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バランス型ファンドをおすすめしない理由と他に選ばれている投資方法

バランス型ファンドをおすすめしない理由と他に選ばれている投資方法

「バランス型ファンドはおすすめしない?」
「初心者向けでも、選ばないほうがいい?」

安心して投資したいと考えてバランス型ファンドを選んだものの、おすすめしない等の意見を見て不安になっている人も少なくありません。

バランス型ファンドには安心感がある一方で、実は「自由度がない」「手数料が高い」などの理由から、おすすめしないとの声もあります。

この記事では、おすすめしないと言われる背景を整理しながら、あなたにとって本当に納得できる選び方を見つけるための視点をお届けしていきましょう。

この記事の監修者

  • 有岡 直希

    ファイナンシャルプランナー

    大学卒業後、Webマーケターを経て外資系生命保険会社に転職。 個人のライフプラン・コンサルティングに携わり、顧客のニーズと社会保障制度を加味した論理的な提案に定評あり。 各生命保険商品を徹底的に分析し、価値ある商品の選別と保険の効果を高める活用法を提案します。
    <保有資格>
    AFP、2級ファイナンシャルプランニング技能士
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グッドカミング編集部
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グッドカミングは、保険/資産運用/将来設計/投資など「お金」の悩みを解決するWebメディアです。ファイナンシャルプランナーが記事を監修し、情報の信頼性を担保。様々な経歴のライターが、自身の経験やお金に悩む人の体験談を基に記事を執筆しています。

おすすめしていない人もいるバランス型ファンドとは?

投資初心者に人気の理由

バランス型ファンドは、株式や債券など複数の資産を一つにまとめた投資信託です。

1本で複数の資産に分散投資できるという安心感から、多くの初心者に選ばれやすい仕組みになっています。

銀行や証券会社で積極的に紹介されるため、最初の一歩として手軽に感じやすい投資手段。

ただ、選びやすい反面で中身を深く理解せずに購入してしまう人も少なくありません。

資産分散でリスク軽減できる?

複数の資産に分けて投資できるので、リスクを抑えられると思う人もいます。

しかし、ファンド内の資産配分は自分でコントロールできず、投資目的に合わないまま運用が続くリスクもゼロではありません

ライフスタイルや目標に合わせて調整できないのは、大きなデメリットといえるでしょう。

表面上は安心に見えても、柔軟性が乏しい投資先になりがちです。

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簡単に見えて落とし穴が多い

バランス型ファンドは、手間がかからず安心して運用できると考えられやすいです。

実際には手数料が高く、長期的に見ると利益が伸びにくい構造を持っています。

便利に思えても、投資の目的や方針に合わないと損失が増える展開になりかねません。

投資を始める前に考えておきたい点

意外と注意点が多いと感じた方は、すでに投資に対する意識が高まっている証拠です。

NISA口座や証券口座など、すでに開設済みの方も多いかもしれません。

せっかく一歩を踏み出そうとしているなら、バランス型ファンドに限らず、他の選択肢にも目を向けてみるのがおすすめです。

次の章では、なぜバランス型ファンドをおすすめしないかを解説した上で、より自分に合った選択肢を見つけるためのヒントを紹介します。

バランス型ファンドをおすすめしない理由

コストが高く利益が出にくい

バランス型ファンドは、複数の資産をひとつにまとめて管理する仕組みのため、信託報酬が高く設定されやすい傾向があります。

とくにアクティブ型の商品では、年間1%以上の信託報酬と呼ばれる手数料が発生するケースも少なくありません。

バランス型ファンドは分配金が特別多いわけではないため、手数料がかさむと受け取れる利益も限られてしまいます

手数料によるロスを避けたい人には、バランス型ファンドはおすすめしない投資手段です。

資産配分を自分で調整できない

バランス型ファンドは、あらかじめ決められた資産構成で運用されるため、自分の判断で調整する自由がありません。

たとえば株式を増やしてリターンを狙いたいと感じても、比率を自分で調整できないのが実情です。

人それぞれ投資の目的やリスクの捉え方は異なり、固定された配分では対応しきれない場面も出てきます。

自分で資産比率を動かしたい人には、バランス型ファンドはおすすめしないタイプの運用商品です。

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成長重視・目的別投資に不向き

資産をしっかり増やしたいと考えている人には、バランス型ファンドはおすすめしない投資手段の1つに含まれます。

リスクを抑える構成になっているため、高いリターンを狙いにくい構造です。

また、教育資金や住宅購入など明確な目標を持つ人には、目的ごとの戦略が立てづらくなる特徴もあります。

運用の自由度が低い分、目的別にしっかり成果を出したい投資スタイルとは相性がよくありません

バランス型ファンドをおすすめしない理由から選ばれる投資方法

バランス型ファンドに疑問を感じるのは、それだけ投資に真剣に向き合おうとしている証でもあります。

「目的に合わない」「手数料が高い」などの理由で、バランス型ファンドをおすすめしない声を参考に他の選択肢へ切り替える人も。

ここでは、そうした方に向けて、投資スタイルや資産形成の目的に応じて選べる具体的な方法をご紹介します。

すでにNISA口座や証券口座をお持ちの方にも役立つ情報を含めていますので、ぜひ参考にしてみてください。

NISA口座で低コストに資産形成

NISAは、投資の利益が非課税になる魅力的な制度です。

ただし、その枠をどう使うかで将来のリターンが大きく変わります。

バランス型ファンドは運用コストが高いため、おすすめしないとの声も少なくありません。

その点、低コストのインデックスファンドなら、NISAの非課税メリットを効率的に活かした投資が可能になります。

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✅NISA銘柄のラインナップが豊富
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✅個別株の売買も可
メモ
バランス型ファンドもNISAの対象ですが、信託報酬は銘柄ごとに差があります。
取り扱い銘柄は証券会社によって異なるため、口座を作って低コストの商品を選ぶのが賢明です。

※ 参考 金融庁 投資商品の選び方

FXで短期運用

短期間で資産を増やしたい人には、FX(外国為替証拠金取引)の選択肢があります。

少額でも大きな取引ができるレバレッジ取引も可能で、効率よく資産を運用できるのが特長です。

バランス型ファンドをおすすめしない人にとっては、自分で判断しながら動かせるFXの投資スタイルが合っていると感じる人もいます。

自分の考えで運用していきたい方には、より主体的に取り組める投資方法といえるでしょう。

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メモ
FXは大きなリターンが狙える一方で、為替の変動によって損失が出るリスクもあります。
まずはデモ口座で取引の仕組みを体験してから、本番に移るのが安心です。

不動産投資で安定収入を狙う

バランス型ファンドをおすすめしない理由として、長期的な成長や安定収入を得るには物足りないと感じる声もあります。

そうした人に注目されているのが、資産価値を持ちつつ家賃収入も得られる不動産投資です。

インフレ対策や節税のメリットもあり、長期的な資産形成に向いています。

まずは無料のセミナーや個別相談を活用し、基礎知識からしっかり学びましょう。

不動産投資の無料セミナー
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メモ
不動産投資はまとまった資金と長期的な運用が必要ですが、安定した収入を見込める選択肢として注目されています。

証券口座の見直し

バランス型ファンドをきっかけに投資を始めたものの、「このままでいいのか」と感じている人も少なくありません。

すでに証券口座をお持ちの方でも、使い勝手や商品ラインナップ、手数料の違いによって投資のしやすさは大きく変わります。

自分で選ぶスタイルに切り替えるなら、取り扱い商品や手数料も踏まえて、証券口座を見直すのがおすすめです。

目的に合った証券会社を選ぶと、より納得感のある資産運用が実現しやすくなります。

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✅ NISAとの併用もスムーズ

バランス型ファンド以外の投資もおすすめしない人

生活費に余裕がない・余剰資金がない

バランス型ファンドに限らず、生活費にゆとりがなく、余剰資金を確保できない人には投資自体をおすすめしません。

急な出費のたびに投資資金を崩していると、資産価値が下がっているタイミングで、やむを得ず売却するリスクを抱えてしまいます。

元本保証のない投資では、数ヶ月分の生活費を確保したうえで、余ったお金で始めるようにしましょう

明確な目的や目標がない

「なんとなく安心そうだから」「NISAの枠があるから」といった曖昧な動機で始めると、投資方針がぶれやすくなります。

方向性が定まらないままでは、相場の動きに振り回されやすく、落ち着いた運用が難しくなるでしょう。

そうしたリスクを避けるためにも、まずは自分の投資目的やリスク許容度を明確にしておくのが得策です。

短期的な利益を期待しすぎる

バランス型ファンドは長期運用向けの設計であり、短期間で利益を求める人にはおすすめしません。

急激な利益を狙って焦ると、値動きの少なさに物足りなさを感じ、よりリスクの高い投資に手を出しやすくなります。

投資は時間を味方につけて増やすものという前提を理解したうえで取り組むのが得策です。

バランス型ファンドをおすすめしない理由と選ぶべき次の一手

「バランス型ファンドはおすすめしない」と言われる理由には、自由度の低さやリターンの物足りなさがあります。

投資の目的・リスク許容度・運用期間に合わせて、自分に合った手段を選択するのが資産形成の第一歩です。

それぞれの特徴を活かすためにも、目的に応じて複数の証券口座を併用しながら、柔軟に運用方法を選んでいきましょう

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