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借金の借り換えとは?借り換えがおすすめの人の特徴やメリット・デメリットを解説

借金の借り換えとは?借り換えがおすすめの人の特徴やメリット・デメリットを解説

「借金を借り換えると返済の負担が減るの?」
「借金がある人は誰でも借り換えるべき?」

既存のローン残債を別会社から借りたお金で返済するのが「借り換え」です。
より条件の良いローンに乗り換えると、以下のようなメリットがあります。

  • 毎月の返済額が減る
  • 金利が下がって利息負担が減る
  • 団体信用生命保険を見直せる

借金の返済が家計を圧迫しており、生活の余裕がない方に効果的なのが借り換えです。

借り換えのメリットとデメリットを解説するので、家計を見直したい方はご覧ください。

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グッドカミング編集部
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グッドカミングは、保険/資産運用/将来設計/投資など「お金」の悩みを解決するWebメディアです。ファイナンシャルプランナーが記事を監修し、情報の信頼性を担保。様々な経歴のライターが、自身の経験やお金に悩む人の体験談を基に記事を執筆しています。

借金の借り換えとは?

1社から借りたお金を、別会社から借りたお金で返済する行為を「借金の借り換え」と呼びます。

借金を借り換えられる商品が「借り換えローン」です。

既存のローン商品より低金利の借り換えローンに乗り換えると、利息の負担が減って最終的な総返済額も減少します。

返済すべき元金自体は変わりませんが、毎月の返済額が抑えられて家計の圧迫を防げたり、浮いたお金を貯蓄に回したりしやすくなるのが特徴です。

住宅ローンやマイカーローン、カードローンといった多くのローン商品が対象で、返済の負担を減らしたい方は検討すべき商品といえます。

過去のローン審査時より収入が減り、返済負担率が高くなっている方にもおすすめです。

返済負担率とは?
手取り年収に対する返済額の割合。一般的に20%〜25%の割合だと返済と家計を両立しやすい。

毎月の返済負担を減らしたいなら任意整理の検討もひとつの方法です。

詳しくは「任意整理のデメリットとメリットを徹底解説|後悔しない選択のため」をご覧ください

借り換えと似た「おまとめローン」とは?

借り換えローンに似た商品として、「おまとめローン」が挙げられます。

借り換えローンは1社のローンが返済対象ですが、おまとめローンは2社〜3社から借りた複数のローンが返済対象です。

返済条件が異なる借金を同じ条件で一本化できるので、返済管理をグッと楽にするメリットがあります。

毎月複数回あった返済日が1回になったり、低金利ローンへ変更して総返済額が減ったりと、多重債務状態ならではの悩みを解決できるのが強みです。

消費者金融やカードローンなど、高金利の借り入れが多い状態でおまとめローンを利用し、金利を見直すと借金の負担を減らしやすいといえます。

借り換えローンとおまとめローン共に、既存の借金の返済負担を減らせるのが特徴です。

借金を借り換える3つのメリット

借金の返済条件は、審査通過時の収入や雇用状態などに応じて決められます。

しかし、働き方の変化や度重なるライフイベントによっては、当初の条件では返済が難しくなる状況も少なくありません

返済の負担が重く感じた時は、多くのメリットがある借り換えローンを使って収支をコントロールするのがおすすめです。

借金を借り換える具体的なメリットを解説するのでご覧ください。

1. 低金利で返済負担を軽減できる

既存のローンより低金利の借り換えローンを使えば、返済金利が下がって毎月の返済額も減少します。

金利がたった0.数%違うだけで最終的な返済額が大きく異なるので、より条件が良い借り換えローンを見つけたら積極的に利用するのがおすすめです。

借入額が大きく、返済期間が長い住宅ローンのような商品は、金利が0.2%下がるだけでも最終的に数十~数百万円を節約できます。

2. 金利上昇のリスク対策になる

借金を借り換えて金利を下げると、万が一金利が上昇しても返済額を必要以上に増やさずに済みます

ローンを組んだ時期より高金利になると、利息負担が増えて毎月の返済額も想定以上になりかねません。

しかし、借り換えで金利を低く見直せば、仮に経済状況の変化で金利上昇しても、借り換え前の金利までの上昇に抑えやすくなります。

他にも「変動金利型」のローンを「固定金利型」の借り換えローンに変えて金利上昇を防ぐ方法も一つの手です。

3. 団体信用生命保険を見直せる

住宅ローンの借り換え時なら、団体信用生命保険(団信)を見直せるのもメリットです。

ローンを組んだ時に加入した団信によっては、保証内容が高度障害や死亡に限られるケースが少なくありません。

住宅ローン借り換え時に団信も見直せば新たに多くの病気をカバーでき、万が一契約者本人が倒れても家族に返済の負担を負わせずに済みます。

現在の団信に心許なさを感じる場合は、がん特約や8大疾病など、手厚い保障が受けられる団信への変更がおすすめです。

借金を借り換える3つのデメリット

返済負担を減らすのに役立つ借り換えローンですが、利用するタイミングを誤ると逆に返済負担や手間が増えかねません

借金の借り換え時に注意したい3つのデメリットを解説するのでご参考にしてください。

1. 借り換えの審査がある

借り換え専用商品も「ローン」の一種なので、利用する前には審査が行われます。

特に住宅ローンのような融資額が大きなローンの借り換えでは、数週間から1ヶ月以上かけて厳密に審査するのが一般的です。

過去に住宅ローン審査に通過した人でも、当時と現在で雇用形態や収入、信用情報が変わっていれば審査落ちする可能性は十分にあります。

将来的に借り換えを検討しているなら、現在の返済を滞らせず信用力を維持できるよう努めてください。

2. 手数料が発生する

借り換えローン契約時には手数料が発生します。

住宅ローンを借り換える時は特に手数料が増えるため、一時的な出費に向けてお金を貯えておかなければなりません

【住宅ローンを借り換える時の主な手数料】

費目 内容
印紙税 借り換え契約書に貼付するための税金
保証料 保証会社を利用する場合に必要(不要な場合もあり)
事務手数料 借り換え先の金融機関に支払う手数料
全額繰上返済手数料 現在のローンを一括返済する際にかかる手数料
保証会社事務手数料 保証料とは別に保証会社に支払う事務費用
登記手数料 不動産登記の変更にかかる費用
抵当権設定登録免許税 新たに抵当権を設定するための税金
司法書士報酬 登記などを依頼する司法書士への報酬
団信保険料 団体信用生命保険に加入する場合の保険料
合計費用の目安 約30万円~100万円(条件によって変動)

3. 返済期間が長くなると総返済額が増える

借り換えローンで毎月の返済額を減らしすぎると、返済期間が長期化して総返済額が増えやすくなります。

返済回数が増えれば利息を支払う回数も自ずと増えるため、トータルでは借り換え前の方がお得になりかねません。

家計の圧迫を防げるメリットと、定年退職後も返済が続くデメリットを天秤にかけながらの検討が必要です。

借金の借り換えを成功させるためのポイント

やみくもに借り換えローンを利用するだけでは借金の負担は減りません

借り換えを成功させるポイントを解説するのでご覧ください。

1. 低金利のローンを選ぶ

既存のローンより金利を下げて利息負担を減らすのが借り換えローンの主な目的です。

現在借りているローンより高い金利の借り換えローンを選ぶと、かえって利息負担が増加します。

住宅ローンを借り換えるなら、約0.3%〜1%程度の金利が下がる商品を探すと良いでしょう。

2. 利用しやすい金融機関を選ぶ

利用しやすい金融機関が提供している借り換えローンを選ぶのも重要です。

スマホアプリで諸手続きができたり、自宅から近い場所に支店がある機関を選んだりすると、疑問が生まれた時に簡単に相談できます。

お金の負担だけじゃなく、移動や相談の手間も省ける金融機関を選ぶと、より返済がしやすくなるでしょう。

借金の借り換えだけでなく債務整理を検討するのも一つの手段

借金の利息が膨らんで毎月の返済が苦しい、多重債務で悩んでいる方は債務整理も検討してみましょう。

初回は相談無料の事務所も多数あります。

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【アヴァンス法務事務所】…解決報酬金11,000円/1社、減額報酬11%、過払い金を取り戻した場合は過払い金に対して22%の成功報酬、別途事務手数料あり
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【アース法律事務所】…ただし、残債務のない債権の調査、過払い請求は着手金無料/解決報酬金1社あたり22,000円/減額報酬金として、減額した金額の11%相当額

借金の借り換えについて:まとめ

借り換えローンで既存の借金を借り換えると、金利や返済期間の見直しによって返済の負担を軽減しやすくなります。

毎月の返済額が減れば家計も正常化し、必要な部分にお金を使える場面も増えるでしょう。

しかし、借り換えローンは住宅ローンと同様に審査や手数料が必要なので、誰でも簡単に利用できるわけではありません。

商品の選び方を誤ると負担が大きくなるケースもあるため、返済シミュレーションを通して慎重な判断が必要です。

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