜き取られた |
|
・レンタカーで追突事故、同乗者も負傷 ・歩行中に自転車と衝突、脳挫傷で手術 ・バイクで歩行者をはね、相手が重傷 |
安心してワーホリ生活を送りたい人は、クレジットカード付帯保険ではなく『自分に合った補償内容』を備えた保険を選ぶのが大切です。
ワーホリ中の多様なリスクに備えるためにも、自分の働き方や生活スタイルに合った保険選びには保険の専門家に相談するのがおすすめ。
ワーホリに向けた十分な補償があれば、突然のトラブルにも落ち着いて対応できるので、海外での生活をより安心して楽しめるでしょう。

※1 参考:外務省 海外安全ホームページ/ワーキング・ホリデー制度による渡航者へのご注意
クレジットカード付帯保険の注意点【ワーホリ向け】
長期滞在や就労中の事故に非対応

クレジットカード付帯保険は、短期の観光や出張を前提に作られているため、ワーキングホリデーには向いていません。
クレジットカード付帯保険では通勤中のケガや就労中のトラブルなど、長期滞在にともなうリスクは補償されない設計が多いです。
予想外の出費を防ぐためにも、ワーホリに合った補償が整った保険を選び、安心できる環境を整えましょう。

クレジットカード付帯保険の期間制限と注意点

クレジットカード付帯保険の多くは、出発日から最大90日間までしか補償されません。
ワーキングホリデーは半年〜1年の長期滞在が一般的なため、90日を過ぎると、病気やケガに遭っても保険が使えなくなるリスクがあります。
安心してワーホリ生活を送るには、滞在期間に合わせて加入できる長期タイプの海外旅行保険を選ぶのが大切でしょう。

キャッシュレス診療や緊急対応の制限

クレジットカード付帯保険は一般的にキャッシュレス診療には対応していない場合が多く、医療費は原則立て替えが必要になります。
渡航先での急な病気やケガに経済的な負担をかけたくない人には、キャッシュレス診療対応の海外旅行保険がおすすめです。
保険会社が提携医療機関に治療費を直接支払うため、現地での支払いが不要。
キャッシュレス診療に対応した保険を選べば、診療時に高額な費用を用意する必要がなく経済的な負担を抑えられるので安心。
医療費の高い国に渡航する人・経済的不安がある人にとって、キャッシュレス診療対応の保険は安心できる選択肢でしょう。

ワーホリにはクレジットカード付帯保険で十分?:おすすめの海外旅行保険と選び方
ワーホリに必要な海外旅行保険の基本

ワーホリでは、日本と異なる医療制度や治安の中で生活するため、万一のリスクに備える保険選びが非常に重要になります。
医療だけでなく盗難や事故・生活トラブルなどへの備えるためにも、「海外旅行保険」への加入がおすすめです。
ワーホリに海外旅行保険がおすすめな理由 | |
---|---|
理由 | 具体的な内容 |
長期滞在に対応 | 90日以上の滞在や1年間のワーホリビザに対応したプランが選べます。 |
就労中の事故に対応 | アルバイトや農場作業中のケガ・トラブルも補償される特約付きプランがあります。 |
キャッシュレス診療 | 現地の提携病院で治療費を立て替える必要がなく、すぐに受診できます。 |
日本語&24時間サポート | 時差に関係なく、日本語での緊急サポートを365日いつでも受けられます。 |
日常生活のトラブルに強い | 盗難・賠償責任・携行品損害など、シェアハウスや職場で起こるリスクに備えられます。 |
安心してワーホリ生活を楽しむためにも、ワーホリに特化した保険の選択が欠かせないでしょう。

医療・救援費用が充実した保険を選ぶ

医療費が高い国ではクレジットカード付帯保険の補償上限では足りず、ワーホリ中の負担が大きくなりやすいです。
保険未加入で高額医療費がかかる例 | ||
---|---|---|
場所 | 症状・受診内容 | 請求額 |
アメリカ・ニューヨーク | 風邪症状で外来受診。診察と検査のみ。 | 約4万円 |
ハワイ・ワイキキ | 軽い下痢と脱水。点滴+薬処方。 | 約5.8万円 |
フランス・パリ | 軽度の捻挫。レントゲン+湿布+固定バンド。 | 約3.5万円 |
また家族が現地へ駆けつけるための渡航費や宿泊費が補償される「救援者費用」が設定されている保険を選ぶと安心です。
ワーホリ中に大きな病気や事故に遭った際、家族が現地に渡航するための費用をカバーする保険。
✅ 宿泊費(数日〜1週間分)
✅ 現地での交通費や通訳代
✅ 日本からの本人移送費(緊急時には医療搬送も)
充実した医療補償を備えたプランを選んで、安心してワーキングホリデーをするための備えをしておきましょう。

盗難・賠償など日常生活トラブルへの対応力

ワーホリ中は、シェアハウスやアルバイト先などで他人と関わる機会が多く、日常的なトラブルに遭遇しやすくなります。
ワーホリ中の具体的な日常トラブル例 | |
盗難 | シェアハウスで財布やスマホを盗まれる 職場で荷物を置き忘れて紛失する |
破損・損害 | 他人の家具や電化製品を壊してしまう ルームメイトのPCに飲み物をこぼす |
対人トラブル | 言語の行き違いでトラブルに発展 ルール違反で契約を巡って揉める |
けがや病気 | 調理中にやけど、バイト中に転倒して通院が必要になる |
食中毒・体調不良 | 慣れない食事や水で体調を崩し、医療機関への受診が必要になる |
故意と判断される破損や盗難証明が出せないトラブルでは補償の対象外となり、保険金を受け取れない状況も少なくありません。
クレジットカード付帯保険は補償額が少なく対象外の条件も多いため、賠償責任や携行品損害などをカバーできる保険を選ぶのが大切です。
現地で安心して暮らすためにも、日常生活のリスクを意識した保険選びを心がけましょう。

ワーホリにはクレジットカード付帯保険で十分?:保険のチェックポイント
保険の適用条件と補償内容の詳細確認

ワーホリ前には保険の適用条件や補償の範囲を丁寧に確認し、自分に必要な補償が含まれているかを見極めるのが得策です。
ワーホリに必要な保険の主な補償内容 | |
---|---|
補償項目 | 内容の説明 |
治療・救援費用 | ケガや病気で現地の病院にかかった際の診療費、入院費、救急搬送などを補償 |
就労中の事故補償 | アルバイトや職場での作業中に起きたケガや事故に対応する特約付きプランもあります |
個人賠償責任 | 他人にケガをさせたり、他人の物を壊してしまった場合の損害賠償を補償 |
携行品損害 | スマートフォンやノートパソコンなどの持ち物が盗まれたり壊れたときの補償 |
キャッシュレス診療 | 現地提携病院で、治療費を立て替えることなく診療が受けられるサービス |
24時間日本語サポート | 言語に不安がある人でも安心して相談できる、日本語対応の窓口を完備 |
日常生活トラブル補償 | シェアハウスや職場でのトラブル、盗難や事故に関する補償が含まれるプランもあります |
保険の原則として、一般的に「加入前からある持病や既往歴」は補償の対象外になります。
ただし補償範囲は保険会社や商品によって異なるため、不安がある人は自己判断せず、早めに保険の専門家に相談するのが確実でしょう。

言葉の壁に備えたサポート体制も重要

ワーホリ中に医療機関を利用する・盗難などのトラブルに遭うと、現地スタッフや病院と英語でやり取りする必要があります。
現地で症状の説明や状況報告を正確にするためにも、日本語または英語のサポート体制が整った保険を選ぶのが重要です。
● 24時間・年中無休の緊急サポートセンター
(※電話・メール・チャットに対応)
● 日本語・英語の両対応
(※現地から日本語で相談できる体制あり)
● 病院の紹介・予約代行・通訳の手配サポート
● パスポート紛失・盗難などのトラブル対応アドバイス
現地での安心な生活を守るためにも24時間対応や日本語サポートの有無を確認し、連絡先や手続き方法を保存しておきましょう。

ワーホリ保険の選び方に迷ったら専門家に相談が◎

保険の仕組みは分かりにくいため、ワーホリ前にファイナンシャルプランナー(FP)など保険の専門家に相談するのがおすすめです。
✅ 複数の保険商品を比較し、必要な補償が足りているかを客観的に判断
✅ 中立な立場で自分に合った保険プランを紹介してくれる
クレジットカード付帯保険だけでは、ワーホリ中に必要な医療補償や日常トラブルのカバーが不足する状況になりかねません。
ワーホリ中に現地で困らないためにも、渡航前に必要な補償内容を確認して自分に最適な保険を選ぶサポートを受けましょう。
ワーホリにはクレジットカード付帯保険ではなく海外旅行保険がおすすめ!

クレジットカード付帯保険では、ワーホリ中の長期滞在や生活トラブルをカバーしきれないのが実情です。
ワーホリ中のトラブルに備えるためには、医療費や賠償責任・携行品の補償が備わった保険を選ぶのが得策になります。
ワーホリに必要な保険を悩む人は、保険に詳しいファイナンシャルプランナー(FP)など保険の専門家に相談してみるのがおすすめ。
ワーホリ滞在先や期間・体調や生活スタイルなどに合わせて、自分に最適な保険プランを提案してくれるでしょう。
