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楽天カードは任意整理できる?楽天カードを任意整理する場合の注意点を解説

楽天カードは任意整理できる?楽天カードを任意整理する場合の注意点を解説

「楽天カードは任意整理できる?」
「楽天カードを任意整理する注意点は?」

結論から言えば、楽天カードは任意整理の対象になります。

手続きによって遅延損害金や将来利息をカットできる可能性があり、毎月の返済額を抑えて無理のない返済計画を立てられます。

この記事では、楽天カードを任意整理する際のポイントや注意点、影響などを詳しく解説します。

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グッドカミング編集部
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楽天カードは任意整理できる?

ここではそもそも楽天カードは任意整理できるのかどうかについて解説します。楽天カード所有者で返済が困難な状況にある人はぜひ参考にしてください。

楽天カードも任意整理の交渉対象

楽天カードは任意整理可能です。そもそも任意整理とは債務整理の一種であり、任意整理を含めて以下のような種類があります。

・任意整理
・個人再生
・自己破産

このうち任意整理は、債権者との直接交渉を通して借金の返済条件の見直しを行います。

具体的には、分割返済に対応してもらえる、利息を免除してもらえるなどです。楽天カードで買い物をし過ぎてしまい支払いが滞っているといった人でも、任意整理が選択肢の1つとなります。

楽天カードが対象外になるケースはある?

楽天カードは任意整理の対象ですが、中には手続きの対象外となるケースもあるため注意が必要です。具体的には以下のようなケースが挙げられます。

  • 楽天カードの利用期間が短い
  • 返済能力が不足している
  • 楽天カードに不利な条件を要求している

楽天カードの利用期間が1年未満やそもそもの滞納額が少ないと、任意整理に応じてもらえないケースがあります。

利用期間が短いと、返済回数が極端に少ない・一度も返済していないケースが含まれるためです。

楽天カード所有者が任意整理に応じてもらうには最低でも1年以上のカード利用が必要だと考えておいてください。

そもそもの返済能力が不足しているケースも、任意整理の対象外となる恐れがあります。

✅収入が不安定である
✅収入が少ない

といった時は、いくら任意整理で減額や免除の対応を取ったとしても返済の見込みが立たないためです。

そして、任意整理の交渉の際に楽天カード側に不利な条件を提示した時も、対象外になることがあります。

例えば、長すぎる分割払いを求める・元金の減額を求めるといったケースです。

任意整理は楽天カード側が債務者に返済してもらうために応じるものであるため、債務者が自身のメリットのみで交渉に臨むとうまくいきません。

このように、楽天カードであっても任意整理に応じてもらえないケースがあるため覚えておいてください。

任意整理で楽天カードを整理するとどうなる?


ここでは、任意整理を行った後に楽天カードや関連サービスはどうなるのか解説します。

楽天カードをはじめとした楽天グループのサービスを利用している人は多いと考えられるため、ぜひ参考にしてください。

カードは強制解約される

楽天カードで任意整理を行うとカードは強制解約となり、それ以上の利用はできません。

このような対応は楽天カードに限ったケースではなく、他のカードでも任意整理を行うと強制解約されます。

強制解約となると、楽天ポイントも失効する可能性が高いです。

カードの強制解約に伴い、任意整理を行った本人名義で作成した楽天の家族カードも使用できなくなるため注意しなければなりません。

信用情報に事故情報が登録される

任意整理を行うと、信用情報機関にその情報が登録され、いわゆるブラックリスト状態になります。

ブラックリストに掲載されている間は、新規でのローンやクレジットカードの新規作成などができなくなるため注意が必要。

事故情報が登録されている間は保証人にもなれないケースが一般的です。

楽天銀行などグループ企業への影響も

楽天カードを任意整理すると、楽天グループの他のサービスに影響する恐れもあります。

・楽天ポイントは失効する可能性が高い
・楽天銀行カードローンを利用していると楽天銀行の口座が凍結される※楽天カードが保証会社の場合
・楽天モバイルや楽天市場での買い物は任意整理後でも引き続き利用可能

料金の支払いに楽天カードを使っている場合は、支払い方法の変更手続きを行いましょう。

楽天カードを任意整理するメリット

ここでは楽天カードで任意整理によってどういったメリットがあるのか解説します。任意整理をするか迷った時にぜひ参考にしてください。

返済総額が減らせる

楽天カードの任意整理を通して、利息の免除や遅延損害金のカットが期待できるため、結果的に返済総額を減らせる点は大きなメリットです。

原則3年での返済となるため借金の額によっては毎月の返済額が変わらない可能性がありますが、利息負担が少なくなれば元本の返済がより進みます。

財産を手放す必要がない

任意整理は、所有している財産を手放す必要がない点がメリットだといえます。

これは、任意整理の交渉相手を自分で選べるため。例えば2社以上からの借入があっても楽天カードのみ任意整理手続きを行うといった形を取れます。

ただし、銀行系ローンの任意整理を行う際は、その銀行に預けている預金は借金と相殺されると覚えておいてください。

取り立てが止まる

任意整理手続きを行うと取り立てが止まるため精神的なストレスが軽減されます。

なぜ取り立てがなくなるのかというと、弁護士や司法書士などが任意整理の手続きを受けた時点で債権者に対して受任通知を送るため。

受任通知を受け取ると債権者は債務者に借金の返済要求が一時的にできなくなり、弁護士や司法書士との交渉を行わなければなりません。

和解成立後は延滞せず、完済を目指しましょう。

楽天カードの借金で督促がきたらどうする?

ここでは楽天カードの支払い遅延により、督促が届いた場合の注意点について解説します。

その後の大きなトラブルに発展させないためにも参考にしてください。

放置はリスクが高い

督促が届いたにもかかわらず、放置したままにしていると法的手続きに移行するリスクがあるため無視はするべきではありません。

具体的には、一括請求や財産の差し押さえなどにつながるケースがあります。

ただし、督促が届いたからといって即座に法的手続きが始まるわけではないため、まずは放置せずに督促の内容を確認し、適切な対応をとるようにしてください。

放置していると何度も督促が届き、その後次の展開として法的手続きに移行する旨の内容が送られてきます。

支払いが困難な場合はすぐに相談を

支払いが難しいのであれば放置するのではなく、まずは楽天カード側へその旨を伝えましょう。

返済を待ってもらっても支払いが難しいのであれば専門機関等への相談をおすすめします。

具体的には弁護士や司法書士など。早い段階で相談しておけば、裁判に発展するリスクを回避できます。

初回相談は無料で行っている事務所もあるため、まずは話を聞いてもらうだけでも利用してみてください。

楽天カードを任意整理する手続きの流れ

ここでは楽天カードを任意整理する際に具体的にどのような流れで手続きが進むのか解説します。いざという時のためにもぜひチェックしてみてください。

1. 専門家への相談・依頼

まずは、弁護士や司法書士に任意整理を行いたい旨の相談を行います。

弁護士・司法書士はたくさんいますが、借金問題を豊富に取り扱ってきた方を選ぶのがおすすめです。

正式に依頼すると、債権者とのやり取りをすべて任せられるため、債務者自身の手間はほとんどありません。

2. 受任通知の発送

弁護士・司法書士は、債務者から任意整理の依頼を受けると債権者に対して受任通知を送ります。

受任通知とは、任意整理を行う旨を知らせる通知のことです。これを送ると、その時点で支払いの取り立てが止まり、直接連絡が届かなくなります。

3. 債務の調査・和解交渉

弁護士・司法書士は過去の取引を確認したうえで正確な借金額を確認し、楽天カードに対して返済条件の交渉を行います。

交渉にかかる期間は一概にはいえませんが、一般的には1〜3ヶ月程度かかると考えてください。

4. 和解成立・返済開始

和解案を楽天カード側が認め、交渉が成立したら、その条件に従って返済を行います。

返済は原則3年。できるだけ早く完済したいのであれば、ボーナス月に増額返済も可能です。

任意整理を検討すべきタイミング

ここでは任意整理を行うかどうかを検討するタイミングについて解説します。

具体的にいつ頃から任意整理が選択肢として現実的なものとなってくるのか、覚えておいてください。

すでに延滞している

楽天カードの支払いがすでに滞っており、今後も毎月の返済が難しいと感じるようであれば任意整理を検討し始めてください。

「まだ頑張ればなんとかできるかも」と思う人もいるかもしれませんが、早い段階での対応により選択肢が広がるほか、問題の拡大による精神的な不安も抑えられます。

問題を先送りにすると強制執行にも発展しかねないため、このタイミングでの任意整理の検討をおすすめします。

複数のカードローンを利用している

複数のカードローンを利用しており、楽天カード以外でも支払いが難しい状況になっている時も、任意整理を検討するタイミングです。

返済するために複数のカードローンを利用している状況は自転車操業であり、継続は困難だといえます。

その状態を続けても借金が減るどころかさらに膨らんでいくリスクもあるため、任意整理を通して返済計画を立て、生活再建を目指すべきです。

督促状や催告書が届いている

すでに楽天カードから督促状や催告書が届いているケースも、任意整理を検討するべきタイミングです。

なぜなら、督促状が何度も届くようだと、法的手続きに進むリスクが高くなるためです。

強制執行や財産の差し押さえなどを回避するためにも、自分で任意整理をする決断を下し、早い段階で借金返済に向けて歩んでいく必要があります。

精神的・生活的に限界を感じている

借金によるストレスやプレッシャーで生活に支障が出ている際は、一度立ち止まって債務整理を検討することが重要です。

任意整理は再スタートの選択肢として、多くの方に活用されています。

返済が生活費を圧迫すると、日常生活の質が低下し、精神的なストレスが増加する恐れがあるため、限界を迎える前に任意整理を検討してみてください。

まとめ|楽天カードの返済が厳しいなら任意整理の検討を

今回は、楽天カードで任意整理ができるのかどうか、任意整理を行うメリットや手続き後はどうなるのかといった点について解説しました。

楽天カードは任意整理の対象となり、手続きによって利息や遅延損害金の減額によって、無理のない返済計画を立てることが可能です。

カードの利用停止や信用情報への影響は避けられませんが、それでも生活を立て直すためには有効な手段といえます。

支払いに不安がある方や督促が届いている方は、できるだけ早めに弁護士や司法書士など専門家に相談し、自分に合った債務整理の方法を見つけてください。

借金の悩みは一人で抱え込まず、専門家と一緒に解決へ向けて動き出すことが大切です。

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